Soccer 初心者向け 難易度 ★★☆☆☆

なぜバルサは”選手登録”に苦しむのか ―ラ・リーガ独自の「サラリー制限(LCPD)」を制度から読む

投稿日:2026年08月17日 約44分で読める 初心者向け
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  • なぜバルサは”選手登録”に苦しむのか ―ラ・リーガ独自の「サラリー制限(LCPD)」を制度から読むの要点を短時間で把握できます。
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  • 執筆 SportsPulse編集部|最終更新 2026年8月1
執筆 SportsPulse編集部|最終更新 2026年8月17日|編集部レビュー済み編集方針 ›

著者: SportsPulse 編集部 / 更新日: 2026年8月16日 / 編集部レビュー済み

2026-27シーズンのラ・リーガが、現地時間8月15日(土)に開幕しました。欧州5大リーグの先陣を切るスタートです。ただし今季は北中米ワールドカップの影響で第1節が分散し、バルセロナの初戦(対アスレティック・クラブ)は8月27日と、開幕から12日遅れてやってきます。(開幕節の全カードと視聴方法はサッカーHUBの完全ガイドにまとめています。)

その待機期間に、毎年のように繰り返される光景があります。「補強は決まったのに、選手が登録できない」という報道です。2025年夏にはマーカス・ラッシュフォード、その前にはダニ・オルモ。バルセロナが夏になるたびに「登録できるのか」で騒がれるのは、選手が悪いからでも、監督が悪いからでもありません。ラ・リーガだけが持つ「クラブごとの支出上限」=LCPD(Límite de Coste de Plantilla Deportiva/スカッドコスト上限)という制度が、そこに立ちはだかっているからです。

この記事は、その制度そのものを分解します。何が計算に入るのか。上限額はどうやって決まるのか。「1:1ルール」とは結局なんなのか。そして2026年8月16日時点で、どこまでが確定情報で、どこからが未確定なのか。そこを取り違えると、日本語のサッカー記事はかなりの確率で事実を外します。

結論:この記事で押さえる6つのこと

時間のない方は、ここだけで足ります。

  1. LCPDは「年俸の上限」ではありません。固定給・変動給に加えて、社会保険料、代理人手数料、移籍金の償却費(アモチゼーション)、下部組織やBチームの人件費まで含む「チームにかかる総コストの上限」です。ここを年俸だけだと思って読むと、桁が合わなくなります。
  2. 上限額はリーグが一方的に決めるのではなく、クラブが申請してリーグの検証機関が承認します。計算式はきわめて単純で、「予算上の収入 − 非スポーツ支出 − 債務返済」。つまり借金の返済額が大きいクラブほど、選手に使える枠が削られるという構造です。
  3. 数字は「いつ時点か」を必ず確認してください。ラ・リーガは夏市場後と冬市場後の年2回、上限額を改定します。バルセロナは2025年9月時点で約3億5,130万ユーロ、2026年3月時点で約4億3,280万ユーロ。半年で8,000万ユーロ以上動きます。2026/27シーズンの数値は、8月16日時点でまだ公表されていません。
  4. 「1:1ルール」は、上限を超えているクラブへのペナルティ規定の裏返しです。上限内なら売却益や人件費削減分を100%再投資できる。上限を超えていると、その一部しか使えない。この「一部」の比率は制度改定のたびに変わってきた(1/4 → 1/2 → 50〜60%)ため、単一の数字で断定している記事は要注意です。
  5. バルセロナの「1:1復帰」は、2026年8月16日時点でリーグの公式発表としては確認できません。確認できるのは、2026年5月にラ・リーガCEOが強く示唆したことと、複数媒体がそれを「復帰」と報じていることです。ここは日本語記事がいちばん誤りやすい箇所です。
  6. この制度は、欧州で「ラ・リーガだけ」のものではなくなりつつあります。プレミアリーグは2026/27シーズンから、PSRを廃止してSCR(スカッドコスト比率)に移行しました。ラ・リーガが2013年に始めた発想が、13年かけて他リーグに広がった格好です。

本記事の為替レート: 円換算はすべて1ユーロ=183.94円(七十七銀行 公表仲値・2026年8月14日)で統一した概算です。8月15日・16日は週末で仲値の公表がないため、直近営業日の値を用いています。各取引が実際に決済された時点のレートではありません。

