第57回 全国中学校サッカー大会(2026年・広島県)は、神村学園中等部(鹿児島県)の優勝で幕を閉じました。決勝は2026年8月23日、エディオンピースウイング広島。神村学園中等部 1-0 静岡学園中学校(静岡学園から見れば 0-1)。神村学園にとっては2年ぶり4回目の全国制覇です。
この記事は、大会の全31試合の結果と、第1回(1970年)から第57回(2026年)までの歴代優勝校を、ひとつのページにまとめた保存版の集計データベースです。「今年どこが勝ったか」だけでなく、「中学年代の全国大会で、どの地域・どの学校が勝ち続けてきたのか」という育成の地図として使えるように構成しています。
【本記事の方針】未成年保護のため、個人名は掲載していません
本大会は中学生年代の大会です。本記事では未成年保護の方針により、選手名・得点者名・大会優秀選手などの個人名を一切掲載せず、記録と集計はすべてチーム(学校)単位で行っています。個人の能力評価・進路評価・将来予想も行いません。詳しくは「本記事の編集方針」をご覧ください。
最終更新日:2026年8月25日/執筆・編集:SportsPulse 編集部(編集部内でファクトチェックのレビューを行っています)
結論:第57回大会の最終順位とベスト8
まず結論から。第57回全国中学校サッカー大会(2026年度/令和8年度 全国中学校体育大会)の最終順位は次のとおりです。所属地域と都道府県は、大会の地域代表枠の表記に基づいています。
| 順位 | チーム | 地域/都道府県 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 優勝 | 神村学園中等部 | 九州1/鹿児島 | 2年ぶり4回目 |
| 準優勝 | 静岡学園中学校 | 東海1/静岡 | 前回(第56回)優勝校。連覇ならず |
| 第3位 | 京都精華学園中学校 | 近畿1/京都 | 準決勝敗退(3位決定戦なし) |
| 第3位 | 聖望学園中学校 | 関東1/埼玉 | 準決勝敗退(3位決定戦なし) |
| ベスト8 | 岡山学芸館清秀中学校 | 中国2/岡山 | 準々決勝敗退 |
| ベスト8 | 青森山田中学校 | 東北1/青森 | 準々決勝敗退 |
| ベスト8 | 日章学園中学校 | 九州2/宮崎 | 準々決勝敗退 |
| ベスト8 | さいたま市立南浦和中学校 | 関東4/埼玉 | 準々決勝敗退 |
(出典:Green Card ニュース「第57回全国中学校サッカー大会 全国大会@広島」大会結果まとめ/同記事はJFA公式 日程・結果を参照元として明記。優勝回数と過去大会の順位はJFA公式「歴代優勝チーム一覧」で突合。いずれも2026年8月25日確認)
3位が2校いるのはなぜか
この大会には3位決定戦がありません。大会要項では「ノックアウト方式により優勝以下第3位まで決定する。(3位決定戦は行わない)」と定められており、準決勝で敗れた2チームがそのまま第3位として並びます(出典:大会要項/JFA公式「大会情報」および第57回全国中学校サッカー大会 公式サイト)。したがって第57回大会の第3位は、京都精華学園中学校と聖望学園中学校の2校です。「4位はどこ?」という検索が毎年発生しますが、この大会に4位という順位は存在しません。
本記事の編集方針(未成年保護について)
全国中学校サッカー大会は、その名のとおり中学生年代の大会です。出場しているのは全員が未成年であり、そのほとんどが13歳から15歳です。SportsPulseでは、この年代を扱う記事について次のルールを設けています。
- 個人名を掲載しない。選手名、得点者名、大会優秀選手やフェアプレー賞の受賞者名を本文に書きません。
- 集計はすべてチーム(学校)単位で行う。得点・失点・勝敗はチームの記録として扱います。
- 個人の能力評価・序列化をしない。「誰が一番うまいか」「将来プロになれるか」といった評価・予想は書きません。
- 進路評価をしない。「この選手はどの高校・どのクラブに進むべきか」といった記述も行いません。
- 個人が特定できる背景情報を書かない。学年・身長・家族関係などの属性も、個人と結び付く形では扱いません。
- この方針を記事内に明示する。読んでいる方に、何を意図的に書いていないかが分かるようにします。
大会を取材した媒体の中には、決勝点を挙げた選手の氏名や、個々の選手を掘り下げたインタビュー記事を掲載しているものもあります。それらは取材に基づく正当な報道ですが、本記事はそれらの個人情報を転記していません。本記事が扱うのは「どのチームが、どのラウンドで、何点取って勝ったか」という、チーム単位の記録だけです。個々の選手の活躍を知りたい場合は、大会公式サイトや各報道機関の記事を直接ご覧ください。
なお、大会には大会優秀選手の選出とフェアプレー賞が制度として存在します(大会要項による)。本記事では制度の存在のみを案内し、受賞者名は掲載しません。受賞者は大会公式サイトおよびJFA公式で確認できます。
大会の基本データ ―第57回大会はどんな大会だったか
まず、大会そのものの枠組みを確認しておきます。ここを押さえておくと、後半の歴代データが読みやすくなります。
| 正式名称 | 令和8年度 全国中学校体育大会 第57回全国中学校サッカー大会 |
|---|---|
| 通称 | 全中(ぜんちゅう)サッカー/全国中学校サッカー大会 |
| 会期 | 2026年8月18日(火)~8月23日(日) ※8月18日は開会式、競技は8月19日~23日 |
