【速報・要点】トルコ・イスタンブールで開幕した「FIBA U17バスケットボール ワールドカップ2026」。グループAの男子U17日本代表(FIBAユースランキング24位)は初戦で強豪イタリア(同3位)と対戦し、64-93で敗れて黒星発進。第1クォーターはリードを奪う健闘を見せたが、高さと3ポイントの精度で上回るイタリアに突き放された。エースの白谷柱誠(しらたに・ちゅうせい)ジャックが27得点9リバウンドと気を吐いた。次戦は28日、大会8連覇を狙うアメリカ戦。
“死のグループ”の初陣、64-93でイタリアに敗戦
2026年6月27日(現地時間)、トルコ・イスタンブールのバスケットボール・デベロップメント・センターで「FIBA U17バスケットボール ワールドカップ2026」が開幕した。本大会は6月27日から7月5日まで、世界各国から16チームが参加して行われる国際大会。4チーム1組のグループフェーズには予選落ちがなく、ここで決まった順位をもとに全16チームがそのまま決勝トーナメントへ進む方式だ。
男子U17日本代表が入ったのはグループA。同組にはイタリア、アメリカ、フランスという世界の強豪が並び、組み合わせ抽選の時点から国内メディアで「死のグループ」と評されていた。バスケットボールキングも組分け決定時に「日本代表はアメリカやフランスと並ぶ“死のグループ”」と報じている。FIBAが大会前に発表したパワーランキングでも、日本は16チーム中最下位の16位と評価され、まさに下馬評を覆す挑戦としての初陣となった。
■ 試合結果(2026年6月27日/グループフェーズ第1戦)
| チーム | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| イタリア | 18 | 25 | 23 | 25 | 93 |
| 日本 | 19 | 16 | 10 | 19 | 64 |
出典:バスケットボールキング、FIBA公式
試合の流れ ── 互角の前半から、第3クォーターで突き放される
日本の先発は、今野瑛心(仙台大学附属明成高校)、櫻井照大、白谷柱誠ジャック(ともに福岡大学附属大濠高校)、イヘツグットラックチネドゥ(開志国際高校)、磯田陸斗(横浜ビー・コルセアーズU18)の5人。第1クォーターは白谷と今野を中心に得点を重ね、格上のイタリアからリードを奪う好スタートを切った。徐々にペースを握られながらもフリースローやセカンドチャンスで粘り、19-18とリードして最初の10分を終えた。
第2クォーターは早々に逆転を許し、リードチェンジを繰り返す互角の展開に。一時は3点ビハインドを背負うも、栗本富美也の3ポイントや白谷のフローターで再逆転するなど食らいついた。しかし、イタリアの高さを生かしたオフェンスと高精度の3ポイントに次第に押され、35-43と8点ビハインドでハーフタイムを迎える。前半だけで白谷は15得点5リバウンド2アシスト3スティールと存在感を示した。
勝負を分けたのは後半の入り。立ち上がりにイタリアに連続得点を許し、第3クォーター終了時点で45-66と点差は一気に21点へ拡大した。白谷が自陣からドリブルで持ち上がっての豪快なダンクや粘り強いインサイドアタックで応戦したものの流れは引き戻せず、最終第4クォーターも高さを武器に着実にインサイドを攻めるイタリアを止めきれなかった。終わってみれば64-93。世界大会の初陣を白星で飾ることはできなかった。
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白谷柱誠ジャックが27得点 ── 個人スタッツとチームの課題
■ 日本の主なスタッツ(対イタリア戦)
| 選手 | 主な成績 |
|---|---|
| 白谷柱誠ジャック | 27得点 9リバウンド 3アシスト 4スティール |
| 宮里俊佑 | 11得点 3リバウンド 5アシスト |
| 佐藤久遠 | 10得点 |
| 今野瑛心 | 8得点 4スティール |
出典:バスケットボールキング
敗れはしたものの、チームをけん引したのは白谷柱誠ジャック(194センチ/17歳/福岡大学附属大濠高校)。A代表候補にも名を連ねる逸材で、この試合では27得点9リバウンド3アシスト4スティールとオールラウンドな働きを見せた。バックコートでは宮里俊佑(179センチ/16歳/琉球ゴールデンキングスU18)が11得点5アシスト、東山高校の佐藤久遠が10得点、今野瑛心が8得点4スティールと続いた。
一方、チームとしての最大の課題は3ポイント成功率12.9パーセント(4/31)。アウトサイドが沈まなかったことでイタリアの高さに対抗する手段が限られ、後半に一気に引き離される一因となった。アメリカ・フランスとの残り2戦に向け、外角シュートの確率とインサイドでの劣勢をどう補うかが浮き彫りになった一戦だった。
男子U17日本代表とは ── メンバーの背景