1. LCPDとは何か——「年俸の上限」ではない

まず名前の整理から。スペイン語では Límite de Coste de Plantilla Deportiva(LCPD)、英語では Squad Cost Limit(SCL)。日本語メディアでは「サラリーキャップ」「サラリーリミット」「人件費上限」などと訳されますが、いずれも実態より狭い訳語です。ラ・リーガ公式サイトの定義を、原文で読んでみます。

“This Squad Cost Limit is the maximum amount that each club/SAD can spend during the course of the 2025/26 season following the summer and the winter transfer markets, including spending on the first team in relation to players, the manager, assistant manager and fitness coach (registrable squad …). This limit also includes spending on the reserves, the youth system and other areas (non-registrable squad …).”

(和訳)「このスカッドコスト上限とは、各クラブ/SAD(スポーツ有限会社)が2025/26シーズン中に、夏および冬の移籍市場を経て支出できる最大額である。トップチームの選手、監督、アシスタントコーチ、フィジカルコーチにかかる支出(登録可能スカッド)を含む。この上限には、Bチーム、下部組織、その他の領域への支出(登録不可スカッド)も含まれる。」

出典(一次情報/ラ・リーガ公式): LALIGA「Squad Cost Limit」

ポイントは2つあります。ひとつは「登録可能スカッド」と「登録不可スカッド」に分かれていること。ラ・リーガ自身の解説によれば、登録可能スカッドとは背番号1〜25の選手+監督・アシスタントコーチ・フィジカルコーチなどを指します。もうひとつは、Bチームやカンテラ(下部組織)の費用まで同じ財布に入っていることです。つまりラ・マシアの運営コストも、この上限を食っています。

そして、含まれるコスト項目がとにかく広い。公式ページの記述を表に落とすと、こうなります。

区分 含まれるもの 実務上の意味
給与 固定給・変動給(出場給、勝利給などの個人インセンティブ) 「年俸」として報じられる部分
賞与 集団ボーナス(チーム成績に連動する報奨金) 優勝すれば枠を食う
公的負担 社会保険料(クラブ負担分) 年俸の外側に確実に乗る固定費
取得コスト 代理人手数料を含む獲得費用 「移籍金以外」の見えないコスト
償却費 移籍金を契約年数で按分した年額(アモチゼーション) 最重要。長期契約が「効く」理由
その他(リーグ解説) 肖像権使用料、補償金、買取オプション価格の25%(検証機関の判断による場合)、ライセンス料など ローン移籍でも枠を食いうる

※出典: ラ・リーガ公式「Squad Cost Limit」ページおよびラ・リーガ公式ニュースレター「How LaLiga’s Economic Control and Squad Cost Limit works」の記述を編集部が整理したもの。

この表のなかで、実務上いちばん効くのが償却費(アモチゼーション)です。移籍金は支払った年に全額が計上されるのではなく、契約年数で割った額が毎年計上される。だから「5年契約」と「3年契約」では、同じ移籍金でも年間の枠消費がまったく違う。バルセロナが長期契約を多用してきたのも、選手を大事にしているからだけではなく、制度がそう設計されているからです。

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2. 上限額はどう決まるのか——式は驚くほど単純

2-1. 「収入 − 非スポーツ支出 − 債務返済」

ここが本記事の核心です。ラ・リーガ自身が公開している解説記事に、計算式がはっきり書かれています。

“Looking at all the factors that make up the SCL, the limit for each club corresponds to a simple equation: budgeted non-sporting expenses are subtracted from the budgeted revenues, taking also into account the debt repayments. The remaining sum is the SCL of the club in question.”