| 開催地 | 広島県(広島市・東広島市・福山市・尾道市ほか) |
| 出場チーム数 | 32チーム(地域予選を勝ち抜いた代表+開催地枠1) |
| 競技方式 | ノックアウト方式(3位決定戦なし)。1回戦~決勝まで全5ラウンド |
| 試合時間 | 60分(30分ハーフ)、ハーフタイム原則10分。決着しない場合は10分間(5分ハーフ)の延長戦、なお決しない場合はPK方式 |
| 決勝の特例 | 決勝戦で雷等の不測の事態により試合が成立しないときは、両校優勝とする |
| 組合せ抽選 | 2026年8月11日(火)、WEB会議システムにて実施 |
| 決勝会場 | エディオンピースウイング広島(天然芝) |
(出典:JFA公式「令和8年度 全国中学校体育大会 第57回全国中学校サッカー大会」大会TOPおよび日程・結果/大会要項。2026年8月25日確認)
なお、二次媒体の中には競技期間を「8月19日(火)~23日(日)」と記載しているものがありますが、2026年8月19日は水曜日です(8月18日が火曜)。曜日表記の誤りとみられるため、本記事はJFA公式の表記に従い「会期8月18日(火)~8月23日(日)」としています。細かい点ですが、日程を検索する保護者の方が最も混乱しやすいポイントなので明記しておきます。
32チームの地域別割当
全中サッカーの出場枠は、9つの地域ブロック+開催地枠で構成されています。この配分は「どの地域からいくつのチームが全国に出られるか」を決めるもので、地域ごとの競争率の違いを生む土台でもあります。
| 地域 | 割当数 | 第57回大会の地域予選優勝チーム |
|---|---|---|
| 北海道 | 2 | 札幌大谷中学校 |
| 東北 | 3 | 青森山田中学校 |
| 関東 | 7 | 聖望学園中学校(埼玉) |
| 北信越 | 2 | 上松町立上松中学校・南木曽町立南木曽中学校(長野) |
| 東海 | 3 | 静岡学園中学校(静岡) |
| 近畿(関西) | 5 | 京都精華学園中学校(京都) |
| 中国 | 2 | 高川学園中学校(山口) |
| 四国 | 2 | 高知学園高知中学校(高知) |
| 九州 | 5 | 神村学園中等部(鹿児島) |
| 開催地 | 1 | 府中町立府中中学校(広島) |
| 合計 | 32 | ― |
(出典:大会要項の地域割当表/各地域大会の結果。Green Card ニュース掲載の一覧をJFA公式の大会情報と突合。2026年8月25日確認)
この表からすでに、ひとつの傾向が読み取れます。関東7・近畿5・九州5で全体の半分以上(17/32)を占め、北海道・北信越・中国・四国は各2枠。全国大会に到達する難易度そのものが地域によって大きく違うということです。そして第57回大会でベスト8に残った8チームのうち、九州2・関東2・東海1・近畿1・中国1・東北1という内訳は、この割当構造をほぼそのまま反映しています。
また、注目したいのが合同チームの存在です。北信越代表の「上松町立上松中学校・南木曽町立南木曽中学校」、近畿の「龍野西中学校・御津中学校・新宮中学校」、北海道の「青陵・幣舞・春採中」、関東の「山王中学校・中沢中学校」など、複数校の合同チームが全国大会に出場しています。少子化により単独校でチームを組めない地域が増えている現実を、出場チーム名がそのまま示しています。中学校の部活動が今どういう状況にあるのかを知るうえで、この出場校リストは資料としての価値があります。
比較のポイントを押さえる
記事で整理したポイントを踏まえて、比べやすい候補の一つを確認できます。
第57回大会 全31試合の結果
ここからは、1回戦から決勝までの全試合結果を、日付順に掲載します。すべて勝者を左側に統一して表記しました。決勝の結果は媒体によって「静岡学園 0-1 神村学園」という並び順で表示されることがあり、これを左右取り違えると勝敗が逆に読めてしまうためです。以下の表では、どの行も「左のチームが勝った」と読んでいただいて構いません。
決勝(8月23日・エディオンピースウイング広島)
| 勝者 | スコア | 敗者 |
|---|---|---|
| 神村学園中等部(九州1/鹿児島) | 1-0 | 静岡学園中学校(東海1/静岡) |
前回王者・静岡学園と、前々回王者・神村学園という「新旧王者対決」の決勝でした。試合はスコアレスのまま推移し、後半アディショナルタイムに神村学園が決勝点を挙げて1-0。神村学園中等部が2年ぶり4回目の全国制覇を果たしました(報道:ゲキサカ「後半AT劇的決着!新旧王者対決を制した神村学園が王座奪還」、KYT鹿児島読売テレビ「神村学園中等部が2年ぶり4度目の日本一」、Daiichi-TV 静岡第一テレビ「静岡学園が神村学園に惜敗 連覇ならず」/いずれも2026年8月23日以降の報道。得点者名は未成年保護の方針により記載しません)。
読み違えに注意:大会結果のまとめサイトでは、決勝が「静岡学園中 0-1 神村学園中」という並びで表示されることがあります。これは静岡学園が0点、神村学園が1点という意味であり、神村学園の勝利です。左右を取り違えると「静岡学園が勝った」と読めてしまうため、本記事では勝者を先に書く方式で統一しています。優勝が神村学園であることは、JFA公式の歴代優勝データ(同校の過去優勝が3回であること)とも、勝者側・敗者側それぞれの地元テレビ局の報道とも一致しています。
準決勝(8月22日)
| 勝者 | スコア | 敗者 |
|---|---|---|
| 静岡学園中(東海1/静岡) | 4-1 | 聖望学園中(関東1/埼玉) |
| 神村学園中(九州1/鹿児島) | 1-0 | 京都精華学園中(近畿1/京都) |
準々決勝(8月21日)―ベスト8結果一覧
| 勝者(ベスト4進出) | スコア | 敗者(ベスト8) |
|---|---|---|
| 静岡学園中(東海1/静岡) | 3-1 | 青森山田中(東北1/青森) |
| 聖望学園中(関東1/埼玉) | 5-1 | さいたま市立南浦和中(関東4/埼玉) |
| 神村学園中(九州1/鹿児島) | 5-0 | 岡山学芸館清秀中(中国2/岡山) |
| 京都精華学園中(近畿1/京都) | 6-1 | 日章学園中(九州2/宮崎) |
準々決勝は、埼玉勢どうしの対戦(聖望学園中 対 南浦和中)が組まれた点が特徴的でした。関東7枠という多さがそのまま「全国大会での同県対決」につながる構造です。また、九州第2代表の日章学園中は準々決勝で6失点を喫しての敗退。同じ九州勢でも神村学園は5-0で勝ち上がっており、この日の準々決勝は4試合中3試合が3点差以上という一方的な展開になりました。
2回戦(8月20日)
| 勝者(ベスト8進出) | スコア | 敗者 |
|---|---|---|
| 静岡学園中(東海1/静岡) | 5-0 | 東北学院中(東北3/宮城) |
| 青森山田中(東北1/青森) | 6-1 | 大阪朝鮮中(近畿3/大阪) |
| 聖望学園中(関東1/埼玉) | 2-1 | 龍野西・御津・新宮中(近畿5/兵庫) |
| さいたま市立南浦和中(関東4/埼玉) | 2-0 | 高川学園中(中国1/山口) |
| 神村学園中(九州1/鹿児島) | 5-2 | 浜松開誠館中(東海2/静岡) |
| 岡山学芸館清秀中(中国2/岡山) | 2-1 | ルーテル学院中(九州3/熊本) |
| 日章学園中(九州2/宮崎) | 2-1 | 高知中(四国1/高知) |
| 京都精華学園中(近畿1/京都) | 5-0 | Desenvolver F・U・T(東北2/青森) |
2回戦最大のポイントは、神村学園中 5-2 浜松開誠館中でしょう。浜松開誠館は過去に2度の優勝経験を持つ静岡の強豪(第35回・両校優勝、第53回)であり、事実上のシード対決でした。ここを5得点で突破したことが、神村学園の勢いを決定づけたと言えます。また、中国1位の高川学園中が南浦和中に0-2で敗れ、中国2位の岡山学芸館清秀中が勝ち上がるという「地域内順位の逆転」も起きています。地域予選の順位が全国での強さの序列とは限らないことを示す好例です。
1回戦(8月19日)―全16試合
| 勝者(2回戦進出) | スコア | 敗者 |
|---|---|---|
| 静岡学園中(東海1/静岡) | 10-1 | 横浜市立奈良中(関東5/神奈川) |
| 東北学院中(東北3/宮城) | 2-1 | 東海大大阪仰星中(近畿2/大阪) |
| 大阪朝鮮中(近畿3/大阪) | 1-1(PK4-2) | REVIVAL agora(九州4/佐賀) |
| 青森山田中(東北1/青森) | 15-0 | 青陵・幣舞・春採中(北海道2) |
| 聖望学園中(関東1/埼玉) | 3-1 | 三重中(九州5/長崎) |
| 龍野西・御津・新宮中(近畿5/兵庫) | 1-0 | 帝京大可児中(東海3/岐阜) |
| さいたま市立南浦和中(関東4/埼玉) | 7-0 | 東かがわクラブ(四国2/香川) |
| 高川学園中(中国1/山口) | 3-0 | FC内野(北信越2/新潟) |
| 神村学園中(九州1/鹿児島) | 5-0 | KAMI F.C.(近畿4/奈良) |
| 浜松開誠館中(東海2/静岡) | 5-0 | 暁星国際中(関東6/千葉) |
| 岡山学芸館清秀中(中国2/岡山) | 5-1 | 上松・南木曽中(北信越1/長野) |
| ルーテル学院中(九州3/熊本) | 3-1 | 山王・中沢中(関東7/神奈川) |
| 日章学園中(九州2/宮崎) | 2-1 | 札幌大谷中(北海道1) |
| 高知中(四国1/高知) | 3-0 | 修徳中(関東2/東京) |
| 京都精華学園中(近畿1/京都) | 8-1 | 市川市立第三中(関東3/千葉) |
| Desenvolver F・U・T(東北2/青森) | 2-1 | 府中町立府中中(開催地/広島) |
(出典:Green Card ニュース「第57回全国中学校サッカー大会 全国大会@広島」の全ラウンド結果一覧。同記事はJFA公式 日程・結果を参照元として明記。2026年8月25日確認)
1回戦で唯一PK方式にもつれたのが、大阪朝鮮中 対 REVIVAL agora(佐賀)の一戦でした。1-1のまま延長でも決着がつかず、PK4-2で大阪朝鮮中が勝ち上がっています。60分+延長10分という短い試合時間のため、この大会は先制点の重みが非常に大きく、PK決着が発生する確率も高校年代の大会より高くなります。
一方で、開催地枠の府中町立府中中(広島)は1-2で惜敗。地元開催の1枠は、地域予選を勝ち抜いた他の31チームと比べると厳しい戦いになりがちですが、1点差の接戦を演じています。
【編集部集計①】第57回大会をチーム単位の数字で読む
ここからは編集部集計です。上記の全31試合の公表スコアを四則演算しただけの数字であり、独自取材や推計は一切含みません。すべてチーム単位の集計です。
| 項目 | 数値 | 算出方法 |
|---|---|---|
| 総試合数 | 31試合 | 32チームのノックアウト方式(16+8+4+2+1) |
| 総得点 | 148得点 | 全31試合の両チーム得点の合計(PK戦のスコアは含まない) |
| 1試合平均得点 | 4.77点 | 148 ÷ 31(小数第3位四捨五入) |
| PK方式で決着した試合 | 1試合(全体の約3.2%) | 1回戦の大阪朝鮮中 対 REVIVAL agora |
| 1回戦の総得点 | 84得点/16試合(平均5.25) | 1回戦16試合の合計 |
| 2回戦の総得点 | 35得点/8試合(平均4.38) | 2回戦8試合の合計 |
| 準々決勝以降の総得点 | 29得点/7試合(平均4.14) | 準々決勝4+準決勝2+決勝1 |
| 最多得点差 | 15点差 | 1回戦 青森山田中 15-0 青陵・幣舞・春採中 |
(編集部集計。公表スコアの四則演算のみ。2026年8月25日時点)
1試合平均4.77得点という数字は、60分ゲームであることを考えるとかなり多い部類です。90分換算すれば7点を超える計算になります。短い試合時間・一発勝負・地域間の実力差という3条件がそろうと、大差の試合と1点差の試合が両極端に分かれる。これが全中サッカーの構造的な特徴です。ラウンドが進むにつれて平均得点が5.25(1回戦)→4.38(2回戦)→4.14(準々決勝以降)と段階的に下がっていくのも、実力の近いチームだけが残っていくトーナメントの必然を示しています。
ベスト4進出4チームの大会通算成績(チーム単位)
| チーム | 試合 | 勝 | 得点 | 失点 | 得失差 | 1試合平均得点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 神村学園中(優勝) | 5 | 5 | 17 | 2 | +15 | 3.40 |
| 静岡学園中(準優勝) | 5 | 4 | 22 | 4 | +18 | 4.40 |
| 京都精華学園中(3位) | 4 | 3 | 19 | 3 | +16 | 4.75 |
| 聖望学園中(3位) | 4 | 3 | 11 | 7 | +4 | 2.75 |
(編集部集計。公表スコアの四則演算のみ。PK戦のスコアは得失点に算入していない)
この表は、優勝チームが必ずしも「最も点を取ったチーム」ではないことを示しています。総得点も得失点差も、上回っていたのは準優勝の静岡学園中(22得点・+18)でした。一方で神村学園中は5試合でわずか2失点。しかもその2失点はすべて2回戦の浜松開誠館中戦で、1回戦・準々決勝・準決勝・決勝の4試合はすべて無失点です。60分という短い試合時間のトーナメントで、失点を止め続けたチームが最後に立っていた。第57回大会の結果を一言で表すなら、そういう大会でした。
歴代優勝校の系譜 ―第1回(1970年)から第57回(2026年)まで
ここからが本記事のもうひとつの柱、歴代優勝校の全記録です。第1回から第56回まではJFA公式「歴代優勝チーム一覧」の記載をそのまま採録し、第57回(2026年)を本大会の結果として追記しています。学校名は各年当時の表記です。
この表を読むときの3つの注意点
① 第51回(2020年)は中止です。したがって「第57回」=「57回開催された」ではありません。
② 両校優勝の年が3回あります(第3回・第31回・第35回)。この年は準優勝校が存在しません。
③ 3位は毎年2校です(3位決定戦を行わないため)。
| 回 | 年 | 優勝 | 準優勝 | 3位 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 1970 | 西益津(静岡) | 似島(広島) | 大槌(岩手)/端光(大阪) |
| 2 | 1971 | 古河一(茨城) | 藤枝(静岡) | 大原(埼玉)/豊田(栃木) |
| 3 | 1972 | 古河一(茨城)/大原(埼玉)※両校優勝 | ― | 日比野(愛知)/成蹊(東京) |
| 4 | 1973 | 日比野(愛知) | 児玉(埼玉) | 古河一(茨城)/大原(埼玉) |
| 5 | 1974 | 古河一(茨城) | 松島(宮城) | 日比野(愛知)/尼崎大庄北(兵庫) |
| 6 | 1975 | 本太(埼玉) | 藤枝(静岡) | 日比野(愛知)/児玉(埼玉) |
| 7 | 1976 | 古河一(茨城) | 本太(埼玉) | 上河内(栃木)/桜島(鹿児島) |
| 8 | 1977 | 本太(埼玉) | 藤原(栃木) | 古河一(茨城)/北星(静岡) |
| 9 | 1978 | 古河一(茨城) | 藤枝(静岡) | 京陵(熊本)/児玉(埼玉) |
| 10 | 1979 | 藤枝(静岡) | 松山(埼玉) | 古河一(茨城)/誉田(大阪) |
| 11 | 1980 | 藤枝(静岡) | 与野東(埼玉) | 百聞(埼玉)/陣山(福岡) |
| 12 | 1981 | 常盤(埼玉) | 村岡(神奈川) | 古河二(茨城)/小川(熊本) |
| 13 | 1982 | 観山(静岡) | 宇野(岡山) | 上野ヶ丘(大分)/京陵(熊本) |
| 14 | 1983 | 南千里(大阪) | 小名浜二(福島) | 富岡(神奈川)/日比野(愛知) |
| 15 | 1984 | 国見(長崎) | 綾北(神奈川) | 響南(福岡)/笠松(岐阜) |
| 16 | 1985 | 明野(大分) | 清水五(静岡) | 立川一(東京)/京陵(熊本) |
| 17 | 1986 | 真岡(栃木) | 上宇部(山口) | 大淀(宮崎)/湖東(静岡) |
| 18 | 1987 | 神根(埼玉) | 国見(長崎) | 西益津(静岡)/韮崎東(山梨) |
| 19 | 1988 | 大原(埼玉) | 東海大一(静岡) | 金石(石川)/山形六(山形) |
| 20 | 1989 | 東海大一(静岡) | 大久保(茨城) | 田島(埼玉)/邑楽(群馬) |
| 21 | 1990 | 砥用(熊本) | 旭(栃木) | 五領(大阪)/島原三(長崎) |
| 22 | 1991 | 清水五(静岡) | 龍野西(兵庫) | 根城(青森)/城山(神奈川) |
| 23 | 1992 | 東海大一(静岡) | 丸岡(福井) | 城南(和歌山)/生光学園(徳島) |
| 24 | 1993 | 東海大一(静岡) | 南橘(群馬) | 東国分(千葉)/泉ヶ丘(栃木) |
| 25 | 1994 | 東海大一(静岡) | 生光学園(徳島) | 久御山(京都)/雄山(富山) |
| 26 | 1995 | 高洲一(千葉) | 二島(福岡) | 藤森(京都)/桐蔭学園(神奈川) |
| 27 | 1996 | 東海大一(静岡) | 高松(群馬) | 西脇(和歌山)/秩父一(埼玉) |
| 28 | 1997 | 東海大一(静岡) | 北陽(埼玉) | 若草(兵庫)/日比野(愛知) |
| 29 | 1998 | 東海大一(静岡) | 桐蔭学園(神奈川) | 武岡(鹿児島)/小田南(兵庫) |
| 30 | 1999 | 三室(埼玉) | 桐蔭学園(神奈川) | 小針(新潟)/小田南(兵庫) |
| 31 | 2000 | 暁星(東京)/幸町第二(千葉)※両校優勝 | ― | 国分南(鹿児島)/岸(埼玉) |
| 32 | 2001 | 暁星(東京) | 千里丘(大阪) | 藤森(京都)/西脇(和歌山) |
| 33 | 2002 | 日比野(愛知) | 桐蔭学園(神奈川) | 緑陽(北海道)/国見(長崎) |
| 34 | 2003 | 常葉学園橘(静岡) | 桐蔭学園(神奈川) | ルーテル学院(熊本)/丸亀市立東(香川) |
| 35 | 2004 | 浜松開誠館(静岡)/ルーテル学院(熊本)※両校優勝 | ― | 桐蔭学園(神奈川)/国見(長崎) |
| 36 | 2005 | ルーテル学院(熊本) | 朝日丘(愛知) | 帝京大可児(岐阜)/甲南(滋賀) |
| 37 | 2006 | 日章学園(宮崎) | 那珂湊(茨城) | 青森山田(青森)/宮崎日大(宮崎) |
| 38 | 2007 | 日章学園(宮崎) | 青森山田(青森) | 国見(長崎)/ルーテル学院(熊本) |
| 39 | 2008 | 桐蔭学園(神奈川) | 筑陽学園(福岡) | 静岡学園(静岡)/海星(長崎) |
| 40 | 2009 | 静岡学園(静岡) | 島原第一(長崎) | 育英館(鹿児島)/浜松開誠館(静岡) |
| 41 | 2010 | 常葉学園橘(静岡) | 村岡(神奈川) | 長崎南山(長崎)/高槻第九(大阪) |
| 42 | 2011 | 星稜(石川) | 鴻南(山口) | 小禄(沖縄)/国分(鹿児島) |
| 43 | 2012 | 青森山田(青森) | 東海大翔洋(静岡) | 星稜(石川)/甲賀市立甲南(滋賀) |
| 44 | 2013 | 帝京大学可児(岐阜) | 伊達(北海道) | 神村学園(鹿児島)/筑陽学園(福岡) |
| 45 | 2014 | 青森山田(青森) | 育英館(鹿児島) | 桐蔭学園(神奈川)/星稜(石川) |
| 46 | 2015 | 青森山田(青森) | 日章学園(宮崎) | 高川学園(山口)/ルーテル学院(熊本) |
| 47 | 2016 | 青森山田(青森) | 暁星国際(千葉) | 周南市立周陽(山口)/吉岡町立吉岡(群馬) |
| 48 | 2017 | 青森山田(青森) | 鹿児島育英館(鹿児島) | 多摩大学目黒(東京)/日章学園(宮崎) |
| 49 | 2018 | 日章学園(宮崎) | 青森山田(青森) | 帝京大学可児(岐阜)/暁星(東京) |
| 50 | 2019 | 日章学園(宮崎) | 青森山田(青森) | 静岡学園(静岡)/宮崎日本大学(宮崎) |
| 51 | 2020 | [中止] | ||
| 52 | 2021 | 神村学園(鹿児島) | 青森山田(青森) | アサンプション国際(大阪)/静岡学園(静岡) |
| 53 | 2022 | 浜松開誠館(静岡) | 静岡学園(静岡) | 神村学園(鹿児島)/青森山田(青森) |
| 54 | 2023 | 神村学園(鹿児島) | 日章学園(宮崎) | 藤沢市立鵠沼(神奈川)/大分(大分) |
| 55 | 2024 | 神村学園(鹿児島) | 青森山田(青森) | 高川学園(山口)/西武台新座(埼玉) |
| 56 | 2025 | 静岡学園(静岡) | 日章学園(宮崎) | 神村学園(鹿児島)/駒場東邦(東京) |
| 57 | 2026 | 神村学園(鹿児島) | 静岡学園(静岡) | 京都精華学園(京都)/聖望学園(埼玉) |
(出典:第1回~第56回はJFA公式「歴代優勝チーム一覧」/第57回は本大会結果。学校名は各年当時の表記。2026年8月25日確認)
