Trae Young 電撃獲得とサー+クリバリー+Tre Johnson+ジョージ “4人若手コア” の本格化
2024-25 シーズンの 18勝64敗(東15位) から、2025-26 シーズンは 17勝65敗でフランチャイズ史上2番目のワースト記録、東15位(最下位)、5季連続PO 不出場 の暗黒期延長。しかし2026年1月9日、Atlanta Hawks との電撃トレードでTrae Young(4× オールスター)獲得(CJ McCollum+Corey Kispert 放出、指名権なし)。2024年6月ドラフト Alex Sarr 全体2位指名(フランス出身、Perth Wildcats)+2025年6月ドラフト Tre Johnson 全体6位指名(Texas 大、ROY 候補)+Kyshawn George 2年目のブレイク(左肘UCL 断裂で離脱)+Bilal Coulibaly 3年目 の “4人若手コア” 拡張+Young 加入で、Brian Keefe HC 2.5年目の再建モードは新フェーズに突入した。

2026/1/9 Trae Young 電撃獲得
シーズン中の試合中(?)の電撃トレード、Trae Young → Wizards、CJ McCollum+Corey Kispert → Hawks(指名権なし)。Young は 4× オールスター、平均25点台+10アシスト級のPG、Hawks 期7年のフランチャイズPG が突然のトレード。Wizards 在籍期はわずか 5試合(右大腿挫傷+右膝MCL 捻挫で長期離脱)。
2025/6 Tre Johnson 全体6位
2025年ドラフト全体6位で Tre Johnson(Texas 大、SG、19歳) 指名。2025-26 平均12.2得点・1.9三本(60試合・42先発・24.1分)、プルアップ3P 43.4%(リーグ4位)、コーナー3P 51.2%(ルーキー3位)。12月以降の15試合で15.1得点・2.6三本/試合のROY 候補級の急成長。
Kyshawn George ブレイク
2024年ドラフト24位指名のKyshawn George(カナダ出身、Miami 大)が2年目で大ブレイク。平均14.8/5.1/4.5、3P 38.1%(48試合)、キャリアハイ34得点(vs Mavs)。3月2日以降は左肘遠位UCL グレード2損傷で残りシーズン全休、健康時の数字は完全な3rd オプション級。
1. フランチャイズ史 — Baltimore Bullets から Washington Wizards へ
ワシントン・ウィザーズは 1961年シカゴ・パッカーズとして創設(NBA 拡張球団)、1962-63 シカゴ・ゼファーズ→1963-64 Baltimore Bullets→1973-74 Capital Bullets→1974-1997 Washington Bullets→1997-現在 Washington Wizards と NBA で最も改名回数の多いフランチャイズの1つ。
黄金期は1970年代、Wes Unseld(1968 ROY、1969 MVP)+Elvin Hayes(10× オールスター)+Earl Monroe+Bobby Dandridge の中核で 1971・1975・1978・1979 の4度ファイナル進出。1978 NBA 優勝(Bullets 期、フランチャイズ史唯一のNBA Championship)、HC Dick Motta の “Stifle the Crowd” 戦術で vs Seattle SuperSonics 4-3 で勝利、Unseld FMVP。
1997年に “Wizards” 改名(Abe Pollin オーナー、銃暴力問題への配慮)、その後の30年間で PO 進出14回・1R 突破4回のみ の低迷期。2004-2017 John Wall 期(2017 ECSF 進出が最高)、2012-2023 Bradley Beal 期(PO 1R 突破止まり) も連続的な優勝候補化に届かず。2023年6月Beal→Phoenix Suns トレード で完全再建モードへ移行、2024-25・2025-26 はリーグ最下位級の暗黒期。
2. 2025-26 主力ロスター完全解説
3. HC Brian Keefe 2.5年目の戦術哲学 — “4人若手コア育成+Young のオンボール”
HC Brian Keefe(2024年1月就任、2025-26 で2.5年目)は、NBA 屈指の “若手育成派”。Pittsburgh 大コーチング経歴→Wizards アシスタント10年(2013-2024)→2024年1月、Wes Unseld Jr. HC 解任後の代行→正式昇格の生え抜き昇格。NBA 32チームHC で最年長級の経歴(53歳)、フランチャイズ DNA を熟知。
2025-26 の戦術核は「4人若手コアの育成最優先+Young 加入後の “オンボール・ハンドラー” 整理」。Sarr のハイポスト・プレーメイク+リム守備、Coulibaly のスイッチ守備+カットイン、Tre Johnson の3P 射撃+ピックロール、George の万能ウィング(健康時)の 4人同時オンコート が 2025-26 シーズン最高のNet Rating ラインアップ。Young 加入後は “Young のオンボール起点 + 4人コアの3P/カット” 構造に再設計の可能性。Carrington(2024年ドラフト14位PG)のスターター・ローテ確保 も Young 不在時の保険として機能している。