(和訳)「SCLを構成するすべての要素を踏まえると、各クラブの上限は単純な等式に対応する。すなわち、予算上の収入から、予算上の非スポーツ支出を差し引き、さらに債務の返済額も考慮に入れる。残った額が、当該クラブのSCLである。」

出典(一次情報に準じる/ラ・リーガ公式ニュースレター): LaLiga Global Fútbol「How LaLiga’s Economic Control and Squad Cost Limit works」

式にすると、こうです。

LCPD = 予算収入 −(非スポーツ支出)−(債務返済)

この式が意味するところは、はっきりしています。借金の返済が重いクラブは、それだけで選手に使える枠を失う。バルセロナの上限がレアル・マドリードの半分程度にとどまってきた最大の理由は、成績でも人気でもなく、債務の重さです。逆に言えば、収入を増やすか、債務を減らすか、その2つ以外にLCPDを上げる方法は原理的に存在しません。カンプ・ノウの改修も、VIP席の販売も、スポンサー契約の刷新も、すべて「式の左側を大きくする」ための行為です。

2-2. 決めるのはリーグではなく、まずクラブ

もうひとつ、誤解の多い点。LCPDはラ・リーガが一方的に「お前は300億まで」と割り当てるものではありません。公式ページの記述を読むと、手順は逆です。

“Each Club or SAD proposes its Squad Cost Limit to LALIGA … and it’s the responsibility of the LALIGA Validation Body to approve the proposed limit or, where appropriate, rectify it up to the amount that guarantees the Club’s financial stability. A Club/SAD’s application for its Squad Cost Limit does not always correspond to its maximum limit.”

(和訳)「各クラブ/SADが自らのスカッドコスト上限をラ・リーガに提案する。……そして提案された上限を承認するか、必要に応じてクラブの財務的安定を担保する額まで修正するのが、ラ・リーガ検証機関(Validation Body)の責務である。クラブ/SADが申請する上限額は、必ずしもその最大限度額とは一致しない。

出典(一次情報/ラ・リーガ公式): LALIGA「Squad Cost Limit」

つまり「上限が低い=リーグに絞られた」とは限らない。必要な額しか申請していないクラブもあります。ここを混同すると、順位表のように上限額を並べて「格差だ」と言うだけの記事になってしまいます。

2-3. 【編集部集計①】20クラブの分布——「平均を超えるのは4クラブだけ」

ここから先は、編集部が公開情報を四則演算しただけの集計です。取材や独自調査に基づくものではありません。

■ 編集部集計①:2025/26シーズンのLCPD分布

  • ラ・リーガ20クラブのLCPD合計(2025年9月時点・夏市場後): 約27億ユーロ(約4,966億円)
  • 1クラブあたり平均: 約1億3,500万ユーロ(約248億円)
  • 平均額を上回るクラブは4クラブのみ(レアル・マドリード/バルセロナ/アトレティコ・マドリード/ビジャレアル)
  • 2026年3月の改定で、リーグ全体では+7,500万ユーロ。合計は約27億7,500万ユーロ(約5,105億円)、平均約1億3,875万ユーロ(約255億円)に
  • 参考: 同時期のブンデスリーガ18クラブの人件費合計は約21億7,000万ユーロ、平均約1億2,000万ユーロで、平均超えは7クラブ

算出根拠: 合計値・平均値・平均超クラブ数はFootball Finance Labが公表値を集計した記事の記述、増加額はFootball Españaの報道値を用い、編集部が単純な加算・除算を行ったものです。円換算は1ユーロ=183.94円(2026年8月14日)による概算。ブンデスリーガ側は「LCPD」ではなく2024/25シーズンの実績人件費であり、制度も対象年度も異なるため厳密な比較はできません。「分布のかたち」を見るための目安です。

「平均を超えるのが20クラブ中4つだけ」というのは、分布が極端に上に偏っていることを意味します。上位が平均を引き上げているので、中央値で見ればほとんどのクラブは平均のはるか下にいる。ラ・リーガの上限額を並べた表がしばしば「二極化」ではなく「四極化」に見えるのは、このためです。

2-4. 主要クラブの上限額——2つの時点で並べる

では実数を見ます。必ず「時点」とセットで読んでください。ラ・リーガは夏市場後と冬市場後の年2回、この数字を改定します。

クラブ 2025年9月時点
(夏市場後)
2026年3月時点
(冬市場後)
増減 2026年3月時点の円換算
(1ユーロ=183.94円)
レアル・マドリード 7億6,100万ユーロ 7億6,100万ユーロ ±0 約1,400億円
バルセロナ 3億5,130万ユーロ 4億3,280万ユーロ +8,180万ユーロ 約796億円
アトレティコ・マドリード 約3億2,700万ユーロ 約3億3,700万ユーロ +約1,000万ユーロ 約620億円
ビジャレアル 1億7,310万ユーロ (大きな変動の報道なし) 約318億円
ヘタフェ 約5,000万ユーロ 約3,410万ユーロ −1,590万ユーロ(−31%) 約63億円
セビージャ 2,214万ユーロ 2,214万ユーロ ±0 約41億円
レバンテ 3,550万ユーロ 約1,790万ユーロ −1,760万ユーロ(−51%) 約33億円