【編集部集計②】歴代優勝データを数える
上の歴代表を、編集部が集計しました。集計の定義は次のとおりです。
集計の定義(編集部)
・対象=第1回(1970年)~第57回(2026年)。第51回(2020年)は中止のため分母から除外し、開催回数は56回とする。
・両校優勝の年は2校それぞれに1優勝を計上する(第3回・第31回・第35回)。したがって優勝タイトルの総数は59。
・学校名は歴代表の表記どおりに集計する(改称・法人名変更の名寄せは行わない)。
・都道府県は歴代表に併記された表記に従う。
学校別 優勝回数(2回以上)
| 優勝回数 | 学校(都道府県) | 優勝した回 |
|---|---|---|
| 7回 | 東海大一(静岡) | 第20・23・24・25・27・28・29回 |
| 5回 | 古河一(茨城) | 第2・3・5・7・9回 |
| 5回 | 青森山田(青森) | 第43・45・46・47・48回 |
| 4回 | 日章学園(宮崎) | 第37・38・49・50回 |
| 4回 | 神村学園(鹿児島) | 第52・54・55・57回 |
| 2回 | 大原(埼玉) | 第3(両校)・19回 |
| 2回 | 本太(埼玉) | 第6・8回 |
| 2回 | 藤枝(静岡) | 第10・11回 |
| 2回 | 日比野(愛知) | 第4・33回 |
| 2回 | 暁星(東京) | 第31(両校)・32回 |
| 2回 | 常葉学園橘(静岡) | 第34・41回 |
| 2回 | 浜松開誠館(静岡) | 第35(両校)・53回 |
| 2回 | ルーテル学院(熊本) | 第35(両校)・36回 |
| 2回 | 静岡学園(静岡) | 第40・56回 |
(編集部集計。優勝経験校は延べ30校。うち16校は優勝1回のみ)
最多優勝は東海大一(静岡)の7回。しかもその7回は第20回(1989年)から第29回(1998年)までの10年間に集中しています。1990年代の全中サッカーは、事実上この1校の時代でした。次いで古河一(茨城)と青森山田(青森)が各5回。古河一は第2回から第9回までの8年間で5回、青森山田は第43回から第48回までの6年間で5回と、こちらも「短期集中型」です。
つまり、この大会の歴史は「特定の1校が数年間、圧倒的に勝ち続ける」というサイクルの繰り返しとして読めます。古河一(1970年代前半)→ 東海大一(1990年代)→ 日章学園(2000年代後半と2010年代後半)→ 青森山田(2010年代前半)→ 神村学園(2020年代)。育成年代のトップは、指導体制と選手層が噛み合ったときにまとまった年数を支配し、そして入れ替わる。57回分のデータは、その周期をきれいに示しています。
その意味で、神村学園の4回目の優勝(第52・54・55・57回)は「現在進行形のサイクル」です。2021年以降の6大会中4回優勝。ただし連覇はまだありません(第53回=2022年は3位、第56回=2025年も3位)。今回の優勝も「2年ぶり」であり、「4連覇」ではない点に注意してください。
都道府県別 優勝回数 ―育成強豪の分布
| 順位 | 都道府県 | 優勝回数 | 全59タイトルに占める比率 |
|---|---|---|---|
| 1 | 静岡 | 18回 | 30.5% |
| 2 | 埼玉 | 7回 | 11.9% |
| 3 | 茨城 | 5回 | 8.5% |
| 3 | 青森 | 5回 | 8.5% |
| 5 | 宮崎 | 4回 | 6.8% |
| 5 | 鹿児島 | 4回 | 6.8% |
| 7 | 熊本 | 3回 | 5.1% |
| 8 | 千葉/愛知/東京 | 各2回 | 各3.4% |
| 11 | 大分/大阪/岐阜/栃木/石川/神奈川/長崎 | 各1回 | 各1.7% |
(編集部集計。比率は小数第2位四捨五入。優勝経験のある都道府県は17)
この表が示す事実は明快です。静岡県だけで59タイトル中18=全体の約3割を占めています。2位の埼玉(7回)の2倍以上。しかも静岡の18回は西益津・藤枝・観山・東海大一・清水五・常葉学園橘・浜松開誠館・静岡学園と8つの異なる学校によって積み上げられており、1校の突出ではなく県全体の層の厚さによるものだと分かります。「サッカー王国・静岡」という言葉は、中学年代の全国大会の記録においても裏付けられています。
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一方で、時代による重心の移動もはっきりしています。第1回~第30回(1970~1999年)の優勝は静岡・埼玉・茨城といった東日本と東海に集中していました。ところが第31回以降(2000年~)を見ると、宮崎・鹿児島・熊本といった九州勢の優勝が11回に達します。日章学園4回、神村学園4回、ルーテル学院2回、砥用1回。2000年代以降の全中サッカーは、九州勢の台頭が最大の構造変化でした。第57回大会でベスト8に九州から2校(神村学園・日章学園)が入り、そのうち1校が優勝したのは、この20年強の流れの延長線上にあります。
さらに注目すべきは、優勝経験のある都道府県が17しかないという点です。47都道府県のうち30県は、57回の歴史を通じて一度も優勝校を出していません。全国大会に出ること自体が難関である以上に、頂点は極めて限られた地域に偏在している。育成の地図としてこのデータを見るとき、これが最も重い事実です。
私立の学校法人系と公立中学校
