最終更新:2026年8月27日 / 執筆: SportsPulse 編集部 / 編集部レビュー済み
2026年8月29日(土)・30日(日)、静岡県駿東郡小山町のオートパラダイス御殿場で、JAF全日本カート選手権とジュニアカート選手権の第7・8戦が開催されます。
先に結論を書きます。この回は、国内最高峰のOK部門にとって終盤戦です。JAF公式カレンダーを集計すると、2026年のOK部門は年5イベント・全10戦。御殿場の第7・8戦を終えると、残るのは11月の鈴鹿(第9・10戦)だけになります。
この記事は、日程・会場・部門構成・シリーズの戦数構図を、公式情報だけで一枚にまとめた集計データベースです。育成年代の大会であるため、選手個人については一切扱いません(理由は記事末に明記しています)。
1. 開催概要 ―8月29・30日/オートパラダイス御殿場
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年8月29日(土)・30日(日) |
| 会場 | オートパラダイス御殿場(APG/小山町大御神サーキット) |
| 所在地 | 静岡県駿東郡小山町大御神922-8 |
| 開催部門 | 全日本カート選手権 OK部門 第7戦/第8戦/ジュニアカート選手権 ジュニア部門 第7戦/第8戦/同 ジュニアカデット部門 第7戦/第8戦 |
| オーガナイザー | 有限会社サンアイプロジェクト/GPR |
| シリーズ名 | AUTOBACS GPR KARTING SERIES 2026「ROUND 7-8 GOTEMBA」 |
| 併催 | GPR公式の掲載カテゴリは「全日本カート選手権/ジュニアカート選手権/ROK CUP JAPAN」 |
| 公式通知 | タイムテーブル(2026年8月14日付)/エントリーリスト(8月13日付)/パドック割当(8月26日更新)ほか計11件がGPR公式に掲載 |
※コース全長については、施設情報を掲載する媒体間で数値が割れており(1周1,100mとする記載と1,050mとする記載)、APG公式ページで一次確認ができなかったため、本記事では数値を記載していません。
2. 2026年 全日本カート選手権 年間カレンダー(全14イベント)
JAFモータースポーツ公式のカレンダーを、そのまま一覧にしました。全日本カート選手権とジュニアカート選手権は、部門ごとに別々の会場・別々の日程で走ります。ここを取り違えると「今週どこで何をやっているのか」が分からなくなります。
| 開催日 | 会場(都道府県) | 部門 | 戦数 |
|---|---|---|---|
| 3/28-29 | 新東京サーキット(千葉) | FS-125/FP-3/ジュニア/ジュニアカデット | 第1-2戦 |
| 4/18-19 | モビリティリゾートもてぎ 北ショート(栃木) | OK/ジュニア/ジュニアカデット | 第1-2戦 |
| 4/25-26 | スピードパーク新潟(新潟) | FS-125/FP-3/ジュニア/ジュニアカデット | 第3-4戦 |
| 5/6 | シティサーキット東京ベイ(東京) | EV | 第1-2戦 |
| 5/23-24 | 神戸スポーツサーキット(兵庫) | FS-125/FP-3/ジュニア/ジュニアカデット | 第5-6戦 |
| 5/30-31 | 鈴鹿サーキット 南コース(三重) | OK/ジュニア/ジュニアカデット | 第3-4戦 |
| 6/27-28 | モビリティリゾートもてぎ 北ショート(栃木) | OK/ジュニア/ジュニアカデット | 第5-6戦 |
| 7/20 | シティサーキット東京ベイ(東京) | EV | 第3-4戦 |
| 7/25-26 | SUGO国際西コース(宮城) | FS-125/FP-3/ジュニア/ジュニアカデット | 第7-8戦 |
| 8/29-30 | オートパラダイス御殿場(静岡) | OK/ジュニア/ジュニアカデット | 第7-8戦 |
| 9/19-20 | モビリティリゾートもてぎ 北ショート(栃木) | FS-125/FP-3/ジュニア/ジュニアカデット | 第9-10戦 |