※出典: 2025年9月時点=Football España「La Liga release 2025-26 salary limits」(2025年9月19日)、2026年3月時点=同「La Liga release updated salary limits for March 2026」(2026年3月3日)。いずれもラ・リーガ公表値をもとにした報道です。アトレティコの3月時点の値は媒体により3億3,600万〜3億3,700万ユーロで表記が割れます。ビジャレアルは3月改定で大きな変動が報じられていないため、9月時点の値を参考として掲載しています。2026/27シーズンの値ではありません。

2-5. 【編集部集計②】この「差」はどれくらいの差なのか

■ 編集部集計②:上限額の倍率

  • レアル・マドリード ÷ バルセロナ(2025年9月時点): 761 ÷ 351.3 = 約2.17倍
  • レアル・マドリード ÷ バルセロナ(2026年3月時点): 761 ÷ 432.8 = 約1.76倍(差額は約3億2,820万ユーロ=約604億円)
  • レアル・マドリード ÷ レバンテ(2026年3月時点): 761 ÷ 17.9 = 約42.5倍
  • バルセロナの改定率: +81.8 ÷ 351.0 = +23.3%(※改定後の額を母数に取ると +18.9%。報道の「19%」はこちらの計算)

算出根拠: 上表の公表値を単純に除算したものです。実際の支出額ではなく「上限額」同士の比較であり、各クラブが上限を使い切っているとは限りません。

ここで気づいてほしいのは、同じ「バルサとマドリーの差」でも、半年で2.17倍から1.76倍まで縮んでいるということです。「バルサはマドリーの半分」という言い回しは、2025年9月時点では正しく、2026年3月時点では正しくない。制度の数字は、時点を外すと事実でなくなります。

3. 「1:1ルール」の正体——ペナルティ規定の裏返し

3-1. そもそも1:1とは何と何の比なのか

日本語記事でよく見る「1:1ルール」。これはラ・リーガの規則集に「1:1条項」という名前で載っているわけではありません。上限を超過しているクラブに課される再投資制限の、”制限がない状態”を指す通称です。

ラ・リーガ自身の解説は、超過クラブの扱いをこう説明しています。

“the competition’s Economic Control framework looks to the ‘1/4’ rule. In the case of having exceeded the limit, clubs are allowed to spend no more than 25% of a cost that has been reduced beforehand. … if a saving is made through a player who represents more than 5% of the SCL then a ‘1/2’ rule will be applied instead of a ‘1/4’ rule. In other words, 50% of that saving can be respent.”

(和訳)「本競技会の経済コントロールの枠組みは『1/4ルール』に依拠する。上限を超過している場合、クラブはあらかじめ削減したコストの25%を超えて支出することができない。……もしSCLの5%を超える選手によって削減が生じた場合には、『1/4ルール』ではなく『1/2ルール』が適用される。すなわち、その削減額の50%を再支出できる。」

出典(一次情報に準じる/ラ・リーガ公式ニュースレター): LaLiga Global Fútbol「How LaLiga’s Economic Control and Squad Cost Limit works」

一方、2026年5月のFootball Españaの説明はこうです。

“The 1:1 rule refers to teams that are within their salary limit, and are able to use the totality of the money they make from sales and savings. Teams in excess of their salary limit can only use 60% of the additional income made from wage savings and transfers, while those within their limit can put all of the money from those revenue streams into registering new players.”

