ワールドカップには、その夏を象徴する「歌」が必ずあります。シャキラの「Waka Waka」やリッキー・マーティンの「コパ・デ・ラ・ビーダ」……メロディを聴くだけであの大会の記憶がよみがえる方も多いはず。本記事では、FIFA公式ソング・アンセムの歴史(1990→ 2026)と、日本でW杯といえばこの曲、というNHKの歴代テーマソングを、そして2026年の主役「烏」までを丁寧に振り返ります。
まず整理:「公式ソング」と「テーマソング」は別物
混同されがちですが、W杯の「歌」には大きく2種類あります。
- FIFA公式ソング/アンセム — FIFAが全世界向けに採用するオフィシャル曲。開会式や公式映像で使われる。
- 放送局のテーマソング — 各国のテレビ局が中継番組用に独自に起用する曲。日本ではNHKのテーマが特に有名。
つまり、同じ大会でも「世界で流れる公式曲」と「日本のテレビで流れる曲」は別。両方を知ると、あの夏の音楽が二重に楽しめます。
FIFA公式ソングの歴史(1990~2026)
FIFAが大会ごとに公式曲を採用し始めたのは1990年イタリア大会から。以降、その時代のトップアーティストが集められてきました。
FIFA公式ソング/アンセムの代表曲
| 1990 イタリア | 「Un’estate italiana(イタリアの夏)」ジャンナ・ナンニー&エドアルド・ベネット |
|---|---|
| 1994 アメリカ | 「Gloryland」ダリル・ホール |
| 1998 フランス | 「The Cup of Life(コパ・デ・ラ・ビーダ)」リッキー・マーティン |
| 2002 日韓 | 「Boom」アナスタシア/アンセムはヴァンゲリス |
| 2006 ドイツ | 「The Time of Our Lives」イル・ディヴォ&トニー・ブラクストン |
| 2010 南ア | 「Waka Waka (This Time for Africa)」シャキラ ft. Freshlyground |
| 2014 ブラジル | 「We Are One (Ole Ola)」ピットブル ft. ジェニファー・ロペス&クラウディア・レイチ |
| 2018 ロシア | 「Live It Up」ニッキー・ジャム ft. ウィル・スミス |
| 2022 カタール | 複数曲体制。「Hayya Hayya」ほか、開会式でBTSジングク「Dreamers」 |
| 2026 米墨加 | アンセム「DNA」/公式ソング「Dai Dai」(詳細は次章) |
とりわけ、2010年南アフリカ大会の「Waka Waka」は、ワールドカップソングの代名詞とも言える世界的ヒット。シャキラは2014年ブラジル大会でも「La La La」を手がけ、「W杯の顔」的な存在になりました。
2026年「DNA」と、史上最大の18曲アルバム
2026年大会の公式アンセムは「DNA」。アンドレア・ボチェッリ、デイヴィッド・ゲッタ、メーガン・ザ・スタリオン、そして韓国出身のEJAEという、オペラ・ダンス・ラップを跨ぐ豪華な面々が参加。ボチェッリがイタリア語で歌い出し、英語・韓国語へと移ろい、ラップとEDMが重なる——「もはやただのゲームではない、これは私たちのDNA」と歌う、多言語・多ジャンルの象徴的な曲です。開会式(メキシコシティ)で初披露されました。
さらに2026年大会は、史上最大規模の18曲入り公式アルバムを展開。シャキラ&バーナ・ボーイの公式ソング「Dai Dai」をはじめ、LISA(BLACKPINK)・アニッタ・レマの「Goals」、ザ・ローリング・ストーンズやストームジーも名を連ねます。「開会式用のDNA」と「スタジアムを盛り上げるDai Dai」という役割分担が特徴です。
比較のポイントを押さえる
記事で整理したポイントを踏まえて、比べやすい候補の一つを確認できます。
日本のW杯を彩ったNHKテーマソング(2006~2026)
日本で「W杯の夏」を思い出させるのは、多くの人にとってNHKのサッカー番組テーマです。その起用センスは「半端ない」としばしば話題になります。
NHK FIFAワールドカップテーマソング
| 2006 ドイツ | 「チャンピオーネ」 ORANGE RANGE |
|---|---|
| 2010 南ア | 「タマシイレボリューション」 Superfly |
| 2014 ブラジル | 「NIPPON」 椎名林檎 |
| 2018 ロシア | 「VOLT-AGE」 Suchmos |
| 2022 カタール | 「Stardom」 King Gnu |
| 2026 米墨加 | 「烏(からす)」 米津玄師 |
椎名林檎「NIPPON」の加速する高揚感、Suchmos「VOLT-AGE」のクールな佇まい、King Gnu「Stardom」の壮大さ——どの曲も「その年の代表と日本の気分」を背負ってきました。
2026年の主役:米津玄師「烏(からす)」
そして2026年、NHKのFIFAワールドカップテーマソングを担うのは米津玄師の書き下ろし新曲「烏(からす)」。日本代表の初戦を見据えたタイミングで配信リリースされます。サッカー番組のテーマとして、これから何度も耳にすることになる曲です。「米津玄師がサッカーをどう鳴らすのか」——それ自体が、今大会の楽しみの一つになりました。
名曲が生まれる理由は、曲の出来だけではないと編集部は考えています。勝敗の歓喜、深夜の実況、仲間と見たゴールの瞬間——その「記憶」とセットで結びつくから、メロディが4年後も身体を動かす。今年の「烏」や「DNA」も、数年後に「あの夏の曲」になっているかもしれません。
テーマソングと共に試合を楽しむなら、視聴方法は「ワールドカップ2026 視聴ガイド」で確認できます。
よくある質問(FAQ)
W杯2026の公式アンセムは何ですか?
「DNA」です。アンドレア・ボチェッリ、デイヴィッド・ゲッタ、メーガン・ザ・スタリオン、EJAEらが参加し、開会式(メキシコシティ)で初披露されました。
「公式ソング」と「テーマソング」の違いは?
公式ソング/アンセムはFIFAが全世界向けに採用する曲、テーマソングは各国の放送局が中継番組用に独自起用する曲です。日本ではNHKのテーマが有名です。
歴代で最も有名なW杯公式ソングは?
2010年南アフリカ大会のシャキラ「Waka Waka」です。W杯ソングの代名詞的な世界的ヒットになりました。
W杯2026の公式アルバムの特徴は?
史上最大規模の18曲入りです。シャキラ&バーナ・ボーイの「Dai Dai」、LISA(BLACKPINK)らも参加します。
2002年日韓大会の公式ソングは?
アナスタシア「Boom」、アンセムはヴァンゲリスでした。
📚 次に読む
【総括】日本 1-2 ブラジル|W杯2026 ラウンド32 — 誇りの45分×2、土壇場に泣いたサムライブルー
【W杯2026 R32】カナダ 1-0 南アフリカ 総括|ユースタキオ劇的弾で開催国がベスト16
【W杯2026】日本 1-1 スウェーデン 総括|無敗で2位通過、ラウンド32はブラジル参考・データ(公式)
最終更新日: 2026年6月16日 | 編集方針
次に読む
⚽ あわせて読みたい — W杯2026 関連記事
📅 更新履歴
| 日付 | 変更内容 |
|---|---|
| 2026年6月13日 | 初回公開 |
| 2026年6月16日 | 情報を更新 |
✅ ファクト再検証
最終検証日:2026年6月16日
SportsPulse 編集部が公開情報をもとに内容を確認しています。情報は確認時点のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください。
