前半29分、佐野海舟の一撃で優勝候補ブラジルを追い詰めた日本。だが後半に同点を許すと、アディショナルタイムの土壇場で決勝点を奪われ、1-2で逆転負け。W杯の舞台でのブラジル初撃破、そしてベスト16進出はならなかった。それでも、世界最強の一角と最後まで殴り合った90分超は、確かな価値を残した。
会場:ヒューストン・スタジアム | 主審:マウリツィオ・マリアーニ(イタリア)| MOM:カゼミーロ
試合の流れ|先制、我慢、そして土壇場
日本は3-4-2-1、ブラジルは4-1-2-3。立ち上がりはボールを握るブラジルに押し込まれたが、日本は5-4-1のブロックでコンパクトに守り、ビニシウスやクーニャのミドルはGK鈴木彩艶が確実に処理した。
均衡を破ったのは日本。前半29分、中盤でパスをカットした佐野海舟がそのまま持ち上がり、ペナルティーエリア手前から右足を一閃。ボールはゴール左隅に突き刺さり、ヒューストンに歓喜が走った。日本は1点リードのまま、我慢の前半を終える。
後半、アンチェロッティ監督が動く。ハーフタイムにパケタへ代えてエンドリッキを投入すると、後半11分(56分)、左右に揺さぶられた末にカゼミーロのヘディングで同点に追いつかれる。さらに60分にはクーニャに代えてガブリエウ・マルティネッリを送り込み、攻撃の圧を一段と高めた。
森保監督も菅原、鈴木淳之介、田中碧、町野、小川航基と次々にカードを切り、最後まで勝ち越し点を狙った。だが運命の後半50分(90+5分)、途中投入のスーパーサブ・マルティネッリに決勝点を許す。右足シュートは鈴木彩艶が触れたものの、無情にもポスト内側を叩いてゴールへ。土壇場での失点が、勝敗を分けた。
勝敗を分けた4つのポイント
森保ジャパンの戦い|世代交代の中での躍進
スウェーデン戦から4人を入れ替えて臨んだ日本。佐野海舟は守備の貢献に加えて値千金の先制弾と、この大会で大きく株を上げた。GK鈴木彩艶の安定感、冨安健洋の対人守備も光った。
ベンチには久保建英や長友佑都が控える総力戦。最後まで攻撃的な交代で勝ちにいった采配は、森保ジャパンが“守って耐える”だけのチームではないことを示した。昨年10月の親善試合での史上初勝利に続き、W杯の大舞台でもブラジルを土壇場まで追い詰めた事実は、日本サッカーの現在地を確かに押し上げた。
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それでも残した、確かな誇り
結果はラウンド32敗退。W杯でのブラジル初撃破はまたしてもお預けとなった。しかし、優勝候補を相手に先制し、90分超にわたって互角以上に渡り合った戦いは、敗れてなお胸を張れるものだった。
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最後まで諦めずに走り抜いた選手たちに、心からの敬意と感謝を。サムライブルー、本当にありがとう。胸を張って帰ってきてほしい。この悔しさは、4年後への確かな糧になる。
執筆: SportsPulse 編集部
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最終更新日: 2026年6月30日 | 編集方針
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📅 更新履歴
| 日付 | 変更内容 |
|---|---|
| 2026年6月30日 | 初回公開 |
✅ ファクト再検証
最終検証日:2026年6月30日
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