(和訳)「1:1ルールとは、給与上限の内側にいるチームを指し、売却と削減で生んだ資金の全額を使えるということだ。上限を超過しているチームは、人件費削減や移籍で生じた追加収入の60%しか使えないのに対し、上限内のチームはその全額を新規選手の登録に投入できる。」

出典(報道/Football España、2026年5月19日): Football España「La Liga imply Barcelona will return to ‘1:1 rule’ this summer」

「25%」と「60%」。矛盾しているように見えますが、これはどちらかが誤りなのではなく、比率が改定されてきたと読むのが妥当です。整理すると次のようになります。

状態 削減額のうち再投資できる割合 出典・時期
上限(通称「1:1」) 100% 共通(ラ・リーガ解説/2026年報道とも一致)
上限超過(原則) 25%(「1/4ルール」) ラ・リーガ公式解説(コロナ期の枠組み)
上限超過+削減対象がLCPDの5%超 50%(「1/2ルール」) ラ・リーガ公式解説(2020/21市場向けの追加措置)
上限超過(2026年時点の報道) 50〜60% Football España(2026年3月・5月)

※比率は制度改定により変動してきた経緯があり、2026年8月16日時点で適用されている確定比率をラ・リーガ公式ページ上で特定することはできませんでした。「上限内なら100%、超過なら一部のみ」という骨格は一貫していますが、具体的な%を断定している記事は、その根拠時点を確認してください。

3-2. 【編集部集計③】「5%閾値」は、バルサだといくらか

この「LCPDの5%を超える選手なら1/2ルール」という規定、金額に直すと相当なインパクトがあります。

■ 編集部集計③:主要クラブにおける「5%閾値」

  • バルセロナ(2026年3月時点・4億3,280万ユーロ): 5% = 約2,164万ユーロ/年(約40億円)
  • レアル・マドリード(7億6,100万ユーロ): 5% = 約3,805万ユーロ/年(約70億円)
  • セビージャ(2,214万ユーロ): 5% = 約111万ユーロ/年(約2億円)

算出根拠: 各クラブの公表上限額に0.05を乗じただけの計算です。閾値の判定基準(年額なのか総額なのか、償却費を含むのか)の細目は公開情報からは確定できないため、「桁感を掴むための目安」としてお読みください。

バルセロナの場合、年間コストが約2,164万ユーロ(約40億円)を超える選手が退団すれば、削減額の再投資比率が上がる。逆に言えば、高年俸のベテラン1人の退団が、制度上ドミノを起こしうるということです。2026年5月、ラ・リーガCEOのハビエル・ゴメス氏がバルセロナの状況を問われて挙げたのが、まさにその論点でした。

“We can’t make assessments; you can. But there is public data. The auditor has accepted, for example, around €70m from the VIP boxes. Then there’s Lewandowski’s departure, he has a high salary cost. They’re going to open a new stand at Camp Nou. That’s enough to form an opinion. … No club knows yet if they’re over budget or not, but almost 95% of them already have a rough idea of what their situation will be.”

(和訳)「我々は評価を下せない。だが公開データはある。監査法人は、たとえばVIPボックスからの約7,000万ユーロを受け入れた。それからレバンドフスキの退団だ。彼は高い人件費コストを持っている。カンプ・ノウでは新しいスタンドが開く。意見を形成するには十分だろう。……どのクラブもまだ、自分が予算超過かどうかを知らない。だが95%近くは、自分の状況がどうなるかのおおよその見当をすでにつけている。」

出典(報道/Football España、原典はスペイン紙Sport、2026年5月19日): Football España

この発言は、制度の作動原理を当事者が語ったものとして非常に価値があります。「収入(VIP席・新スタンド)を足し、支出(高年俸選手の退団)を引く」——それだけでLCPDは動く。そして最後の一文が重要です。5月の時点では、どのクラブも自分の2026/27の上限を知らない。制度上、それが確定するのは夏市場が閉じたあとだからです。

4. バルセロナは何を回復し、何がまだ確定していないのか

4-1. 回復の中身——VIP席という「振れ幅の正体」

バルセロナのLCPDがこの数年、乱高下してきた最大の要因はVIP席(VIPボックス)の長期リース収入です。時系列で追うと、こうなります。

時点 LCPD できごと
2025年1月(冬市場後) 4億6,300万ユーロ 2024年末のVIP席30年リース(1億ユーロ)を計上して上振れ
2025年2月〜4月 監査法人Croweが当該取引を会計から外す判断。4月に有効と認定されるまで宙に浮く
2025年9月(夏市場後) 3億5,130万ユーロ VIP席分が消え、1億1,200万ユーロ(−24%)の減少。ラッシュフォードらの登録が難航
2026年3月(冬市場後) 4億3,280万ユーロ カンプ・ノウ復帰による増収などで+8,180万ユーロ。リーグ全体の増加分7,500万ユーロを1クラブで上回る
2026年5月 ラ・リーガCEOが「監査法人がVIPボックスの約7,000万ユーロを受け入れた」と言及。レバンドフスキ退団も確定
2026年8月16日(本記事執筆時点) 未公表 2026/27の上限額は夏市場終了後に公表される見込み

