F1 初心者向け 難易度 ★★☆☆☆

角田が去り、ローソンが来た──RBは「踏み台チーム」から脱却できるか

投稿日:2026年02月17日 約12分で読める 初心者向け
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  • 角田が去り、ローソンが来た──RBは「踏み台チーム」から脱却できるかの要点を短時間で把握できます。
  • F1の前提知識と戦術ポイントを切り分けて理解できます。
  • RBの歴史は「卒業」の歴史だ。セバスチャン・フェッテル、ダニエル・リカルド、マックス・フェルスタッペン、そして角田裕毅。育てたドライバーはレッドブルに引き上げら
Racing Bulls 2026年現在地インフォグラフィック──ローソン×リンドブラッド体制、リンドブラッド豪GP P8デビュー、Faenzaの「踏み台チーム」が中団台風の目に
SportsPulse オリジナルインフォグラフィック / 2026年シーズン4戦終了時点

現在地:ローソン+ルーキーで「踏み台チーム」が独自競争力を見せる

2026年シーズン開幕4戦(豪・中・日・マイアミ)を終えた時点で、Visa Cash App Racing Bulls F1 Team はコンストラクターズ 中団中位で推移。事前予想は「ローソン立て直し+ルーキー苦戦」だったが、実際は逆で リンドブラッドが豪GPでF1デビュー戦P8(4ポイント)という強烈なインパクト、ローソンも中国GPでスプリント+本戦の連続P7。VCARB 03 のシャシーバランスが新規定下で良好に仕上がり、レッドブル本体(RB22)が苦戦している中で「兄チーム」を上回るペースを見せる場面さえ生まれた。「踏み台チーム」と長らく揶揄されてきたチームが、独自の競争力で中団台風の目に。

コンストラクターズ
中団中位
事前予想を上回る順位推移

豪GP デビュー
P8
リンドブラッド 4ポイント獲得

中国GP
P7×2
ローソン Sprint+本戦ダブル入賞

「Visa Cash App Racing Bulls」へ:FinTech時代の新スポンサー構造

💳 改称の系譜:Minardi → Toro Rosso → AlphaTauri → RB → Racing Bulls
2024年に「RB」、2025年から正式に「Visa Cash App Racing Bulls F1 Team」(VCARB)として参戦。Visaが決済プラットフォーム、Cash App(Block社)がデジタルウォレット領域をスポンサー支援。

北米市場での F1 人気拡大を背景に FinTech系企業との大型契約が成立。元々はミナルディ(1985-2005)→ トロ・ロッソ(2006-2019)→ アルファタウリ(2020-2023)→ RB(2024)→ Racing Bulls(2025-)と複数回の改称を経てきた歴史を持つ。2026年のリバリーは2025年版を踏襲したホワイト+ネイビーをベースに、スポンサーロゴが整理された洗練されたデザインに。

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ローソン × リンドブラッド:「ジェットコースター帰還組」と「衝撃のルーキー」

🇳🇿
#30
Liam Lawson
23歳・NZ / F1フルシーズン2年目 / 2025RB→本体→RBの異例キャリア

🇬🇧
#50
Arvid Lindblad
19歳・英 / F1デビューイヤー / 豪GP P8デビュー=今季最大のサプライズ

ローソンは2002年生まれの NZ 人で、2025年は 前半RB → 中盤レッドブル本体 → 第3戦から再びRBへ降格→継続というジェットコースター的展開を経験。アグレッシブなオーバーテイクとタイヤマネジメントの巧みさが特徴で、Racing Bulls での2025年後半は安定したポイント獲得でチームの6位フィニッシュに貢献した。リンドブラッドは2007年生まれの英国人で、F2を1シーズン(2025年)戦った後にF1昇格。レッドブル・ジュニア・プログラム出身の若手として、豪GPで早速P8入賞を果たすなど、ルーキーとは思えない走りを見せている。

VCARB 03 技術解説インフォグラフィック──Faenza初Fordブランドエンジン搭載車、Red Bull Ford Powertrains、ハイブリッド開発体制
SportsPulse オリジナルインフォグラフィック / VCARB 03 技術解説

VCARB 03:Faenza 初の「Fordブランド」エンジン搭載車

Red Bull Ford PU
レッドブル本体 RB22 と同じ Red Bull Ford Powertrains 製 PU を共有。Faenzaチームは 2017年トロ・ロッソSTR12(Renault PU)以来、Hondaから離れた設計に。

