【グループステージ総括】「FIBAバスケットボールワールドカップ2027 アジア地区1次予選」が全日程を終了。男子日本代表(AKATSUKI JAPAN)はグループBで4勝2敗・グループ1位となり、2次ラウンド進出を決めた。八村塁・河村勇輝を欠く布陣ながら、ジョシュ・ホーキンソンと渡邊雄太を軸に安定した戦いを見せた6試合を振り返る。
4勝2敗でグループB首位通過 ── 1次ラウンドを振り返る
2025年11月に開幕した「FIBAバスケットボールワールドカップ2027 アジア地区1次予選」。日本はチャイニーズ・タイペイ、中国、韓国と同じグループBに入り、ホーム・アンド・アウェー方式で全6試合を戦った。3つのWindow(開催期間)にまたがった長丁場を、日本は4勝2敗のグループ1位で完走。堂々の首位で2次ラウンドへと駒を進めた。
■ 日本代表 1次ラウンド 全6試合の結果(グループB)
| 日程 | 対戦 | 会場 | スコア | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 11/28 | vs チャイニーズ・タイペイ | H | 90-64 | 〇 勝 |
| 12/1 | vs チャイニーズ・タイペイ | A | 80-73 | 〇 勝 |
| 2/26 | vs 中国 | H | 80-87 | ● 負 |
| 3/1 | vs 韓国 | H | 78-72 | 〇 勝 |
| 7/3 | vs 中国 | A | 92-73 | 〇 勝 |
| 7/6 | vs 韓国 | A | 79-81 | ● 負 |
出典:バスケットボールキング、DAZN、日本経済新聞、FIBA公式
2連勝発進 ── チャイニーズ・タイペイを連破
Window1、日本はまずチャイニーズ・タイペイとの2連戦から。初戦(神戸)は渡邊雄太の20得点を筆頭に90-64で快勝。続く敵地・台湾でのアウェー戦も、西田優大の18得点などで80-73と競り勝ち、いきなり2連勝でグループ首位に立った。ホーム・アウェーの環境差をものともせず、予選を理想的な形でスタートさせた。
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ホームでの黒星から、敵地でのリベンジへ ── 対中国の物語
予選を通じて最大の分岐点となったのが、ライバル・中国との2試合だ。Window2の初戦(2月・沖縄)では、日本は最大15点をリードしながら第3クォーターに失速し、80-87で逆転負け。予選初黒星を、しかもホームで喫する痛い一敗となった。
しかし日本は、この敗戦を約4か月後に見事に返してみせる。Window3の敵地・中国戦(7月)では、大アウェーの雰囲気の中で92-73と19点差の完勝。ホーキンソンがチームトップの27得点をマークし、ワールドカップ予選では史上初となる対中国勝利を挙げると同時に、2次ラウンド進出を確定させた。ホームでの苦い黒星を、敵地での快勝で塗り替えた──負けから学び、次に返す。日本代表の成長を象徴する2試合となった。
韓国とは1勝1敗 ── 日韓対決は互角の激戦
グループ内で最も競り合ったのが韓国との2試合だった。Window2のホーム戦(3月・沖縄)では、日韓の首位決戦を78-72で制し、桶谷大ヘッドコーチ体制での初勝利を記録。一方、Window3のアウェー戦(7月)は、すでに2次ラウンド進出を決めた状態で臨んだが、ホーキンソンの30得点や渡邊雄太の奮闘で終盤に猛追しながらも79-81の2点差で惜敗。日韓のライバル対決は、互いにホームで1勝ずつを分け合う互角の結果となった。
チームを支えた柱 ── ホーキンソンと渡邊
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八村塁、河村勇輝といったトップ選手を欠く布陣ながら、日本が安定して勝ち点を積み上げられた背景には、軸となる選手たちの存在がある。帰化センターのジョシュ・ホーキンソンは、リバウンドとインサイドの得点で大黒柱として君臨し、中国戦の27得点、韓国戦の30得点など勝負どころで得点を量産。キャプテン格の渡邊雄太も、初戦の20得点をはじめ攻守両面でチームを牽引した。西田優大、馬場雄大、富永啓生、齋藤拓実、富樫勇樹らも要所で存在感を示し、総合力で6試合を戦い抜いた。
2次ラウンドへ ── 首位通過が示すもの
4勝2敗という数字は、決して圧倒的ではない。ホームで中国に敗れ、最終戦でも韓国に競り負けた。それでも、敵地で中国を19点差で下し、韓国とのホーム決戦を制した内容は、日本代表が着実に力をつけていることの証だ。主力を欠きながらグループ1位で1次ラウンドを突破した事実は、チームの総合力と選手層の厚みを物語っている。W杯本大会(2027年)に向けた戦いは、いよいよ2次ラウンドへと舞台を移す。
その2次ラウンドの組み合わせと日程も確定した。2次ラウンドは2026年8月27日に開幕し、日本の初戦はアウェーでのサウジアラビア戦から。1次ラウンドの成績を持ち越す方式で、グループBとグループDのチームが合流したグループFで争われる。日本が入るグループFの顔ぶれは以下の通りだ。
■ 2次ラウンド グループF(1次ラウンドの成績を持ち越し)
| 1位 | レバノン | 5勝1敗 |
| 2位 | 日本 | 4勝2敗 |
| 3位 | カタール | 4勝2敗 |
| 4位 | 韓国 | 3勝3敗 |
| 5位 | 中国 | 3勝3敗 |
| 6位 | サウジアラビア | 3勝3敗 |
出典:バスケットボールキング、FIBA公式(2026年7月7日時点)
アジア地区からW杯本大会への出場権が与えられるのは、開催国カタールを含めて8チーム。2次ラウンドの各グループ上位3チームに加え、両グループの4位のうち成績上位の1チームが出場権を得る。1次ラウンドで対戦した韓国・中国とは引き続き同居する形となり、日本にとっては馴染みのライバルとの再戦を含む戦いが続く。まずは8月27日のサウジアラビア戦が、本大会への切符を目指す2次ラウンドの初戦となる。
参考・出典
・バスケットボールキング(各試合レポート/2025年11月〜2026年7月)
・DAZN、日本経済新聞、デイリースポーツ(アジア予選 各試合報道)
・公益財団法人日本バスケットボール協会 各Window ロスター・結果発表
・FIBA公式(fiba.basketball)FIBA Basketball World Cup 2027 Asian Qualifiers
執筆: SportsPulse 編集部
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最終更新日: 2026年7月7日 | 編集方針
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📅 更新履歴
| 日付 | 変更内容 |
|---|---|
| 2026年7月7日 | 初回公開 |
✅ ファクト再検証
最終検証日:2026年7月7日
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