※出典: Football España(2025年9月19日/2026年3月3日/2026年5月19日)、ラ・リーガ公式「Squad Cost Limit」ページ。金額はいずれもラ・リーガ公表値をもとにした報道です。

この表が示すのは、バルセロナのLCPDが「不動産と会計の話」で動いているという事実です。ピッチ上の出来事ではありません。カンプ・ノウの改修が遅れれば枠が縮み、スタンドが開けば枠が広がる。スタジアム工事の進捗が、そのまま補強予算になる——これがLCPDという制度の、いちばん生々しい側面です。

4-2. 【編集部集計④】ゴードン獲得は、上限をどれだけ食うのか

制度の効き方を具体的に見るために、2026年夏の実例を1つ分解します。バルセロナは2026年5月29日、ニューカッスルからアンソニー・ゴードンの獲得を発表しました。報じられた条件は初期移籍金7,000万ユーロ+アドオン最大1,000万ユーロ、契約5年です。

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■ 編集部集計④:ゴードン1人がLCPDを食う年間額

  • 移籍金の年間償却費: 7,000万ユーロ ÷ 5年 = 1,400万ユーロ/年(約26億円)
  • 推計年俸(週給23万769ユーロ×52週): 約1,200万ユーロ/年(約22億円)
  • 合計 ≒ 2,600万ユーロ/年(約48億円)
  • バルセロナの上限(2026年3月時点・4億3,280万ユーロ)に占める割合: 約6.0%
  • 参考: セビージャの上限(2,214万ユーロ)は、ゴードン1人の年間コストより小さい

算出根拠: 移籍金はESPN報道の初期額7,000万ユーロを用い、アドオン1,000万ユーロは発生条件が不明のため除外しています(発生すれば残存契約年数で追加償却される)。年俸はCapology系の推計値であり、クラブ公表値ではありません。実際のLCPD計上額には社会保険料・代理人手数料・肖像権使用料などが加わるため、上記は下限側の概算です。また比較対象のセビージャの上限は2026年3月時点の値です。

1人で上限の6%。これが「補強したいのに登録できない」の正体です。バルセロナが上限を超過していれば、この2,600万ユーロを空けるために、制度上はその数倍の削減が必要になる(1/4ルールなら4倍、50%なら2倍)。だから毎年夏、「誰かを売らないと誰も登録できない」という状況が生まれます。

4-3. ★ここが誤報ポイント:「1:1復帰」はまだ公式確認できない

2026年に入ってから、日本語・英語を問わず「バルセロナが1:1ルールに復帰した」という記事が流通しています。ここは慎重に扱う必要があります。2026年8月16日時点で編集部が確認できたのは、次の3点だけです。

  • 確認できた: 2026年5月19日、ラ・リーガCEOハビエル・ゴメス氏がメディア対応で、バルセロナの状況について「意見を形成するには十分な公開データがある」と強く示唆したこと。
  • 確認できた: 2026年3月3日時点の報道で、バルセロナは依然として上限を超過していると明記されていること(Football Españaは「Barcelona remain over their salary limit」の見出しで、当時のクラブ側の説明として「上限内まであと1,000万〜1,200万ユーロ」を伝えています)。
  • 確認できなかった: ラ・リーガが「バルセロナは1:1の状態にある」と公式に発表した文書・声明。

したがって本記事は、「1:1への復帰は有力だが、リーグの公式確認は取れていない」という書き方を採ります。なお、この点についてFootball España自身が釘を刺しています。

“It should be noted this is not the first time that La Liga have been positive about Barcelona’s salary limit situation in recent years without the 1:1 rule coming to pass.

(和訳)「なお、ラ・リーガがバルセロナの給与上限の状況について前向きな見方を示したのは、近年これが初めてではない——そして1:1ルールが実現しなかった、という点は指摘しておくべきだろう。」

出典(報道/Football España、2026年5月19日): Football España

確定するのは、夏市場が閉じてラ・リーガが2026/27の上限額を公表したときです。例年のスケジュールなら9月ごろ。それまでは、すべて観測です。

5. 制度の”底”——セビージャ2,214万ユーロで、なぜ1部で戦えるのか

ここまで読むと、ひとつ疑問が湧くはずです。セビージャの上限は2,214万ユーロ(約41億円)。これでは1部のスカッドは組めません。実際にはどうしているのか。

答えは、ラ・リーガの予算編成規則に置かれた「競技の最低水準を担保するための例外規定」にあります。Football Finance Labの解説によれば、予算編成規則第34条第3項は、財務的困難によって極端に低い上限しか申請できないクラブについて、予想純収入の最大30%までをスカッドに支出できるとする趣旨の規定を置いています(検証機関の承認が前提)。

■ 編集部集計⑤:セビージャの「例外枠」を試算する

  • セビージャの2024/25年度 純収入(報道値): 1億1,500万ユーロ(約212億円)
  • その30%: 約3,450万ユーロ(約63億円)
  • 通常のLCPD(2,214万ユーロ)との差: +約1,236万ユーロ(約23億円)
  • ただしこの水準でも、リーグ内では依然として最下位クラス(レバンテの約1,790万ユーロの次に低い水準)

算出根拠: 純収入の数値および第34条第3項の解釈はFootball Finance Labの解説記事に依拠し、編集部が乗算したものです。規則原文を直接確認したものではなく、検証機関が実際に承認する額とは異なりえます。制度の”底”がどこにあるかを掴むための試算です。

この規定の存在は、LCPDという制度の性格をよく表しています。目的は「競技の平等」ではなく「クラブの財務的持続性」。ラ・リーガは上限で格差を埋めようとしているのではなく、各クラブが自分の体力の範囲で戦うことを強制しているのです。だから上限額の差は縮まらない。制度はそもそも縮めるようにできていません。

6. 他リーグとの差——「ラ・リーガだけ」ではなくなった

6-1. プレミアリーグは2026/27からSCRへ

ここが2026年最大の構造変化です。プレミアリーグは2026/27シーズンから、長年のPSR(収益性・持続可能性規則)を廃止し、SCR(Squad Cost Ratio/スカッドコスト比率)とSSR(持続可能性・システミック耐性)に移行しました。プレミアリーグ公式の説明を引きます。

“Squad Cost Ratio is a financial regulation that limits Premier League clubs’ on-pitch spending to 85% of their football-related revenue and net profit/loss from player sales. … UEFA’s Squad Cost Ratio limits a club’s on-pitch spending to a maximum of 70% of its total revenue. All Premier League clubs in European competitions will still have to adhere to this limit, while clubs not competing in Europe will have a higher threshold of 85%.”

(和訳)「スカッドコスト比率とは、プレミアリーグのクラブのピッチ上支出を、サッカー関連収入と選手売却の純損益の85%に制限する財務規則である。……UEFAのスカッドコスト比率は、クラブのピッチ上支出を総収入の最大70%に制限する。欧州カップ戦に出場するプレミアリーグのクラブは引き続きこの上限を遵守する必要があり、欧州に出場しないクラブは85%というより高い閾値となる。」

出典(一次情報/プレミアリーグ公式、2025年11月21日): Premier League「New Premier League financial system explained」

同じ公式ページによれば、各クラブには85%(グリーン閾値)に加えて最大30%の許容枠が与えられ、初年度のレッド閾値は115%からスタートします。超過すれば許容枠が翌季削られる「フィードバックループ」、レッド閾値超過なら6ポイント減点+650万ポンド超過ごとに1ポイント追加という制裁も明記されています。

