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【プレミアリーグ】マンチェスター・シティ 2025-26 完全ガイド|Pep 2年目 PL 2位(78pt)・UCL R16 敗退、Haaland × Rodri × Foden の現在地

投稿日:2026年04月26日 約15分で読める 初心者向け
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マンチェスター・シティ 2025-26 ガイド

SportsPulse オリジナルインフォグラフィック | Photo composite by SportsPulse
2024-25シーズン、マンチェスター・シティはプレミアリーグ4連覇に終止符を打たれた。Rodri の前十字靭帯断裂による長期離脱、デ・ブライネとウォーカーら主軸の高齢化、補強のミスマッチが重なり、王座は Liverpool へ。だが 2024年11月、ペップ・グアルディオラは契約を 2027年6月まで延長することで合意し、王朝の再建に動いた。本記事では 2025-26 シーズン、王座奪還に挑んだ Pep 2 年目の全記録(PL 2 位 78pt / UCL R16 Real Madrid 敗退)を、Haaland × Rodri × Foden の現在地、Pep 戦術の進化、2008 年シェイク・マンスール買収以降の 17 年王朝史とともに完全ガイドする。
8冠Premier League 優勝
(2017-18〜2023-24で6冠)
1冠UEFA Champions League
2022-23(vsインテル 1-0)
62,000
エティハド・スタジアム
2025-26 北スタンド拡張完了
2008/9
ADUG 買収
シェイク・マンスール体制
2016/7
Pep 監督就任
ポジショナルプレー導入
2024/11
Pep 2027契約延長
王朝再建モード

クラブ史 — 1880年創設から146年の歩み

マンチェスター・シティの起源は、1880 年にイースト・マンチェスター地区で設立された 「St. Mark’s (West Gorton)」に遡る。1887 年に「Ardwick AFC」、1894 年に現在の 「Manchester City Football Club」へと改称し、労働者階級が暮らすマンチェスター東部を本拠地としてきた。クラブカラーのスカイブルーは、ライバルのマンチェスター・ユナイテッド(赤)との視覚的対比を 100 年以上にわたり象徴している。

FA カップは 1904 年に初制覇、リーグ優勝は 1936-37 シーズンが初。1967-68 シーズンには名将ジョー・マーサー+マルコム・アリソン体制でリーグ+ FA カップ+カップウィナーズカップの 3 冠を達成し、当時のクラブ最大の黄金期を築いた。だが 1970 年代後半以降は低迷が続き、1998-99 シーズンには 3 部リーグ(当時のディビジョン2)まで降格。プレーオフ決勝でジリンガムに延長で勝利して 2 部復帰を果たすという、現代のスーパークラブとは対照的なドラマを経験している。

クラブの運命を変えたのは 2008 年 9 月のシェイク・マンスール(UAE 王族)率いる Abu Dhabi United Group (ADUG) による買収だ。買収直後にロビーニョを当時の英国記録 3,250 万ポンドで獲得し、世界の移籍市場の構図を変えた。その後 2013 年に City Football Group (CFG) を設立し、ニューヨーク・シティ FC、メルボルン・シティ、横浜 F・マリノス(一部出資)、ジローナなど世界中に系列クラブを保有する「フットボール・グループ」モデルを確立した。

Pep 戦術論 — 4連覇 → 王座喪失 → 契約延長の経緯

2016 年夏、ペップ・グアルディオラがバイエルンを退任して City に就任。初年度こそタイトルなしに終わったものの、2017-18 シーズンに 勝点 100「Centurions」として PL 史上初の 3 桁勝点で優勝。以降、2018-19、2020-21、2021-22、2022-23、2023-24 と 7 シーズンで 6 度のリーグ制覇を達成し、2020-21 から 2023-24 まで PL 史上初の 4 連覇という金字塔を打ち立てた。

