
現在地:ローソン+ルーキーで「踏み台チーム」が独自競争力を見せる
2026年シーズン開幕4戦(豪・中・日・マイアミ)を終えた時点で、Visa Cash App Racing Bulls F1 Team はコンストラクターズ 中団中位で推移。事前予想は「ローソン立て直し+ルーキー苦戦」だったが、実際は逆で リンドブラッドが豪GPでF1デビュー戦P8(4ポイント)という強烈なインパクト、ローソンも中国GPでスプリント+本戦の連続P7。VCARB 03 のシャシーバランスが新規定下で良好に仕上がり、レッドブル本体(RB22)が苦戦している中で「兄チーム」を上回るペースを見せる場面さえ生まれた。「踏み台チーム」と長らく揶揄されてきたチームが、独自の競争力で中団台風の目に。
「Visa Cash App Racing Bulls」へ:FinTech時代の新スポンサー構造
北米市場での F1 人気拡大を背景に FinTech系企業との大型契約が成立。元々はミナルディ(1985-2005)→ トロ・ロッソ(2006-2019)→ アルファタウリ(2020-2023)→ RB(2024)→ Racing Bulls(2025-)と複数回の改称を経てきた歴史を持つ。2026年のリバリーは2025年版を踏襲したホワイト+ネイビーをベースに、スポンサーロゴが整理された洗練されたデザインに。
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ローソン × リンドブラッド:「ジェットコースター帰還組」と「衝撃のルーキー」
ローソンは2002年生まれの NZ 人で、2025年は 前半RB → 中盤レッドブル本体 → 第3戦から再びRBへ降格→継続というジェットコースター的展開を経験。アグレッシブなオーバーテイクとタイヤマネジメントの巧みさが特徴で、Racing Bulls での2025年後半は安定したポイント獲得でチームの6位フィニッシュに貢献した。リンドブラッドは2007年生まれの英国人で、F2を1シーズン(2025年)戦った後にF1昇格。レッドブル・ジュニア・プログラム出身の若手として、豪GPで早速P8入賞を果たすなど、ルーキーとは思えない走りを見せている。

VCARB 03:Faenza 初の「Fordブランド」エンジン搭載車
VCARB 03 のシャシー特性として、「メカニカルグリップが安定・タイヤデグラデーションが緩やか・ストレートエンドの伸びは中団グループ平均」といった傾向が見え、決勝でのレース展開を待てるタイプのクルマと評価できる。RB22 苦戦の中でも、独自シャシーと安定運用で「兄を上回る」場面が出てきている。
開幕4戦の戦況:リンドブラッド劇的デビューとローソンの安定感
4戦で計 15〜20ポイント前後の獲得は、事前予想を上回る成果。VCARB 03のシャシー特性は決勝レース展開待ちタイプ。「メカニカルグリップが安定」「タイヤデグラデーション緩やか」「ストレートエンドは中団平均」で、レース運びの巧さが結果に直結する。
アラン・パーメイン TP
2025年8月就任。ルノー/アルピーヌで長年レーシングディレクターを務めた英国人。メキース昇格後の継承人事として、現場経験とミドルチーム運営ノウハウが評価された。
「Racing Bulls は単なる育成チームではなく、独自の競争力を持つチームでありたい」と発言。シャシー独立性とレッドブル本体の関係維持のバランスが問われる。
角田裕毅リザーブ転出
2026年シーズンはレッドブル・テスト&リザーブドライバーへ。日本人ドライバーがF1のフルタイムシートを失うのは2009年以来の事態。
背景には Honda がアストンマーティンへPU供給先を変える商業的事情、レッドブル本体がアジャー登用を選んだ判断などが複合的に絡む。日本人F1ドライバー系譜が一旦休止する節目。
Faenzaファクトリー:「踏み台チーム」から「育成エリート集団」へ
ファエンツァ(イタリア・ロマーニャ州)は ミナルディ時代の1985年から続く小規模ファクトリーで、近年はチーム名変更ごとに段階的にアップグレード。風洞・CFD・コンポジット・シミュレーターをコンパクトに集約した運用効率重視のオペレーション。レッドブル本体(Milton Keynes)から物理的に離れている分、独立した意思決定文化が育っている。これまで フェッテル、リカルド、フェルスタッペン、ガスリー、サインツ、角田、ローソン、ハジャーといったドライバーをF1へ送り出してきた育成のメッカ。「踏み台チーム」と揶揄される時期もあったが、現在のRacing Bullsは独自競争力で「育成エリート集団」への進化を見せている。
2026年シーズン後半に注目すべき5つのポイント
Racing Bulls の2026年は、独自競争力で「踏み台チーム」のレッテルを書き換えるかが問われる年。ファエンツァの育成DNAが、ローソンとリンドブラッドという新世代を通じて新しい物語を始めた。
この記事に関連するF1ギア
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出典・参考情報
- Visa Cash App Racing Bulls 公式サイト
- Formula 1 公式 Racing Bulls チームページ
- Lindblad F1 debut points at Australia (Sky Sports)
- Alan Permane appointed Racing Bulls TP (Autosport)
- Lawson China Sprint+race double points (Formula1.com)
- RB VCARB 03 (Wikipedia)
- Visa Cash App RB (Wikipedia)
執筆: SportsPulse 編集部 / 最終更新: 2026-05-07
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📅 更新履歴
| 日付 | 変更内容 |
|---|---|
| 2026年2月17日 | 初回公開 |
| 2026年5月18日 | 情報を更新 |
✅ ファクト再検証
最終検証日:2026年5月18日
SportsPulse 編集部が公開情報をもとに内容を確認しています。情報は確認時点のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください。