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ラシン・デ・サンタンデール
2026-27 La Liga 完全ガイド
14年間の長き旅の終わり——破産危機を乗り越え、緑の戦士がトップリーグへ帰還
スペイン北部カンタブリア州サンタンデールを本拠とするラシン・デ・サンタンデールが、2025-26シーズンのセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)を制して2026-27シーズンのラ・リーガ復帰を決めた。2011-12シーズンの降格から実に14年——経営破綻の危機も乗り越えた老舗クラブの、感動の復帰劇だ。ホームの「エル・サルディネロ」でレアル・バリャドリッドを4-1と一蹴し、昇格を確定させた瞬間、スタジアムは割れんばかりの歓声に包まれた。
クラブ概要
ラシン・デ・サンタンデールは1913年創設。「エル・レアル・ラシン」の愛称で知られるクラブは、スペインサッカーの黎明期から歴史を刻む10のリーガ創設クラブのひとつだ。緑と白のユニフォームをまとう「Los Verdes(ロス・ベルデス)」は、通算44シーズンをラ・リーガで戦ったスペインサッカーの名門である。
ホームのエル・サルディネロスタジアム(収容22,222人)は1988年にオープンした現代的な設備で、カンタブリア海沿いの港町の風情とともに独特の熱気を生み出す。2014年以降は74%の株式をアルゼンチン人の数学者・実業家セバスティアン・セリアが率いるセブマン・スポーツ・インターナショナルが保有し、財政立て直しを主導してきた。
クラブの歩み——復活までの14年
ホセ・アルベルト・ロペス監督
ラシン・サンタンデール出身のホセ・アルベルト・ロペス監督が、地元クラブを14年ぶりのトップリーグへと導いた。アルゼンチン系オーナーのセバスティアン・セリア会長との信頼関係のもと、チームの再建を一歩一歩進め、2025-26シーズンに結実させた。
セグンダ屈指の爆発力(リーグ最多86得点)を誇る攻撃サッカーを武器に、最終節を待たず優勝を確定。「このクラブの歴史のために戦った」と昇格後に語った監督の言葉には、14年間のファン・サポーターへの思いが込められていた。
2025-26シーズン 主力選手
🟢 注目ポイント5選
2011年に経営破綻手続きに入り、14年間で3度の債務再編。2025年5月にようやく破産手続きを終結させ、その翌シーズンにラ・リーガ復帰を果たした。財政・競技両面での「奇跡の復活」だ。
41試合で86ゴールはセグンダ全22チーム中トップ。マルティン(22G)・ビリャリブレ(16G)のツートップが猛威を振るい、ラ・リーガでも期待される攻撃力だ。
1929年のスペインリーグ創設当初から参加した10クラブのひとつ。通算44シーズンのトップフライト経験を持つ名門が、再びその舞台に立つ。
セバスティアン・セリア会長は数学者・フィランソロピストとして異色の経歴を持つ。26億円超の債務を吸収し、クラブの長期安定を設計。スポーツ×データ経営の新しいモデルとして注目される。
収容22,222人のエル・サルディネロは、ラ・リーガ時代から続くファンの情熱で知られる。14年ぶりのトップリーグという舞台で、カンタブリアの地の利を活かしたホームゲームが最大の武器となる。
情報源:Wikipedia「Racing de Santander」、football-espana.net、La Nacion(2026年5月)をもとに編集部が作成。