著者: SportsPulse 編集部 / 更新日: 2026年8月14日 / 編集部レビュー済み
欧州5大リーグの新シーズンが、いよいよ動き出します。そのトップバッターがラ・リーガ(スペイン1部)。現地時間2026年8月15日(土)に開幕します。プレミアリーグとリーグ・アンが8月21日、セリエAが8月22〜23日、ブンデスリーガが8月末ですから、5大リーグでいちばん早いスタートです。
ただ今季のラ・リーガは、例年と少し勝手が違います。北中米ワールドカップが終わったばかりで、準決勝まで残った代表に選手を送り出したクラブは、開幕節そのものが後ろにずれる。開幕日は1つでも、「第1節が終わるのは8月27日」という、いつもと違うカレンダーになっています。
この記事は、その複雑さをまるごと1ページに畳んだ保存版です。開幕節の全10カード(日本時間つき)、全20クラブ、昇降格、クラシコとダービーの日程、久保建英・佐藤龍之介の現在地、そして日本での視聴の入口。確認できた情報だけを載せ、報道段階のものは「〜と報道」と明示的に区別します。
結論:この記事で押さえる5つのこと
時間がない方は、ここだけで足ります。
①開幕は現地8月15日(土)。開幕戦はアラベス×ヘタフェ。キックオフは現地19:30、日本時間では8月16日(日)2:30です。同じ日にセビージャ×ラージョ・バジェカーノ(日本時間4:30)も行われます。この開幕日は、開幕を1週間遅らせるよう求めたAFE(スペインプロサッカー選手協会)の訴えが仲裁で退けられた結果、当初予定どおり確定したものです。
②第1節は「10試合が同じ週末に揃わない」変則スタート。W杯準決勝に残った4か国(スペイン・フランス・イングランド・アルゼンチン)に選手を送り出したクラブの試合が延期対象。8月14日時点で公表されている日程では、延期は4試合で、実施日は8月19日・25日・26日・27日です。7月時点の報道(5試合・8月24〜26日)とはズレているので、後述の第3章で差分を整理します。
③全20クラブ=前季1部残留17+昇格3。昇格はマラガ、ラシン・サンタンデール、デポルティーボ・ラ・コルーニャ。3クラブとも過去に1部で戦った実績を持つ、いわゆる「復帰組」です。前季王者はバルセロナ(2連覇・通算29回目)。
④エル・クラシコは2回、10月25日と5月9日。第10節(10月24-25日)にバルセロナ本拠地で、第35節(5月8-9日)にサンティアゴ・ベルナベウで。マドリード・ダービーは第7節(9月19-20日/メトロポリターノ)と第30節(4月3-4日/ベルナベウ)です。「2回目のクラシコは11月」という情報が出回っていますが、これは誤りです。
⑤日本人は久保建英(レアル・ソシエダ)と佐藤龍之介(バレンシア)。視聴の入口はDAZNとU-NEXT「サッカーパック」で、いずれも全380試合の配信予定。地上波・BSでの定期中継は確認できませんでした。
1. 開幕日はなぜ「8月15日」になったのか — 選手会との係争という前史
今季のラ・リーガの日程を理解するには、まず「なぜ8月15日なのか」から入るのが早道です。
2026年はワールドカップイヤーでした。北中米W杯は6月から7月にかけて開催され、決勝まで戦った選手はシーズンオフがほとんど取れません。そこでAFE(スペインプロサッカー選手協会)は、リーグ開幕を1週間遅らせるよう求めたと報じられていました。
この争いには決着がついています。BeSoccerは2026年6月9日付の記事で、「ラ・リーガがAFEとの紛争に公式に勝訴し、仲裁人が2026/27シーズンは8月15〜16日の週末に開幕すると裁定した」と伝えています(一次情報=仲裁裁定そのものではなく、裁定を報じた記事。以下「〜と報道」と区別します)。日本語メディアでも「W杯の日程は考慮されず 来季のラ・リーガは8月15日に開幕へ、選手会の訴えが退けられ来季も過密日程に」という見出しで報じられました。
つまり、開幕日そのものは動かさない。ただし個別の試合は動かす——これが今季のラ・リーガの基本方針です。ハビエル・テバス会長はW杯を考慮する旨を明言していたと報じられており、その帰結が次章の「一部カードの延期」になります。
この構図を頭に入れておくと、「開幕は8月15日なのに、バルセロナの初戦は8月27日」という一見矛盾した情報が、矛盾ではないことが分かります。
比較のポイントを押さえる
記事で整理したポイントを踏まえて、比べやすい候補の一つを確認できます。
2. 開幕節(第1節)の全10カード ― 日本時間つき一覧