Pep が City に持ち込んだ概念は、バルセロナ時代のティキタカそのものではなく、より 「ポジショナルプレー(juego de posición)」に重点を置いた進化系だった。サイドバックを中盤化させる インバーテッド・サイドバック、攻撃時に 4-3-3 → 3-2-4-1 / 3-2-5 へ可変するシステム、ロドリをアンカーに据えた 6 番ビルドアップ、そしてハーランド加入以降は前線にエリア・ストライカーを置きつつ周囲を 5 人の MF 的アタッカーで囲む「ハーランド・トランジション・モデル」と呼ばれる構造に至っている。

しかし 2024-25 シーズンに王朝は崩壊した。最大の要因は、2024 年 9 月の試合でロドリが 前十字靭帯断裂(ACL 損傷)を負い、シーズンほぼ全休となったことだ。Pep 体制の戦術的支柱を失ったチームは中盤の制圧力を失い、デ・ブライネ・ウォーカー・ベルナルド・シウバら 30 代主軸の連動が崩れた。結果、City は PL 3 位前後で終わり Liverpool に王座を譲った。Pep は 2024 年 11 月に 2 年契約延長(2027 年 6 月まで)に合意し、王朝再建に向かう意思表示をした。2025-26 はその挑戦の 1 年目であり、最終年ではない。

2025-26 戦術アップデート:Pep は従来の 4-3-3 / 3-2-5 をベースに、復帰したロドリの段階的起用、フォーデンの偽 9 番化、新加入オマール・マルムシュ(元アイントラハト・フランクフルト)を 2 トップ気味に並べる柔軟さを採用。エデルソンの「キーパー=中盤の起点」役割は健在で、後方からの 12 m パスを起点に瞬時に前進する。

2025-26 主力ロスター(10名)

アーリング・ハーランド #9
CF(ノルウェー / 25歳 / 4年目)
ボックス内の絶対的得点者。PL 通算 100 G 最速記録を更新中。2025-26 もリーグ得点ランキング上位。
ロドリ #16
DMF(スペイン / 29歳)
2024 年バロンドール受賞者。ACL 断裂からの段階的復帰中で、彼の起用時間が 2025-26 の勝率を直接決める核心。
フィル・フォーデン #47
OMF / LW / 偽9番(イングランド / 25歳)
2023-24 PFA 年間最優秀選手。下部組織出身でクラブ精神を体現する次世代エース。可変システムの起点。
ケヴィン・デ・ブライネ #17
CMF / OMF(ベルギー / 34歳 / 11年目)
2024-25 の契約最終年。2025 夏に契約満了で MLS 移籍が報じられた一方、Pep の戦術復活で起用復活。チームの精神的支柱。
ベルナルド・シウバ #20
RW / OMF(ポルトガル / 30歳)
機能美のドリブラー。攻守両面でハードワークを継続する Pep の最も信頼する戦術的駒。
ジェレミー・ドク #11
LW(ベルギー / 23歳)
1 対 1 突破に特化した左ウイング。2023 夏加入、PL 屈指のドリブル成功数で次世代の主役へ。
オマール・マルムシュ #7
ST / OMF(エジプト / 26歳)
2025 年 1 月にフランクフルトから約 7,500 万ユーロで獲得。ハーランドとの 2 トップ起用が新オプション。
ヨシュコ・グヴァルディオル #24
CB / LB(クロアチア / 24歳)
2023 夏にライプツィヒから加入。左 CB から左 SB まで対応し、攻撃時には大外を駆け上がる現代型ディフェンダー。
カイル・ウォーカー #2 (C)
RB / CB(イングランド / 35歳)
2025-26 キャプテン。PL 屈指のスプリント能力で 30 代後半でも先発を維持。リーダーシップでチームを統率。
エデルソン #31
GK(ブラジル / 32歳)
ロングキック精度で「11 人目のフィールドプレーヤー」と称される現代型 GK。後方ビルドアップの起点。
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プレミアリーグ通算 8冠とシーズン推移