| 9/23 | シティサーキット東京ベイ(東京) | EV | 第5-6戦 |
| 11/14-15 | 鈴鹿サーキット 南コース(三重) | OK/ジュニア/ジュニアカデット | 第9-10戦 |
| 11/23 | シティサーキット東京ベイ(東京) | EV | 第7-8戦 |
※JAFモータースポーツ公式「2026年 全日本カート選手権」カレンダーの掲載内容をそのまま転記したものです(2026年8月27日確認)。日程は変更される場合があります。
比較のポイントを押さえる
記事で整理したポイントを踏まえて、比べやすい候補の一つを確認できます。
3. 【編集部集計】OK部門は全10戦。御殿場は「残り2戦」の位置
表2からOK部門の行だけを抜き出して集計すると、シリーズの形がはっきりします。
| 回 | 開催日 | 会場 | 戦数 |
|---|---|---|---|
| 第1回 | 4/18-19 | もてぎ 北ショート | 第1・2戦 |
| 第2回 | 5/30-31 | 鈴鹿 南コース | 第3・4戦 |
| 第3回 | 6/27-28 | もてぎ 北ショート | 第5・6戦 |
| 第4回 | 8/29-30 | オートパラダイス御殿場 | 第7・8戦 |
| 第5回 | 11/14-15 | 鈴鹿 南コース | 第9・10戦 |
算出方法:表2(JAF公式カレンダー)からOK部門を含む行だけを抽出し、開催日順に並べたものです。
読み取れることは3つです。
① OK部門は年5回・全10戦。1イベントで2戦を消化する構成なので、1回のイベントの重みが大きくなります。
② 御殿場は第7・8戦=10戦中8戦目まで。この回が終わると残るは11月の鈴鹿(第9・10戦)だけです。シリーズの帰趨が大きく動く位置にあります。
③ 5回のうち4回がもてぎ・鈴鹿。OK部門は本格的なレーシング施設に集中して開催されており、御殿場は5回のうち唯一のカート専用サーキット開催です。会場の性格が他の4戦と異なる点も、この回の特徴といえます。
4. ジュニア部門の「戦数」表記について(データ上の注意点)
集計データベースとして、公式表記のまま扱うべき点を1つ明記しておきます。
JAF公式カレンダー上、ジュニア部門とジュニアカデット部門は「7/25-26 SUGO」でも「8/29-30 御殿場」でも、ともに『第7・8戦』と表記されています。同じ部門名で戦数が重複する形です。
これは、OK部門と併催される系統と、FS-125・FP-3と併催される系統とで、別建てのシリーズが走っているためとみられます。ただし公式カレンダーにその旨の明記がないため、本記事では推測でどちらかに丸めず、公式の表記をそのまま両方掲載しています(表2をご覧ください)。
お子さんのエントリー先やシリーズポイントの帰属を確認したい場合は、JAFの公式通知および大会ごとの特別規則書(GPR公式に掲載)を必ずご確認ください。当編集部はここを断定しません。
5. 部門の一覧 ―エンジン規格と年齢区分
「OK」「FS-125」「FP-3」といった記号は、それぞれエンジン規格と参加資格を表しています。全日本カート選手権の公式サイトの記載を整理しました。
| 部門 | エンジン | 年齢・資格 | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| OK | 2ストローク125cc 水冷リードバルブ吸気。CIK-FIA公認で改造可 | 国際B以上のライセンス(一定要件を満たす国際Cセニア/国内A含む) | 国内最高峰。世界カート選手権と同カテゴリー |
| FS-125 | 2ストローク125cc 水冷リードバルブ吸気の無改造ワンメイク(イアメ・パリラX30) | 13歳から(国際Cリストリクティッド以上) | 全日本の入門編。日本独自カテゴリー |
| FP-3 | ヤマハKT100S/KT100SEC 無改造ワンメイク(2ストローク100cc 空冷) | 13歳から | ローカルレースの車両をほぼそのまま転用できる |
| FPジュニア | 全日本と同規格 | 12歳〜15歳未満 | ジュニアの高学年クラス |
| FPジュニアカデット | 吸気リストリクターによるパワー制限版 | 9歳〜13歳 | ジュニアの低学年クラス |
| EV | 電動 | — | 2026年は東京ベイで年4回・全8戦 |
※EV部門の開催回数・戦数は表2からの編集部集計です。その他は全日本カート選手権 公式サイト「日本選手権とは」の記載に基づきます。
OK部門が「カートのF1」と呼ばれる理由
OK部門は2017年に始まった、国際カート委員会(CIK-FIA)が定める国際カテゴリーの1つです。世界カート選手権も同じOKで行われます。125ccのダイレクトドライブ(変速機なし)で、カート競技のなかでも最も高い回転数で回るエンジンを積みます。技術・車両・チーム力のすべてが問われるため、国内では最高峰に位置づけられています。
6. F1への道筋 ―カートはどこにつながっているのか
カートが「F1への登竜門」と呼ばれるのは、単に速い子どもが集まるからではありません。OK部門がCIK-FIAの国際カテゴリーであり、そこから先の階段が制度として続いているからです。
四輪へのステップは、一般に カート → FIA-F4 → FIA-F3 → FIA-F2 → F1 という順に整理されます。FIA-F4以降は国際自動車連盟(FIA)が定める公式のフォーミュラ階層で、上位カテゴリーへ進むにはスーパーライセンスポイントの積み上げが必要になります。
実例:角田裕毅選手の経歴
日本人ドライバーの例では、角田裕毅選手の経歴がこの階段の形をよく示しています。4歳からカートを始め、鈴鹿サーキットレーシングクラブを経て16歳で四輪にデビュー。FIA-F4選手権で2018年のシーズンチャンピオンとなり、F3・F2を経て2021年にF1デビュー——という経路をたどりました(経歴はWikipediaによる二次情報です)。
つまりジュニアカート選手権は、この長い階段のいちばん下の段にあたります。9歳から走れるジュニアカデット部門から、12歳以上のジュニア部門、そして13歳からのFS-125・FP-3、さらに最高峰のOKへ。年齢とライセンスで区切られた階層が、そのまま「育成の入口」として機能しています。
7. 情報を追うときの経路
カート競技は、大会情報の置き場所が分散しています。今回の裏取りで分かった実務的な構造を書いておきます。
- 年間の日程・会場・部門・戦数 → JAFモータースポーツ公式のカレンダー。ここが唯一の全体像です。
- 大会ごとの実務情報(タイムテーブル・特別規則・パドック割当・燃料規定・タイヤ配分・エントリー) → オーガナイザー側(今回はGPR公式)に集約されます。JAF側は個別のPDFを持たず、オーガナイザーへリンクする構造です。
- 会場の所在地・アクセス → サーキット公式(今回はAPG公式)。
なお、GPRは2027年からの全日本カート選手権シリーズの所轄団体に決定したと公式に告知しています。2027年以降、情報の集約先がさらにGPR側へ寄る可能性があります。
8. よくある質問
Q1. 8/29-30の御殿場では、どの部門が走りますか?
JAF公式カレンダーの表記では、全日本カート選手権 OK部門 第7戦/第8戦、ジュニアカート選手権 ジュニア部門 第7戦/第8戦、同 ジュニアカデット部門 第7戦/第8戦です。GPR公式では併催カテゴリとして「ROK CUP JAPAN」も掲載されています。
Q2. OK部門とFS-125部門の違いは何ですか?
どちらも2ストローク125cc水冷ですが、OKはCIK-FIA公認で改造が認められる国際カテゴリー、FS-125はイアメ・パリラX30の無改造ワンメイクという点が決定的に違います。FS-125は日本独自のカテゴリーで、車両コストを抑えた全日本の入門編という位置づけです。参加資格もOKは国際B以上、FS-125は13歳から(国際Cリストリクティッド以上)と異なります。
Q3. タイムテーブルやエントリーリストはどこで見られますか?