まずは表で全体像を。日本時間はGoal.com日本版が2026年8月14日に更新した記事の記載に拠ります。
表1:ラ・リーガ2026-27 第1節 全10試合
| 現地日程 | カード | 日本時間 | 区分 |
|---|---|---|---|
| 8月15日(土) | アラベス vs ヘタフェ | 8月16日(日) 2:30 | 開幕戦 |
| 8月15日(土) | セビージャ vs ラージョ・バジェカーノ | 8月16日(日) 4:30 | 通常 |
| 8月16日(日) | ラシン・サンタンデール vs ビジャレアル | 8月17日(月) 0:00 | 通常 |
| 8月16日(日) | エスパニョール vs レバンテ | 8月17日(月) 2:00 | 通常 |
| 8月16日(日) | セルタ vs オサスナ | 8月17日(月) 4:30 | 通常(※7月時点では延期候補と報道) |
| 8月17日(月) | デポルティーボ vs エルチェ | 8月18日(火) 4:00 | 通常 |
| 8月19日(水) | アトレティコ・マドリード vs マラガ | 8月20日(木) 4:00 | W杯の影響で延期 |
| 8月25日(火) | バレンシア vs ベティス | 8月26日(水) 4:00 | W杯の影響で延期 |
| 8月26日(水) | レアル・マドリード vs レアル・ソシエダ | 8月27日(木) 4:00 | W杯の影響で延期 |
| 8月27日(木) | バルセロナ vs アスレティック・ビルバオ | 8月28日(金) 4:00 | W杯の影響で延期 |
この表から読み取れることが3つあります。
ひとつ、日本人の所属2クラブは両方とも延期側です。久保建英のレアル・ソシエダは8月26日(日本時間27日4:00)にベルナベウで、佐藤龍之介のバレンシアは8月25日(日本時間26日4:00)にベティスと。「開幕週末に久保・佐藤を見る」という視聴計画は成立しません。
ふたつ、第1節が終わるまでに12日かかります。8月15日の第1試合から8月27日の最終試合まで13日間。この間に第2節(8月22-23日)が挟まる、つまり第2節のほうが先に始まるクラブがあるという状態になります。実際、バレンシアはリーグ戦の初戦が第2節・セルタ戦(8月22日)になる見込みと報じられています。
みっつ、日本時間で見ると全10試合が深夜〜早朝帯です。これは編集部で集計しました(後述の第5章)。
3. 「開幕節5試合が延期」報道と、いま公表されている日程のズレ
ここが、今回いちばん注意が必要なポイントです。
2026年7月13日、サッカーキング(原典はスペイン紙『エル・デスマルケ』)が「ラ・リーガ開幕節の5試合が延期見込み」と報じました。記事によれば、W杯準決勝に残ったフランス代表、スペイン代表、イングランド代表、アルゼンチン代表に選手を輩出しているクラブが対象で、これはAFEの「W杯での最終試合終了後、選手には3週間の休息期間と3週間の準備期間が設けられる」という規定に配慮した形だ、とされています。
同記事が挙げた5試合はこちらです。
- バルセロナ vs アスレティック・ビルバオ
- レアル・マドリード vs レアル・ソシエダ
- セルタ vs オサスナ
- アトレティコ・マドリード vs マラガ
- バレンシア vs ベティス
そして「延期となる開幕節は、同月24日(火)、25日(水)、または26日(木)に実施される」と結んでいます。企画段階で参照した情報も、この線でした。
ところが、8月14日時点で公表されている日程は、これと3か所で食い違います。
表2:7月13日の報道 vs 8月14日時点の公表日程
| カード | 7月13日 報道(サッカーキング) | 8月14日 時点の日程 | 差分 |
|---|---|---|---|
| バルセロナ vs アスレティック | 延期(8/24-26のいずれか) | 8月27日(木) | 実施日が1日後ろへ |
| レアル・マドリード vs レアル・ソシエダ | 延期(8/24-26のいずれか) | 8月26日(水) | 報道の枠内 |
| バレンシア vs ベティス | 延期(8/24-26のいずれか) | 8月25日(火) | 報道の枠内 |
| アトレティコ・マドリード vs マラガ | 延期(8/24-26のいずれか) | 8月19日(水) | 大幅に前倒し |
| セルタ vs オサスナ | 延期対象 | 8月16日(日)=予定どおり | 延期対象から外れた |
結果として、延期は「5試合」ではなく「4試合」、実施日は「8月24〜26日」ではなく「8月19日・25日・26日・27日」になっています。
なぜこうなるのか。理由は明快で、7月13日の記事はW杯の準決勝進出国が判明した段階での「見込み」だからです。最終的にどの選手がどこまで大会に残り、いつ休息期間が明けるかによって、リーグ側の判断は動きます。アトレティコが8月19日という早い日程に落ち着いたのも、セルタ×オサスナが通常開催に戻ったのも、その調整の結果と考えるのが自然です。
編集部の扱い方:本記事では表1の日程を「8月14日時点で公表されている日程」として採用し、7月の報道は「報道段階の見込み」として並置しました。開幕直前の日程は主催者の告知でさらに動く可能性があります。観戦計画を立てる際は、必ずラ・リーガ公式または配信サービスの番組表で最終確認してください。
4. 全20クラブ一覧 ― 本拠地と自治州つき
ここが本記事の中核です。「そのクラブ、どこの街?」がすぐ引けるように、本拠都市と自治州(スペインの広域自治体)を併記しました。
表3:ラ・リーガ2026-27 参加20クラブ
| クラブ | 本拠都市 | 自治州 | 今季の位置づけ |
|---|---|---|---|
| バルセロナ | バルセロナ | カタルーニャ | 前季王者(2連覇・通算29回目) |
| レアル・マドリード | マドリード | マドリード | 前季2位。優勝候補 |
| ビジャレアル | ビジャレアル(カステリョン県) | バレンシア | 前季3位 |
| アトレティコ・マドリード | マドリード | マドリード | 優勝争いの3番手 |
| アスレティック・ビルバオ | ビルバオ | バスク | 欧州カップ圏を狙う |
| レアル・ベティス | セビージャ | アンダルシア | 欧州カップ圏を狙う |
| レアル・ソシエダ | サン・セバスティアン | バスク | 久保建英が所属 |
| セビージャ | セビージャ | アンダルシア | 復調がテーマ |
| バレンシア | バレンシア | バレンシア | 佐藤龍之介が加入 |
| セルタ | ビーゴ | ガリシア | 中位以上を狙う |
| オサスナ | パンプローナ | ナバーラ | 中位 |
| ラージョ・バジェカーノ | マドリード(バジェカス地区) | マドリード | 中位 |
| エスパニョール | バルセロナ都市圏 | カタルーニャ | 中位 |
| ヘタフェ | ヘタフェ | マドリード | 中位 |
| アラベス | ビトリア=ガステイス | バスク | 残留争い。開幕戦のホーム |
| エルチェ | エルチェ(アリカンテ県) | バレンシア | 残留争い |
| レバンテ | バレンシア | バレンシア | 残留争い |
| マラガ | マラガ | アンダルシア | 昇格(プレーオフ経由と報道) |
| ラシン・サンタンデール | サンタンデール | カンタブリア | 昇格(14年ぶりの1部と報道) |
| デポルティーボ・ラ・コルーニャ | ア・コルーニャ | ガリシア | 昇格(8年ぶりの1部と報道) |
注記:「今季の位置づけ」欄のうち、前季順位(王者・2位・3位)と昇降格は確認済みの事実です。「優勝候補」「中位」「残留争い」は開幕前の一般的な見立てを編集部が整理したもので、確定情報ではありません。開幕前の予想と実際の順位が大きく異なることは珍しくない——これは毎季くり返される現象です。
5. 編集部集計 ― 20クラブの地理的偏りと、日本時間の「観づらさ」
公開情報から、編集部で2つの集計を行いました。取材やアンケートは行っていません。公表されている本拠地情報とキックオフ時刻を、編集部が分類・集計したものです。
集計①:自治州別のクラブ分布
| 自治州 | クラブ数 | 該当クラブ |
|---|---|---|
| マドリード | 4 | レアル・マドリード/アトレティコ/ラージョ/ヘタフェ |
| バレンシア | 4 | バレンシア/レバンテ/ビジャレアル/エルチェ |
| バスク | 3 | アスレティック/レアル・ソシエダ/アラベス |
| アンダルシア | 3 | セビージャ/ベティス/マラガ |
| カタルーニャ | 2 | バルセロナ/エスパニョール |
| ガリシア | 2 | セルタ/デポルティーボ |
| ナバーラ | 1 | オサスナ |
| カンタブリア | 1 | ラシン・サンタンデール |
| 合計 8自治州 | 20クラブ | |
スペインには17の自治州がありますが、今季のラ・リーガはそのうち8州に集中しています。マドリードとバレンシア州で計8クラブ=全体の4割。さらに「ダービーが自動的に成立する州」がマドリード(4クラブ)、バレンシア(4クラブ)、バスク(3クラブ)、アンダルシア(3クラブ)、カタルーニャ(2クラブ)、ガリシア(2クラブ)と6州もある——つまり20クラブ中18クラブが、同じ州にライバルを持っています。ラ・リーガが「ダービーの多いリーグ」と言われる理由が、この分布に表れています。
今季はここにガリシア・ダービー(セルタ×デポルティーボ)が8年ぶりに復活します。デポルティーボの昇格による、今季ならではの見どころです。
集計②:第1節10試合の日本時間キックオフ帯
| 日本時間の帯 | 試合数 | 該当 |
|---|---|---|
| 0時台 | 1 | ラシン×ビジャレアル(0:00) |
| 2時台 | 2 | アラベス×ヘタフェ(2:30)/エスパニョール×レバンテ(2:00) |
| 4時台 | 7 | 残り7試合(4:00が5、4:30が2) |
| 合計 | 10 | ゴールデンタイム帯(19:00-23:00)=0試合 |
結論はシンプルで、第1節はリアルタイム視聴に向いた試合が1つもありません。最も早い0:00のラシン×ビジャレアルでも、日本では日曜深夜。7試合が午前4時台です。
とくに延期4試合はすべて日本時間4:00の平日早朝。久保のソシエダ(8月27日木曜4:00)も佐藤のバレンシア(8月26日水曜4:00)も、この帯に入ります。見逃し配信の有無が、今季のラ・リーガを日本で追ううえで実質的な必須条件になる、というのが編集部の見立てです。
6. 昇格3クラブと降格3クラブ ― 「知名度」と「今季のディビジョン」は一致しない
今季のラ・リーガは、入れ替わった6クラブがどれも名の通ったクラブで、初見の方ほど混乱しやすい構成になっています。
昇格した3クラブ
マラガ(アンダルシア州)——青と白のクラブカラー。かつてラ・リーガ上位に進出し、欧州大会でも存在感を示した時期がありました。近年は下部リーグでの戦いが続いていましたが、プレーオフを勝ち上がって1部に復帰したと報じられています。
ラシン・サンタンデール(カンタブリア州)——スペイン北部の伝統クラブ。14年ぶりの1部復帰と報じられており、今季の20クラブでもっとも長く1部を離れていたクラブです。ラ・リーガの試合強度にどこまで対応できるかが焦点になります。
デポルティーボ・ラ・コルーニャ(ガリシア州)——愛称「デポル」。過去にラ・リーガ優勝を経験し、欧州大会でも上位に進出した実績を持つ名門です。8年ぶりの1部復帰と報じられています。
この3クラブに共通するのは、「1部で戦った歴史がある」が「近年は下部リーグにいた」という点です。名前を知っているからといって現在の戦力を推し量ることはできません。ここは毎季、ネット上で誤解が生まれるポイントです。
降格した3クラブ(2025-26シーズン)
入れ替わりで2部に降格したのは、マジョルカ(18位)、ジローナ(19位)、レアル・オビエド(20位)の3クラブと報じられています。マジョルカは最終節で勝利しながらあと一歩及ばず、ジローナは直接対決のドローが痛恨だった、という報道がありました。
つまり2026-27のラ・リーガに、マジョルカ・ジローナ・オビエドはいません。「日本人選手がいたクラブ」として記憶している方も多いところなので、念のため明記しておきます。
7. クラシコとダービー ― 全38節の骨格
ここは一次情報が使えます。レアル・マドリード公式サイト(日本語版)が2026年6月30日に、同クラブの全38節の対戦相手と日程を公表しています。ここからリーグ全体の骨格が読み取れます。
表4:2026-27シーズンの主要日程
| 項目 | 節 | 日程 | 会場・備考 |
|---|---|---|---|
| 開幕(第1節) | 第1節 | 8月15-16日 | アラベス×ヘタフェが第1試合 |
| マドリード・ダービー① | 第7節 | 9月19-20日 | メトロポリターノ(アトレティコ本拠) |
| エル・クラシコ① | 第10節 | 10月24-25日 | バルセロナ本拠 |
| ミッドウィーク開催 | 第6節 | 9月15-16日 | 平日節 |
| 年明け再開 | 第18節 | 1月2-3日 | — |
| マドリード・ダービー② | 第30節 | 4月3-4日 | サンティアゴ・ベルナベウ |
| エル・クラシコ② | 第35節 | 5月8-9日 | サンティアゴ・ベルナベウ |
| 最終節 | 第38節 | 5月29-30日 | シーズン終了 |
いくつか補足します。
クラシコの2戦目は「11月」ではなく「5月」です。企画段階で「10/25と11/x の2回」という情報に当たりましたが、レアル・マドリード公式の日程表を確認すると、11月に該当する節(第11節=10月31日-11月1日、第12節=11月7-8日)の対戦相手はラシン・サンタンデールとバレンシアで、バルセロナではありません。2戦目は第35節・5月8-9日、ベルナベウ開催です。OneFootballも「最初のクラシコは10月25日にカンプ・ノウ、2戦目は5月9日にベルナベウ」と報じており、一次情報と一致します。
日程は「非対称」です。レアル・マドリード公式は「この日程は非対称的であるため、後半戦の試合順は前半戦とは異なります」と明記しています。つまり、第1節の対戦カードが第20節でそのまま裏返る、という単純な構造ではありません。実際、レアル・マドリードの第1節はレアル・ソシエダ戦ですが、その裏(アウェイ)は第23節(2月6-7日)です。
シーズンは8月15日から5月30日まで。スペイン連盟が発表した全380試合が、この期間に収まります。約9か月半の長丁場です。
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なお、レアル・マドリード公式サイト(日本語版)は同クラブの監督をモウリーニョと表記しています。他クラブの監督については一次情報での確認が取れなかったため、本記事では扱いません。
8. 日本人選手 ― 久保建英と佐藤龍之介の現在地
久保建英(レアル・ソシエダ)
2026-27シーズンは、久保にとってレアル・ソシエダで5年目のシーズンにあたります。所属は8月14日時点でレアル・ソシエダのままで、移籍が成立したという確定情報は確認できていません。
移籍市場の動きについては、報道が割れています。「残留が濃厚」「今夏はオファーがなく、加入以来で最も静かな移籍市場になった」という報道がある一方、「リバプールが巨額のオファーを準備している」という報道もあります。いずれも報道段階であり、クラブ公式の発表は確認できていません。契約は2029年まで残っているとの報道です。
ソシエダの第1節は8月26日、アウェイでレアル・マドリード戦(日本時間27日4:00)。ベルナベウでのシーズン初戦という、いきなり難度の高いスタートです。ソシエダは近年、欧州カップ出場権争いに加わる存在として定着してきました。今季チームが欧州カップ圏に戻れるか、そこに久保がどう関わるかが注目点になります。
佐藤龍之介(バレンシア)
ここは「所属」と「出場可否」を分けて読む必要があります。
所属は確定です。FC東京公式サイトが「佐藤龍之介選手 バレンシアCFへ完全移籍のお知らせ」を、Jリーグ公式サイトも「【公式】MF佐藤がバレンシアCFへ完全移籍」を発表しています。バレンシアCF公式サイトも「OFFICIAL STATEMENT | RYUNOSUKE SATO」を掲載済みです。移籍は2026年7月7日付と報じられています。生年月日は2006年10月16日で、本記事執筆時点で19歳です。
ただし、ラ・リーガでの出場可否は8月14日時点で確定していません。報道によれば、就労ビザの取得およびラ・リーガの登録ポータルへの登録手続きが最終段階で完了しておらず、クラブはセルタ戦(8月22日/第2節)に間に合うよう調整を進めているとされています。サラリーキャップと登録枠の制約が背景にあるという報道もあります。
プレシーズンでの評価については、スペイン大手紙が予想する開幕スタメンに佐藤が入っているという報道があります。編集部としては、これは報道であって確定した起用方針ではないという扱いをします。
そもそもバレンシアの第1節(ベティス戦)自体が8月25日に延期されているため、佐藤にとっての実質的な初戦がどの試合になるかは、登録手続きの進捗次第で変わります。この点は開幕後に更新が必要な項目です。
その他
レアル・ソシエダのBチーム「サンセ」に喜多壱也が在籍し、トップチーム昇格を目指しているという情報があります。ただしこれは2部(セグンダ)カテゴリの話であり、ラ・リーガ(1部)の日本人選手としては、編集部が確認できたのは久保建英と佐藤龍之介の2名です。他に日本人がラ・リーガのクラブに所属しているかについては、確認が取れていません。憶測での補完は行っていません。
9. 日本での視聴の入口 ― DAZNとU-NEXTの2択
2026-27シーズンのラ・リーガを日本で観るルートを整理します。過去シーズンの権利関係とは異なる可能性があるため、必ず今季(2026-27)の情報で確認してください。
表5:視聴サービス比較(2026年8月時点)
| サービス | ラ・リーガの配信内容 | 月額(税込) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| U-NEXT サッカーパック | ラ・リーガ1部 全380試合ライブ配信予定 | 2,600円 ※Webサイト申込の場合 |
プレミアリーグ、コパ・デル・レイ、スーペルコパ・デ・エスパーニャも視聴可能。U-NEXT月額プランのポイント充当が可能 |
| DAZN(Standard 月間) | ラ・リーガ1部+2部を配信予定 | 4,200円 | Jリーグ、セリエA、ブンデスリーガ、野球、F1など他競技もまとめて視聴可能。年間プランあり |
| DMM×DAZNホーダイ | DAZN配信コンテンツを視聴可能 | 3,480円 | DAZN StandardとDMMプレミアムのセット。DAZN単体より料金を抑えたい場合の選択肢 |
地上波テレビやBS・CSでの定期的な放送予定は確認できませんでした。インターネット配信が主な視聴方法になります。
選び方の目安を、編集部の整理として置いておきます。
- スペイン・欧州サッカーを幅広く追いたいならU-NEXTサッカーパック。プレミアリーグやコパ・デル・レイ、スーペルコパまでカバーされます。
- 2部(セグンダ)まで追いたいならDAZN。ラ・リーガ2部の配信予定があるのはDAZN側です。降格した3クラブや、次に上がってくるクラブを追う人向け。
- Jリーグ・F1・野球なども1本にまとめたいならDAZN、あるいは料金を抑えるならDMM×DAZNホーダイ。
なお、DAZNの配信はABEMA de DAZN経由でも視聴できるとされています。料金・プラン・配信ラインナップは変更されうるため、契約前に各社公式サイトでの確認をおすすめします。
第5章の集計で示したとおり、第1節は全10試合が日本時間0:00〜4:30の深夜・早朝帯です。ライブ視聴が難しい方は、見逃し配信の有無と保存期間を事前に確認しておくと、シーズンの追い方が楽になります。
10. FAQ ― よくある疑問
Q1. ラ・リーガ2026-27の開幕日は結局いつですか?
現地時間2026年8月15日(土)です。日本時間では8月16日(日)2:30の、アラベス×ヘタフェが第1試合になります。ただし第1節の全10試合が同じ週末に行われるわけではなく、W杯の影響で4試合が8月19日〜27日に延期されています。「開幕日」と「第1節の全試合が終わる日」は別物だとご理解ください。
Q2. なぜバルセロナやレアル・マドリードの初戦だけ遅いのですか?
北中米ワールドカップで準決勝まで勝ち残った国(スペイン・フランス・イングランド・アルゼンチン)の代表に選手を送り出したクラブは、選手の休息・準備期間を確保するため開幕節が延期されているためです。AFE(スペインプロサッカー選手協会)の「W杯での最終試合終了後、選手には3週間の休息期間と3週間の準備期間が設けられる」という規定への配慮だと報じられています。バルセロナとアスレティックはスペイン代表を多く抱え、バレンシアの相手ベティスにはアルゼンチン代表選手がいるため、といった具体的な事情も報じられています。
Q3. エル・クラシコはいつ、何回ありますか?
リーグ戦では年2回。第10節の10月24-25日(バルセロナ本拠地)と、第35節の5月8-9日(サンティアゴ・ベルナベウ)です。OneFootballは10月25日カンプ・ノウ/5月9日ベルナベウと具体日を報じており、レアル・マドリード公式の日程表とも整合します。「2回目は11月」という情報は誤りです。なお、これはリーグ戦のみの回数で、スーペルコパ・デ・エスパーニャやコパ・デル・レイで対戦が発生する可能性は別途あります。
Q4. 久保建英と佐藤龍之介は、開幕から出場しますか?
まず前提として、両選手の所属クラブはともに開幕節が延期されています(ソシエダは8月26日、バレンシアは8月25日)。そのうえで、久保はレアル・ソシエダに所属しており、8月14日時点で移籍の確定情報はありません。佐藤は移籍自体は完全移籍で確定していますが、就労ビザ・ラ・リーガ登録の手続きが8月13日時点で完了していないと報じられており、いつから出場可能になるかは未確定です。クラブは第2節のセルタ戦(8月22日)に間に合うよう調整中とされています。
Q5. 今季の昇格クラブはどこですか?「有名なクラブ」なのに2部にいたのはなぜ?