シーズン 順位 勝点 監督 備考
2019-20 2位 81pt Pep Liverpool 99pt に屈する
2020-21 優勝 86pt Pep 連覇始動
2021-22 優勝 93pt Pep 2連覇
2022-23 優勝 89pt Pep トレブル達成(PL + FA + UCL)
2023-24 優勝 91pt Pep PL 史上初の 4 連覇
2024-25 3位 71pt Pep Rodri 長期離脱、4連覇途絶える
2025-26 2位 78pt Pep Arsenal 85pt に届かず準V / UCL R16 で Real Madrid に敗退(合計 1-5)

通算 PL 優勝 8 回は 2011-12, 2013-14, 2017-18, 2018-19, 2020-21, 2021-22, 2022-23, 2023-24。Pep 政権下では 7 シーズンで 6 度のリーグ制覇という驚異的なペース。これに 2024-25 を加えると、Pep 在任の 9 シーズンで 6 冠 + 王座喪失 1 回 + 順位調整シーズン 2 回(2016-17, 2019-20)という構成になる。

UCL 1冠 — 2023 イスタンブール、ロドリの一撃

シーズン 到達ラウンド 結末
2015-16 準決勝 vs Real Madrid 0-1(合計)
2020-21 決勝 vs Chelsea 0-1(ポルト)
2021-22 準決勝 vs Real Madrid(合計 5-6 / 衝撃の逆転負け)
2022-23 優勝 vs Inter 1-0(イスタンブール)/ Rodri 決勝点
2023-24 準々決勝 vs Real Madrid(PK 戦敗退)
2024-25 R16 / PO 新方式リーグフェーズで早期敗退
2025-26 R16 vs Real Madrid 合計 1-5(第1戦 0-3、第2戦 1-2)で敗退

2022-23 シーズンの UCL 初制覇は、PL + FA カップ + UCL の トレブル達成とともに City 史上最大の偉業となった。決勝の決勝点は ロドリ。この功績が積み重なり、彼は 2024 年 10 月に バロンドールを受賞、CFG / Pep 時代の City から初の世界一個人タイトル獲得者となった。

ロドリ Ballon d’Or 2024 と中盤の進化

2024 年 10 月 28 日、パリ・シャトレ座で開催された Ballon d’Or 授賞式で、ロドリ(本名 Rodrigo Hernández Cascante)が受賞。Real Madrid のヴィニシウス・ジュニオールが本命視されていた中で、ロドリが評価されたのはクラブ+代表での「勝者性」だった。2022-23 UCL 決勝点に加え、2023-24 EURO 優勝(スペイン代表)、PL 連覇への貢献という業績が決定打となった。

ロドリの本質は「静かに勝つ DMF」だ。派手なフィジカルやドリブルではなく、ポジショニング・読み・先回りで相手の攻撃を未然に止め、ボール奪取後は最短距離で前線へ通す。ボールロストの少なさは PL 屈指で、彼が出場した試合の City の勝率は 90% 近くに達するという統計が示すように、Pep 戦術にとって 絶対的に代替不能な存在であることが、彼の長期離脱で証明されてしまった形だ。

2025-26 シーズンは ACL リハビリからの段階的復帰期間。Pep は序盤「3 試合に 1 度の起用」から徐々にフル稼働へ戻したが、チームは PL 2 位(78pt)・UCL R16 敗退(vs Real Madrid 合計 1-5)に終わった。

2025-26 マンチェスター・シティを語るうえでの5つのチェックポイント

  1. Pep の契約は 2027 まで延長済み — 「最終年」ではない。PL 2 位(78pt)・UCL R16 敗退を受け、3 年目の巻き返しへ。
  2. 4 連覇を達成 → 2024-25 に途絶 — 5 連覇ではない。これは厳密に区別すべき重要な事実。
  3. ロドリ段階的復帰も UCL R16 で Real Madrid に合計 1-5 大敗 — フル稼働での 2026-27 が真の再建の試金石。
  4. ハーランド × マルムシュの 2 トップ可能性 — Pep の新カードとして 2025 年 1 月加入のマルムシュをどう組み合わせるか。
  5. エティハド北スタンド拡張で 62,000 席 — 2025-26 中に完成、PL 屈指の収容を実現。