Keefe の評価は “勝率は最下位だが、若手育成のKPI は達成” という形。Sarr のFG 48.2%への改善(ルーキー時 39.4% から大幅向上)、Tre Johnson のプルアップ3P 43.4%、George のFG 43.8%/3P 38.1% は Keefe の “オンコート・コーチング” の成果 として評価される。フロント Michael Winger 社長+Will Dawkins GM の長期再建計画と一致した戦術哲学。
4. Trae Young 獲得の意義と長期戦略
2026年1月9日のTrae Young 獲得は “指名権なしの異例トレード”。Hawks 側は CJ McCollum+Corey Kispert(共にベテラン2名、合計年俸$40M) を獲得、Wizards 側は 4× オールスター級の Young(27歳、長期延長契約2027 まで) を手に入れる構造。Wizards GM Will Dawkins の “再建期に意外性のあるスター獲得” 戦略が結実した形。
Young は Wizards 在籍期わずか5試合(右大腿挫傷+右膝MCL 捻挫) で2025-26 はほぼ全休、2026-27 シーズン完全復帰 が現実的なシナリオ。長期的には Young+Sarr の “Two-Man Game”(PG ハンドラー+ストレッチ5)、Coulibaly+George+Tre Johnson のウィング・トリオ で東PO 圏内(Play-In 候補)を狙う計算。Young の “オンボール・スコアリング+プレーメイキング”(Hawks 期キャリア平均25.5/4.0/9.5)はWizards 期最大のアップグレード、Tre Johnson のオフボール3P スレッドと完璧に補完する。
5. 東カンファレンス順位 — 最下位グループの再建本気度
| 順位 | チーム | 核選手 | 強み | 不安要素 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | Cleveland Cavaliers | Mitchell/Mobley/Garland | 東1位、Mobley DPOY 級 | PO 経験不足 |
| 2位 | Knicks | Brunson/KAT/Bridges | Big Three、Mike Brown 戦術 | PO クラッチ |
| 3-4位 | Magic | Paolo/Wagner/Bane | Bane 加入で攻撃力向上 | Paolo 怪我リスク |
| 3-4位 | Pacers | Haliburton/Siakam | 2024-25 ファイナル進出 | Turner 放出 |
| 5位 | Bucks | Giannis/Turner/Kuzma | ヤニス、Turner ストレッチ5 | Lillard 不在 |
| 5-7位 | Celtics | Brown/White/Pritchard | 2024 優勝経験 | Tatum 実質欠場 |
| 10-12位 | Hornets | LaMelo/Miller/Bridges | LaMelo 健康時の爆発力 | 怪我多、若手 |
| 10-12位 | Bulls | Giddey/Buzelis/Vučević | 若手再建中 | 無リーダー |
| 15位(最下位) | Wizards | Sarr/Coulibaly/Tre Johnson/George/Young | 4人若手コア、Young 加入 | Young 怪我、ロスター薄 |
Wizards は 東15位(最下位)+フランチャイズ史2位ワースト17勝の再建モード。2026年5月ドラフトロッタリー での上位指名権獲得が最大の戦略目標、2027 ドラフト全体1位候補AJ Dybantsa(BYU 大) 獲得に向けたタンキングが暗黙の戦略。2026-27 シーズンにYoung 完全復帰+若手2年目/3年目で東PO 圏内(Play-In 候補) 復帰、2028-29 までに東中位コンテンダー を目標とする長期計画。
ウィザーズ 2025-26 を定義する5つの真実
- Sarr のリム守備が “未来のDPOY 候補”。2024年ドラフト全体2位の Alex Sarr は ブロック2.0/試合、被FG 52%(リーグ90パーセンタイル相当) でルーキー2年目にしてエリート級リム守備を確立。フランス出身、ウィングスパン226cm、Wembanyama に次ぐ “次世代フランス系C” としての完成形が見えてきた。
- Tre Johnson のROY 候補。2025年ドラフト全体6位の Tre Johnson は プルアップ3P 43.4%(リーグ4位)、コーナー3P 51.2%(ルーキー3位)。12月以降の急成長で ROY 投票圏内(候補:Cooper Flagg=Mavs、Tre Johnson、VJ Edgecombe=76ers)、外角射撃の完成度はDraft 期の評価を上回る形。