歴代表をもう一度眺めると、もうひとつの変化が見えてきます。第1回から第30回までの優勝校は、西益津・古河一・大原・本太・藤枝・常盤・観山・南千里・国見・明野・真岡・神根・砥用・清水五・高洲一・三室など、地名を冠した公立中学校が大半でした。東海大一と桐蔭学園が例外的な存在です。
ところが第31回(2000年)以降になると、暁星、常葉学園橘、浜松開誠館、ルーテル学院、日章学園、桐蔭学園、静岡学園、星稜、青森山田、帝京大学可児、神村学園と、高校まで一貫した強化を行う学校法人系が優勝を独占するようになります。第31回以降の優勝校で、地名を冠した公立中学校は幸町第二(千葉・第31回の両校優勝)のみです。
これは中学年代の育成環境そのものの変化を反映しています。高校サッカー選手権の常連校が中等部・中学校を持ち、6年間の一貫指導と練習環境を用意する。同時に、街クラブやJクラブの下部組織(ジュニアユース)に有力選手が流れる構造もでき、公立中学校の部活動が全国トップを狙う難易度は上がりました。第57回大会でベスト8に残った公立中学校がさいたま市立南浦和中の1校のみだったことは、この20年の変化を象徴しています。
前回大会(第56回・2025年)との比較
| 項目 | 第56回(2025年・宮崎) | 第57回(2026年・広島) |
|---|---|---|
| 優勝 | 静岡学園(静岡) | 神村学園(鹿児島) |
| 準優勝 | 日章学園(宮崎) | 静岡学園(静岡) |
| 第3位 | 神村学園(鹿児島)/駒場東邦(東京) | 京都精華学園(京都)/聖望学園(埼玉) |
| 2大会連続でベスト4 | 静岡学園、神村学園の2校 | |
(出典:JFA公式「歴代優勝チーム一覧」/第57回は本大会結果。編集部にて整理)
この比較で分かるのは、静岡学園と神村学園が2大会続けてベスト4に残り、しかも順位を入れ替えたという点です。2025年は静岡学園が優勝で神村学園が3位、2026年は神村学園が優勝で静岡学園が準優勝。決勝は「前回王者 対 前々回王者」の顔合わせとなり、ゲキサカは「新旧王者対決」と報じました。中学年代のチームは3年で選手が入れ替わるため、2年続けて頂点付近に残ること自体が、単年の当たり年ではなく継続的な強化体制の存在を示唆します。
一方、第56回で準優勝だった日章学園(宮崎)は第57回でベスト8止まり、第56回3位の駒場東邦(東京)は第57回のベスト8に名前がありません。上位常連が固定されているようでいて、毎年3割から5割は顔ぶれが入れ替わる。これが中学年代のトーナメントです。
取り違えに注意 ―中学年代には「3つの全国大会」がある
検索でここに辿り着いた方が最も混乱しやすいのが、中学生年代の全国大会が複数存在することです。名前が似ていて時期も近いため、結果を取り違えるケースが毎年発生します。整理しておきます。
| 大会 | 主催・対象 | 時期 | 2026年の優勝 |
|---|---|---|---|
| 全国中学校サッカー大会(全中) | 日本中学校体育連盟。中学校の部活動が対象 | 8月中旬~下旬 | 神村学園中等部(第57回・広島) |
| 日本クラブユースサッカー選手権(U-15) | 日本クラブユースサッカー連盟。Jクラブ下部組織・街クラブが対象 | 8月 | 第41回大会が2026年8月に北海道で開催(本記事とは別大会) |
| 高円宮杯 JFA 全日本U-15サッカー選手権大会 | 日本サッカー協会。部活動・クラブの両方が出場 | 11月~12月 | 2026年大会は本記事執筆時点で未開催 |
(出典:JFA公式「大会・試合」3種(中学生年代)の大会一覧。2026年8月25日確認)
この3つのうち、本記事が扱っているのはいちばん上の「全中」だけです。全中は中体連の大会なので、Jクラブのジュニアユースは出場しません。逆にクラブユース選手権には中学校の部活動チームは出場しません。そして12月の高円宮杯U-15は、両方が出てくる「中学年代の真の日本一決定戦」という位置づけになります。「中学サッカー日本一」という言葉が、どの大会を指しているのかを確認してから読む――これが取り違えを防ぐ唯一の方法です。
なお、全中サッカーとほぼ同時期に全国中学校バスケットボール大会など他競技の全中も開催されます。「全中」という略称だけでは競技が特定できないため、検索の際は競技名を添えることをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
Q1. 第57回全国中学校サッカー大会(2026年)の優勝校はどこですか?
A. 神村学園中等部(鹿児島県)です。2026年8月23日にエディオンピースウイング広島で行われた決勝で、静岡学園中学校(静岡県)を1-0で下しました。神村学園にとっては2年ぶり4回目の優勝です。なお、大会結果のまとめでは「静岡学園中 0-1 神村学園中」という並び順で表示されることがありますが、これも神村学園の勝利を意味します。
Q2. 「2年ぶり4回目」とは、どういう意味ですか?4連覇ではないのですか?
A. 4連覇ではありません。神村学園の優勝は第52回(2021年)・第54回(2023年)・第55回(2024年)・第57回(2026年)の4回です。前回優勝が2024年(第55回)で、2025年(第56回)は3位だったため、2026年の優勝は「2年ぶり」となります。JFA公式「歴代優勝チーム一覧」で確認できます。
Q3. 第4位はどこですか?