エティハド・スタジアム観戦ガイド

エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)は、2002 年マンチェスター・コモンウェルスゲームズの主会場として建設された後、2003 年に City がメインスタンドを改装してホーム化。当初の 38,000 席から段階的に拡張され、2025-26 シーズン中に北スタンドの新規拡張が完了し、約 62,000 席のプレミア屈指の収容能力を持つスタジアムへと進化した。

アクセスはマンチェスター市内中心部(ピカデリーガーデン)から徒歩約 30 分、または City がチケット保持者向けに無料運行するシャトルバスでアクセス可能。メトロリンク(路面電車)の「Etihad Campus」駅が最寄りで、試合日のみ運行が増便される。スタジアム周辺は再開発が進む「Etihad Campus」エリアで、CFG が運営するアカデミー施設、トレーニングセンター、女子チーム用の Joie Stadium も併設されている。

チケットは 公式サイト(mancity.com)Cityzens Membership(クラブ会員)経由が安全。マンチェスター・ダービー(vs Man Utd)や PL 上位対決は会員優先販売のため、一般販売枠は限定的。スタジアム見学ツアー「Manchester City Tour」では、ピッチ脇のテクニカルエリア、ロッカールーム、UCL トロフィー展示、CFG ミュージアムなどを巡れる。

サポーター文化とライバル関係

マンチェスター・シティのサポーターは 「Cityzens(シティズン)」と呼ばれる。クラブのアンセム「Blue Moon」は試合前に必ずスタジアムで歌われる定番で、低迷期も含めて 100 年以上クラブを支え続けたファンのアイデンティティを象徴している。マンチェスター東部の労働者階級コミュニティが歴史的な支持層であり、買収後のグローバル化と「伝統的サポーター文化」をどう両立するかは現代でも議論されるテーマだ。

サッカー おすすめリンク
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最大のライバルは同じ街の マンチェスター・ユナイテッドとの「マンチェスター・ダービー」。2008 年の ADUG 買収以降、City が成績面で逆転して以来は City 優位の時代が続いている。次いで リヴァプールとの対戦は近年最強のタイトル争いカードとして注目され、2018-19 〜 2021-22 の City vs Liverpool 連覇争いは PL 史に残る黄金期と評価されている。

マンチェスター・シティを深く楽しむためのおすすめアイテム

マンチェスター・シティ 2025-26 公式ホームジャージ

スカイブルーの伝統色、Haaland #9 / Foden #47 / Rodri #16 など主力選手の背番号入りも
ペップ・グアルディオラ 戦術哲学書

ポジショナルプレー、インバーテッド SB の理論をまとめた読み物(マルティ・ペラルナウ著ほか)
エルリング・ハーランド 関連書籍

PL 通算 100G 最速記録更新中の絶対的得点者の成長過程を追う一冊
ロドリ/2024 バロンドール関連書

2024 バロンドール受賞、UCL 2023 決勝点を決めた DMF のキャリア完全ガイド
ケヴィン・デ・ブライネ 関連書

2015 加入から 11 年間 City を支え続ける天才司令塔の軌跡
プレミアリーグ 2025-26 完全ガイドブック

全 20 クラブの戦力分析・順位予想・主力選手紹介を網羅
マンチェスター旅行ガイド(観戦+市内観光)

エティハド観戦+NQ 地区・科学産業博物館巡りの実用ガイド
Premier League 戦術書(英語)

PL 全体の戦術トレンドを体系的に学べる海外書籍
主な出典: マンチェスター・シティ公式(mancity.com)/プレミアリーグ公式(premierleague.com)/UEFA 公式(uefa.com)/Transfermarkt/ESPN/The Athletic/クラブ公式年次レポート。本記事の数値・履歴は 2026年5月13日時点。

執筆: SportsPulse 編集部 / 更新: 2026-05-13

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