今回の男子U17日本代表を率いるのは、高校バスケの名門・福岡大学附属大濠高校の片峯聡太ヘッドコーチ。ロスターには同校から山元珠來、櫻井照大、栗本富美也、白谷柱誠ジャックの4名が選出されたほか、福岡第一高校の久我祐仁、琉球ゴールデンキングスU18の宮里俊佑ら、高校バスケ界とユース世代のトッププレイヤーが集結した。日本バスケットボール協会が6月13日に発表した登録ロスターは以下の12名だ。
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■ FIBA U17 W杯2026 男子日本代表 登録メンバー(12名)
| No. | 選手 | Pos | 身長 | 所属 |
|---|---|---|---|---|
| 4 | 今野瑛心 | PF | 191cm | 仙台大学附属明成高校 |
| 5 | 山元珠來 | C | 199cm | 福岡大学附属大濠高校 |
| 6 | 久我祐仁 | SG | 186cm | 福岡第一高校 |
| 7 | 櫻井照大 | PG | 180cm | 福岡大学附属大濠高校 |
| 8 | 越圭司 | PG | 163cm | Concordia Lutheran School(米国) |
| 9 | 佐藤久遠 | SG | 180cm | 東山高校 |
| 10 | 宮里俊佑 | PG | 179cm | 琉球ゴールデンキングスU18 |
| 11 | イヘツグットラックチネドゥ | SF | 195cm | 開志国際高校 |
| 13 | 栗本富美也 | PF | 188cm | 福岡大学附属大濠高校 |
| 15 | 白谷柱誠ジャック | PF | 194cm | 福岡大学附属大濠高校 |
| 16 | 加藤ヒロジャベーズ | SF | 189cm | 中部大学第一高校 |
| 17 | 磯田陸斗 | PF | 197cm | 横浜ビー・コルセアーズU18 |
出典:日本バスケットボール協会、バスケットボールキング(2026年6月13日発表)
注目は、エースの白谷に加え、ポイントガードの越圭司(163センチ/17歳)。「B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2025」で琉球ゴールデンキングスU15の優勝に貢献した後、現在はアメリカ・オマハのConcordia Lutheran Schoolに留学してプレーする小柄な司令塔だ。最年少は15歳でロスター入りした磯田陸斗(197センチ)。福岡大濠勢を軸に、Bリーグクラブのユース所属選手や米国留学組が融合したチーム編成となっている。
次戦は8連覇を狙うアメリカ ── 残るグループフェーズ
初戦を落とした日本だが、本大会は予選落ちのない方式のため、グループフェーズの残り2戦と決勝トーナメントは確定している。次戦はFIBAユースランキング1位、大会8連覇を狙うアメリカとの対戦。試合は日本時間6月28日(日)20時45分ティップオフの予定だ。そして6月30日にはフランスと対戦し、グループフェーズを締めくくる。
■ 日本代表 グループフェーズ日程(日本時間)
第1戦:6/27(済)日本 64-93 イタリア
第2戦:6/28(日)20:45 vs アメリカ
第3戦:6/30(火)18:00 vs フランス
※全試合 FIBA公式YouTubeで生配信
世界の高さとスピードを肌で体感した初陣。下馬評では最下位評価ながら、第1クォーターに世界ランク3位のイタリアを上回ってみせた事実は、若き日本の伸びしろを示すものでもある。エース白谷を中心に、残る2戦でどこまで世界に通用する戦いを見せられるか。U17世代の挑戦は続く。
参考・出典
・バスケットボールキング「白谷柱誠ジャックが27得点9リバウンドと奮闘も…男子U17日本代表、イタリアに敗れ黒星発進/FIBA U17W杯」(2026年6月28日)
・バスケットボールキング「FIBA U17ワールドカップ2026|バスケットボール男子日本代表の出場メンバー・試合日程・配信情報」(2026年6月27日)
・バスケットボールキング「FIBA U17W杯パワーランキング発表、日本は最下位16位の評価」(2026年6月26日)
・公益財団法人日本バスケットボール協会 登録メンバー発表(2026年6月13日)
・FIBA公式(fiba.basketball)FIBA U17 Basketball World Cup 2026
執筆: SportsPulse 編集部
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最終更新日: 2026年6月28日 | 編集方針
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| 日付 | 変更内容 |
|---|---|
| 2026年6月28日 | 初回公開 |
✅ ファクト再検証
最終検証日:2026年6月28日
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