A. この大会に4位という順位はありません。大会要項で「3位決定戦は行わない」と定められているため、準決勝で敗れた2チーム(第57回大会では京都精華学園中学校と聖望学園中学校)がともに第3位となり、順位はそこで打ち切られます。
Q4. 歴代で最も多く優勝している学校・都道府県はどこですか?
A. 学校別では東海大一(静岡)の7回が最多です。次いで古河一(茨城)と青森山田(青森)が各5回、日章学園(宮崎)と神村学園(鹿児島)が各4回。都道府県別では静岡県が18回で突出しており、全59タイトルの約3割を占めます(編集部集計。第51回=2020年は中止のため除外、両校優勝の3大会は2校それぞれに計上)。
Q5. 試合時間や延長戦のルールを教えてください。
A. 試合時間は60分(30分ハーフ)、ハーフタイムは原則10分です。決着しない場合は10分間(5分ハーフ)の延長戦を行い、それでも決しない場合はPK方式で次のラウンドに進むチームを決定します。決勝も同様です。ただし決勝戦で雷等の不測の事態により試合が成立しないときは両校優勝となります(大会要項による)。
Q6. 得点者や大会優秀選手の名前が書かれていないのはなぜですか?
A. 本大会は中学生年代=未成年の大会であるため、SportsPulseでは未成年保護の方針により個人名を掲載せず、集計をすべてチーム(学校)単位で行っています。個人の能力評価や進路評価も行いません。大会優秀選手・フェアプレー賞は制度として存在しますが、受賞者名は本記事では扱っていません。個々の選手の記録が必要な場合は、大会公式サイトおよびJFA公式でご確認ください。
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出典(確認日:2026年8月25日)
- 公益財団法人 日本サッカー協会(JFA)「令和8年度 全国中学校体育大会 第57回全国中学校サッカー大会」大会TOP(一次情報/大会正式名称・会期2026年8月18日(火)~23日(日))
- JFA公式「第57回全国中学校サッカー大会 歴代優勝チーム一覧」(一次情報/第1回1970年~第56回2025年の優勝・準優勝・3位、両校優勝3大会と第51回中止の記載。本記事の歴代表と編集部集計②の全数値の出典)
- JFA公式「日程・結果」(第57回全国中学校サッカー大会)(一次情報/会期・全9会場一覧・トーナメント表PDF)
- JFA公式「大会情報」(第57回全国中学校サッカー大会)(一次情報/大会要項・競技方法・試合時間・3位決定戦なし・両校優勝の特例・表彰・組合せ抽選8月11日)
- 第57回 全国中学校サッカー大会 公式サイト(一次情報/大会主催者による公式サイト。各ラウンドの結果ページの掲載元)
- JFA公式「全国中学校体育大会/全国中学校サッカー大会」(3種=中学生年代の大会一覧より)(一次情報/中学生年代の全国大会3種の区分)
- Green Card ニュース「速報!2026年度 全国中学校体育大会 第57回全国中学校サッカー大会 全国大会@広島 優勝は神村学園中等部!2年ぶり4回目の全国制覇!」(大会結果まとめ/1回戦~決勝の全31試合のスコア、最終順位・ベスト8、地域割当表、地域予選優勝チーム、大会要項の抜粋。同記事はJFA公式 日程・結果および大会公式サイトを参照元として明記。★本記事はこのスコア一覧を、JFA公式の歴代データおよび下記報道と突合したうえで採用した)
- ゲキサカ「[全中]後半AT劇的決着!新旧王者対決を制した神村学園が王座奪還!!静岡学園にリベンジ」(報道/決勝が後半アディショナルタイム決着であったこと、神村学園の優勝。★得点者名等の個人情報は本記事に転記していない)
- ゲキサカ「[全中]決勝は静岡学園対神村学園!前回王者対前々回王者の激突に」(報道/準決勝結果と決勝カードの確定、「前回王者 対 前々回王者」の位置づけ)
- KYT鹿児島読売テレビ「全中サッカー神村学園中等部が2年ぶり4度目の日本一 試合終了間際の決勝弾で静岡学園中を下す」(報道/優勝校側の地元局による優勝の裏取り。「2年ぶり4度目」の表記)
- Daiichi-TV(静岡第一テレビ)「全国中学校サッカー大会 決勝 静岡学園が神村学園(鹿児島)に惜敗 連覇ならず」(報道/準優勝校側の地元局による敗戦の裏取り。★勝者側・敗者側の双方の地元局が同じ結果を報じていることを、決勝結果の確定根拠とした)
- 高校サッカードットコム「2026年 令和8年度全国中学校体育大会(第57回全国中学校サッカー大会)大会日程・結果」(大会日程・結果の民間まとめ/日程構成の突合に使用)
本記事は公開情報と編集部レビューをもとに構成しています。取材・独自調査・アンケートは行っていません。「編集部集計」と記した数値は、上記出典に掲載された結果への四則演算および編集部が明記した分類基準による集計のみで算出したものです。本大会は中学生年代(U-15)の大会であるため、記録はチーム単位の結果・順位に限定し、個人名・個人の能力評価・序列化・進路評価は一切行っていません。得点者名および大会優秀選手・フェアプレー賞の受賞者名も記載していません。結果・会場・日程は主催者の発表により訂正されることがあります。正確な情報は必ずJFA公式および第57回全国中学校サッカー大会 公式サイトでご確認ください。
執筆: SportsPulse 編集部 / 公開: 2026-08-25 / 最終更新: 2026-08-25
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最終更新日: 2026年8月27日 | 編集方針
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📅 更新履歴
| 日付 | 変更内容 |
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| 2026年8月27日 | 初回公開 |
✅ ファクト再検証
最終検証日:2026年8月27日
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