- Young 加入の意義。“指名権なしの異例トレード” で獲得したTrae Young は 4× オールスター、平均25点台+10アシスト級のPG、Wizards 期では 2018 John Wall 以来の “オンボール・スコアリングPG”。怪我からの完全復帰(2026-27 想定)後は、Sarr+Tre Johnson+Coulibaly+George との5人ラインアップで東PO 圏内競争の起点となる。
- George のブレイクと UCL 断裂の悔やまれる中断。2024年ドラフト24位指名のKyshawn George が 2年目で平均14.8/5.1/4.5、3P 38.1%、キャリアハイ34得点 の大ブレイク。3月の左肘UCL グレード2損傷 で残りシーズン全休となったが、健康時の数字は完全な “3rd オプション” 級。“24位指名のスチール” として2024 ドラフトクラス最大の勝者の1人。
- 2026 ロッタリー戦略と “AJ Dybantsa 狙い”。17勝65敗の 東15位最下位+フランチャイズ史2位ワースト は、2026年5月ドラフトロッタリー で全体1位指名権獲得確率を最大化(14% シード)。2026年ドラフト全体1位候補AJ Dybantsa(BYU 大、6’8″ ウィング、Cooper Flagg 後継の “白人スターウィング” 候補) 獲得を暗黙の戦略目標、Wizards 再建の長期ピース・ファイナルとして位置づけ。
6. 2023-24→2025-26 戦績比較
| シーズン | 勝/敗 | 順位 | 主軸の変化 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 2022-23 | 35勝47敗 | 東12位 | Beal+Kuzma+Porziņģis(Beal トレード前) | PO 不出場 |
| 2023-24 | 15勝67敗 | 東15位 | Kuzma+Tyus Jones+Poole(再建元年) | PO 不出場(フランチャイズ最悪) |
| 2024-25 | 18勝64敗 | 東15位 | Sarr ルーキー+Coulibaly+George+Kuzma(2月Bucks へ) | PO 不出場(4年連続) |
| 2025-26 | 17勝65敗 | 東15位 | Sarr+Coulibaly+Tre Johnson+George+Young(1月加入) | PO 不出場(5年連続、史上2位ワースト) |
| 2026-27 予想 | 30-35勝想定 | 東12-13位 | 4人若手コア成長+Young 完全復帰+ロッタリー新人 | Play-In 圏内目標 |
7. 観戦ガイド — Capital One Arena/Monumental Sports Network/NBA docomo(lemino)
Capital One Arena(旧MCI Center→Verizon Center、1997年12月開業)は収容人数 20,356人(バスケットボール時)、ダウンタウンWashington D.C. のChinatown エリア。NBA Wizards+NHL Washington Capitals+NCAA Georgetown Hoyas の3チーム共用本拠地、Metro Red/Green/Yellow Line のGallery Place 駅から直結。命名権変遷:MCI Center(1997-2006)→Verizon Center(2006-2017)→Capital One Arena(2017-現在)。Monumental Sports & Entertainment(Ted Leonsis オーナー) 所有でWizards+Capitals+WNBA Mystics+NHL Hershey Bears の “Big 4” を統括。チケット価格は中位ロワー(200・100セクション)で 1試合$50-$150(再建期で安価)、コートサイドは $1,000-$3,000。日本での試合中継は NBA docomo(lemino)(月額980円~、週10〜15試合配信)、米国地元局は Monumental Sports Network(Ted Leonsis 所有RSN、2023年7月開局)。スター・ジャージ販売は Sarr #20+Coulibaly #0+Tre Johnson+Young #11 がベストセラー。
Wizards レプリカジャージ
Wizards レプリカジャージ
Wizards ルーキージャージ
Wizards レプリカジャージ
Wizards 全試合視聴可
Wizards ロスターでプレイ
NBA.com Washington Wizards Team Page/Basketball-Reference 2025-26 Wizards Roster/ESPN Alex Sarr / Bilal Coulibaly / Tre Johnson Player Pages/Monumental Sports Network/The Athletic Wizards Beat/Spotrac.com(契約金額)。スタッツは2026年4月時点の公式記録。
執筆: SportsPulse 編集部
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