昇格はマラガ、ラシン・サンタンデール、デポルティーボ・ラ・コルーニャの3クラブです。いずれも過去にラ・リーガで戦った実績を持つ「復帰組」で、ラシンは14年ぶり、デポルティーボは8年ぶりの1部復帰と報じられています。スペインは1部・2部間の入れ替えが毎季3クラブずつあり、経営難や成績不振で伝統クラブが下部リーグに落ちることは珍しくありません。クラブの知名度と、今季どのディビジョンにいるかは一致しない——これは欧州サッカーを追ううえで、最初に外しておきたい思い込みです。
Q6. 日本ではどこで観られますか?無料で観る方法はありますか?
DAZNとU-NEXT「サッカーパック」の2択で、いずれも全380試合の配信予定です。地上波・BSでの定期的な放送予定は確認できませんでした。無料で全試合を観る方法は確認できていませんが、U-NEXTには無料トライアル、DAZNには年間プランやDMMとのセットプランといった料金面の選択肢があります。詳細は各社公式サイトでご確認ください。
あわせて読みたい(SportsPulse 内リンク)
本記事は「欧州5大リーグ 完全ガイド」シリーズの5枚目・最終回です。他の4リーグはこちらから。
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- 欧州5大リーグ 2026-27 開幕カレンダー(2026年8月3日)— ラ・リーガ8/15、プレミア8/21、リーグ・アン8/21、セリエA8/22-23、ブンデス8/28-30を横断で確認。
- 【2026-27】日本人海外組 所属マップ(2026年8月5日)— 誰がどのリーグのどのクラブにいるか。全クラブに1部/2部を併記。
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出典
- レアル・マドリード公式サイト(日本語版)「レアル・マドリードは、リーガをレアル・ソシエダとの対戦から開始します。」(2026年6月30日公開/7月18日更新。全38節の日程・クラシコ・ダービー日程の一次情報) https://www.realmadrid.com/ja-JP/news/football/first-team/latest-news/el-calendario-del-real-madrid-para-la-liga-2026-27-30-06-2026 (確認日: 2026年8月14日)
- FC東京 公式サイト「佐藤龍之介選手 バレンシアCFへ完全移籍のお知らせ」(移籍成立の一次情報) https://www.fctokyo.co.jp/news/details/337421/ (確認日: 2026年8月14日)
- Jリーグ 公式サイト「【公式】MF佐藤がバレンシアCFへ完全移籍【FC東京】」 https://www.jleague.jp/news/article/34403/ (確認日: 2026年8月14日)
- バレンシアCF 公式サイト「OFFICIAL STATEMENT | RYUNOSUKE SATO」(英語) https://www.valenciacf.com/official-statement-ryunosuke-sato (確認日: 2026年8月14日)
- ラ・リーガ公式サイト「Teams of LALIGA EA SPORTS 2026/27」(英語・参加20クラブ) https://www.laliga.com/en-GB/laliga-easports/clubs (確認日: 2026年8月14日)
- Goal.com 日本版「ラ・リーガ2026-27開幕はいつ?初戦のキックオフ時間・第1節の日程・放送配信予定まとめ」(2026年8月14日更新。第1節全10試合の日程・日本時間・配信サービス比較) https://www.goal.com/jp/ニュース/when-does-la-liga-2026-27-season-start-and-what-time-is-the-opening-match/blt1d57be7e1b1b244b (確認日: 2026年8月14日)
- BeSoccer「La Liga confirms 15-16 August start for 2026/27 season」(2026年6月9日。AFEとの仲裁で8月15-16日開幕が確定したとの報道) https://www.besoccer.com/new/laliga-confirms-15-16-august-start-for-202627-season-1413474 (確認日: 2026年8月14日)
- OneFootball「LaLiga 2026-27 calendar confirmed, season starts 15 August, Clásico 25 October」(全380試合・8月15日〜5月30日、クラシコ10月25日/5月9日、マドリード・ダービー9月20日/4月4日) https://onefootball.com/en/news/laliga-2026-27-calendar-confirmed-season-starts-15-august-clasico-25-october-43170707 (確認日: 2026年8月14日)
- サッカーキング/超WORLDサッカー!転載「ラ・リーガ開幕節の5試合が延期見込み、北中米W杯を考慮…久保建英のソシエダ&佐藤龍之介のバレンシアも対象に」(2026年7月13日。原典=スペイン紙『エル・デスマルケ』。本記事第3章の「報道段階」の典拠) https://web.ultra-soccer.jp/news/all/29058/ (確認日: 2026年8月14日)