オーガナイザーであるGPRの公式サイトです。本大会については、タイムテーブル(2026年8月14日付)、エントリーリスト(8月13日付)、パドック割当(8月26日更新)を含む計11件の公式通知が掲載されていることを確認しています。当編集部はエントリー内容(選手名等)を本記事に転載していません。理由は記事末をご覧ください。
Q4. この記事にシリーズポイントランキングが載っていないのはなぜですか?
本大会は9歳から参加する育成年代の競技を含むためです。SportsPulseは育成年代について個人を特定する情報や評価を掲載しない方針をとっており、掲載するのは日程・会場・部門構成といったカテゴリ単位の情報に限っています。公式のリザルトはJAFおよびGPRの公式サイトでご確認ください。
9. あわせて読みたい
出典(すべて2026年8月27日に確認)
- ◎ JAFモータースポーツ「2026年 全日本カート選手権」カレンダー(全14イベントの日付・会場・都道府県・部門・戦数・オーガナイザー)
https://motorsports.jaf.or.jp/calendar/2026/kart/jkc - ◎ 全日本カート選手権 公式サイト「日本選手権とは」(OK/FS-125/FP-3/ジュニア/ジュニアカデットの定義・エンジン規格・年齢区分)
https://www.kart.jp/about/ - ◎ AUTOBACS GPR KARTING SERIES 公式(次戦 ROUND 7-8 GOTEMBA/公式通知11件/2027年からの全日本カート選手権 シリーズ所轄団体決定の告知)
https://www.gpr-race.com/ / https://www.gpr-race.com/entrant-official/ - ◎ APG/オートパラダイス御殿場 小山町大御神サーキット 公式(所在地)
https://apg-gotemba.com/ - ○ Wikipedia「角田裕毅」(4歳からカート/FIA-F4 2018年チャンピオン/F3・F2を経て2021年F1デビュー)
https://ja.wikipedia.org/wiki/角田裕毅
本記事について
本記事は公開情報と編集部レビューをもとに構成しています。取材・独自調査・アンケートは行っていません。日程・会場・部門・戦数はJAFモータースポーツ公式カレンダーの掲載内容を、部門の規格・年齢区分は全日本カート選手権 公式サイトの記載を、それぞれ転記したものです。
育成年代への配慮について:本大会はジュニアカデット部門(9歳〜13歳)・ジュニア部門(12歳〜15歳未満)を含みます。SportsPulseは育成年代について個人を特定する情報および能力・将来性の評価を掲載しない方針です。本記事には出場選手の氏名・ゼッケン・所属・出身地・学年、およびシリーズポイントランキングを一切掲載していません。エントリーリストは公式に公開されていますが、当編集部は引用していません。掲載しているのは日程・会場・部門構成・エンジン規格・年齢区分・シリーズの戦数といったカテゴリ単位の集計情報のみです。
表3(OK部門のシリーズ構成)および表4のEV部門の開催回数は、公式カレンダーに対する編集部の抽出・集計です。算出方法は各表の下に明記しています。
ジュニア部門・ジュニアカデット部門の戦数表記が公式カレンダー上で重複している件については、本記事は原因を断定していません(本文§4)。コース全長についても、媒体間で数値が割れており一次確認ができなかったため記載していません。
日程・時刻・エントリーは変更される場合があります。参加・観戦の前に、必ずJAFおよび大会オーガナイザーの公式情報をご確認ください。内容を更新した際は、冒頭の更新日を必ず打ち直します。
最終更新:2026年8月27日(公開:2026年8月27日)
執筆: SportsPulse 編集部
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最終更新日: 2026年8月27日 | 編集方針
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📅 更新履歴
| 日付 | 変更内容 |
|---|---|
| 2026年8月27日 | 初回公開 |
✅ ファクト再検証
最終検証日:2026年8月27日
SportsPulse 編集部が公開情報をもとに内容を確認しています。情報は確認時点のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください。
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