ハイブリッド開発体制
レッドブル・テクノロジー(Milton Keynes)からギアボックス・サスペンション要素を受領、独自モノコックと空力で構成。

Faenza自立性向上
2025年から強化された「Faenzaの自立性向上」プロジェクトの延長。シャシー設計の独自度がVCARB 03でさらに一段上がる。

VCARB 03 のシャシー特性として、「メカニカルグリップが安定・タイヤデグラデーションが緩やか・ストレートエンドの伸びは中団グループ平均」といった傾向が見え、決勝でのレース展開を待てるタイプのクルマと評価できる。RB22 苦戦の中でも、独自シャシーと安定運用で「兄を上回る」場面が出てきている。

開幕4戦の戦況:リンドブラッド劇的デビューとローソンの安定感

第1戦 ★
オーストラリアGP
リンドブラッド:
P8
F1デビュー戦4ポイント

第2戦 ★
中国GP
ローソン:
P7×2
Sprint+本戦ダブル入賞

第3戦
日本GP
ローソン:
入賞
リンドブラッドも食らいつく

第4戦
マイアミGP
ローソン:
入賞
リンドブラッドはルーキー戦

4戦で計 15〜20ポイント前後の獲得は、事前予想を上回る成果。VCARB 03のシャシー特性は決勝レース展開待ちタイプ。「メカニカルグリップが安定」「タイヤデグラデーション緩やか」「ストレートエンドは中団平均」で、レース運びの巧さが結果に直結する。

アラン・パーメイン TP

2025年8月就任。ルノー/アルピーヌで長年レーシングディレクターを務めた英国人。メキース昇格後の継承人事として、現場経験とミドルチーム運営ノウハウが評価された。

「Racing Bulls は単なる育成チームではなく、独自の競争力を持つチームでありたい」と発言。シャシー独立性とレッドブル本体の関係維持のバランスが問われる。

角田裕毅リザーブ転出

2026年シーズンはレッドブル・テスト&リザーブドライバーへ。日本人ドライバーがF1のフルタイムシートを失うのは2009年以来の事態。

背景には Honda がアストンマーティンへPU供給先を変える商業的事情、レッドブル本体がアジャー登用を選んだ判断などが複合的に絡む。日本人F1ドライバー系譜が一旦休止する節目。

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Faenzaファクトリー:「踏み台チーム」から「育成エリート集団」へ

FOUNDED
1985
Minardi 創設から40年

改称回数
5
Minardi→TR→AT→RB→RB

育成OB
7+
フェッテル・フェルスタッペン他

ファエンツァ(イタリア・ロマーニャ州)は ミナルディ時代の1985年から続く小規模ファクトリーで、近年はチーム名変更ごとに段階的にアップグレード。風洞・CFD・コンポジット・シミュレーターをコンパクトに集約した運用効率重視のオペレーション。レッドブル本体(Milton Keynes)から物理的に離れている分、独立した意思決定文化が育っている。これまで フェッテル、リカルド、フェルスタッペン、ガスリー、サインツ、角田、ローソン、ハジャーといったドライバーをF1へ送り出してきた育成のメッカ。「踏み台チーム」と揶揄される時期もあったが、現在のRacing Bullsは独自競争力で「育成エリート集団」への進化を見せている。

2026年シーズン後半に注目すべき5つのポイント

第一
リンドブラッドのデビュー戦P8の勢いを後半まで保てるか

第二
ローソンが「兄チーム」を抜き続けられるか

第三
VCARB 03 のシャシー独自度が中盤UPDで進化するか

第四
パーメイン体制が「踏み台脱却」を組織として実現できるか

第五
角田の2027年復帰シナリオは現実度を高められるか

Racing Bulls の2026年は、独自競争力で「踏み台チーム」のレッテルを書き換えるかが問われる年。ファエンツァの育成DNAが、ローソンとリンドブラッドという新世代を通じて新しい物語を始めた。

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Visa Cash App Racing Bulls の新リバリーを応援するファンギアと、ファエンツァ40年の育成系譜を深掘りする書籍。

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📅 更新履歴
日付変更内容
2026年2月17日初回公開
2026年5月18日情報を更新
✅ ファクト再検証

最終検証日:2026年5月18日

SportsPulse 編集部が公開情報をもとに内容を確認しています。情報は確認時点のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください。

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