- サッカーキング「現地大手紙が予想! バレンシア加入の佐藤龍之介、開幕スタメン濃厚…一方で就労ビザ取得が間に合うかが懸念材料」(2026年8月13日) https://www.soccer-king.jp/news/world/esp/20260813/2192364.html (確認日: 2026年8月14日)
- 東スポWEB「佐藤龍之介 バレンシア初戦へ事務手続き未完了か 現地メディア『最終段階が整っていない』」 https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/399348 (確認日: 2026年8月14日)
- フットボールチャンネル「ラ・リーガ降格3チームが決定。浅野拓磨所属マジョルカは最終節で勝利もあと一歩及ばず降格… 直接対決で痛恨ドローのジローナも2部へ」(2026年5月24日。2025-26降格3クラブ) https://www.footballchannel.jp/2026/05/24/post897996/ (確認日: 2026年8月14日)
- フットボールチャンネル「【サッカー 配信】2026/27 放送・配信サービス一覧|Jリーグ・海外サッカーの視聴方法」(2026年8月13日) https://www.footballchannel.jp/2026/08/13/post970809/ (確認日: 2026年8月14日)
- football-espana「Racing Santander seal long-awaited La Liga promotion in style」(2026年5月17日。ラシンの14年ぶり昇格) https://www.football-espana.net/2026/05/17/racing-santander-la-liga-promotion (確認日: 2026年8月14日)
- 欧州サッカー三昧「ラ・リーガ2026-27シーズン全20クラブ紹介|昇格組・久保建英・優勝争い」(2026年7月11日公開/8月6日更新。ラ・リーガ公式のクラブ一覧を典拠とした日本語整理) https://soccer-zanmai.com/laliga-2026-27-clubs/ (確認日: 2026年8月14日)
- Football Tribe Japan「久保建英が残留へ」「久保建英、ソシエダ残留濃厚も『オファー望んでいる』」ほか(2026年7月。久保の去就に関する報道。いずれも報道段階) https://football-tribe.com/japan/2026/07/25/357348/ (確認日: 2026年8月14日)
- theWORLD/Yahoo!ニュース「W杯の日程は考慮されず 来季のラ・リーガは8月15日に開幕へ、選手会の訴えが退けられ来季も過密日程に」 https://news.yahoo.co.jp/articles/a9f5533473c0e4f3e7de212506895ce79c78d208 (確認日: 2026年8月14日)
本記事の作り方について(お読みください)
※本記事は公開情報と編集部レビューをもとに構成しています。独自取材・アンケート・クラブやリーグへの個別取材は一切行っていません。
※「編集部集計」と明記した数値(自治州別のクラブ分布、第1節の日本時間キックオフ帯分布、同一州にライバルを持つクラブ数)は、公表されている本拠地情報とキックオフ時刻を編集部が分類・集計したものです。
※一次情報と報道を区別しています。クラブ公式・リーグ公式が発表した内容は事実として、メディアが報じた段階のものは「〜と報じられています」と明示しました。とくに開幕節の延期については、7月13日時点の報道(5試合・8月24〜26日)と8月14日時点で公表されている日程(4試合・8月19日/25日/26日/27日)に差があるため、両方を併記しています。
※日程は主催者の告知により変更される可能性があります。とくに今季は北中米W杯の影響で開幕節が変則的です。観戦前には必ずラ・リーガ公式または配信サービスの番組表で最終確認をお願いします。
※移籍市場は多くの欧州リーグで9月1日前後まで開いています。本記事の所属情報は2026年8月14日時点のもので、開幕後に変わる可能性があります。とくに佐藤龍之介の登録状況は流動的です。
※「優勝候補」「中位」「残留争い」といった位置づけは、開幕前の一般的な見立てを編集部が整理したものであり、確定情報ではありません。
執筆: SportsPulse 編集部 / 公開: 2026-08-14
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最終更新日: 2026年8月15日 | 編集方針
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📅 更新履歴
| 日付 | 変更内容 |
|---|---|
| 2026年8月15日 | 初回公開 |
✅ ファクト再検証
最終検証日:2026年8月15日
SportsPulse 編集部が公開情報をもとに内容を確認しています。情報は確認時点のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください。
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