6-2. 5つの制度を並べる

制度 制限のかけ方 閾値 制裁 登録との関係
ラ・リーガ LCPD
2013年〜
金額の絶対上限をクラブ別に設定 収入−非スポーツ支出−債務返済 超過時は再投資比率を制限。罰則規定あり 直結。枠がなければ選手を登録できない
プレミアリーグ SCR
2026/27〜
収入に対する比率 85%(グリーン)/115%(レッド・初年度) グリーン超過=課徴金、レッド超過=6ポイント減点〜 間接。登録停止はSSR側の措置として存在
UEFA スカッドコスト比率 収入に対する比率 70% UEFA大会の枠組みで処分 欧州大会の登録に影響
ブンデスリーガ スカッドコスト上限は存在しない(ライセンス審査で財務を確認) ライセンス不交付 間接
Jリーグ クラブライセンス 財務基準(債務超過の禁止・3期連続赤字の禁止) 2026特別シーズン/2026-27は特例で判定対象外 ライセンス不交付 間接(登録枠ではなく参加資格)

※出典: ラ・リーガ公式/プレミアリーグ公式(2025年11月21日)/Football Finance Lab(ブンデスリーガにスカッドコスト上限が存在しない旨)/Jリーグ公式(2025年9月18日)。

この表でいちばん効いているのは、いちばん右の列です。ラ・リーガだけが、財務規制を「選手登録」という日々の運営行為に直結させている。プレミアリーグの減点処分は事後的で、シーズン中に発動しても選手は試合に出られます。しかしLCPDでは、枠がなければその選手は最初からピッチに立てない。これが「バルサが夏に苦しむ」という現象を、他リーグでは起きにくくしている構造的理由です。

6-3. 日本の文脈——Jリーグは今、特例期間にある

この比較を日本に引き寄せると、興味深い事実が浮かびます。Jリーグは現在、財務基準の一部を停止した特例期間の真っ最中です。シーズン移行に伴う措置で、Jリーグ公式が2025年9月18日に発表しています。

「決算期や各種契約タイミングの変更等、シーズン移行が財務状況に与えるインパクトが大きくなることが想定されるため、2026シーズン特別大会、2026/27シーズンに係る決算期においては、特例措置として債務超過、3期連続赤字をライセンス交付の判定対象としないこととする。その後、1年間の猶予期間を踏まえて、2028/29シーズンの決算(2029年6月期)より元の基準に戻すこととする。」

出典(一次情報/Jリーグ公式、2025年9月18日): Jリーグ「2026/27 シーズンに向けクラブライセンス制度を改定」

つまりラ・リーガが「上限で縛る」制度を精緻化しているまさにその時期に、Jリーグは移行対応のために財務基準を一時的に緩めている。方向が真逆というより、制度が置かれた段階が違うのです。ラ・リーガは2013年に導入して13年、Jリーグはシーズン移行という別の大改革の途上にある。2029年6月期から元の基準に戻るという出口が明示されている点も含めて、比較して読むと双方の設計思想が見えてきます。

なお、リーグ設計が資産価値をどう決めるかという論点は、バスケットボールHUBで扱ったNBAフランチャイズの経済学とも地続きです。「昇降格がない=席が減らない」北米型と、「上限で各クラブを体力の範囲に押し込める」ラ・リーガ型は、どちらもクラブを潰さないための設計ですが、手段が正反対です。

7. これから何を見ればいいか

2026-27シーズンのラ・リーガを、制度の側から追いかけるためのチェックリストを置いておきます。

時期 見るべきもの 何がわかるか
2026年9月ごろ ラ・リーガによる2026/27 LCPDの公表 バルセロナが1:1に復帰したかどうかが初めて確定する
同時期 昇格3クラブ(マラガ/ラシン・サンタンデール/デポルティーボ)の初年度上限 昇格の経済効果の実額。前季レバンテは8倍超に跳ねた
2027年1〜2月 冬市場での動き 「売らないと買えない」クラブがどこかが可視化される
2027年3月1日 プレミアリーグSCRのコンプライアンステスト(初回本番) 新制度で実際に減点が出るのか。ラ・リーガ型との実効性比較
2027年3月ごろ ラ・リーガによる冬市場後の改定値 カンプ・ノウ全面稼働の増収がどれだけ枠に反映されるか

FAQ

Q1. LCPDは「年俸の合計」の上限だと思っていました。違うのですか?

A. 違います。ラ・リーガ公式の定義によれば、固定給・変動給に加えて、社会保険料、集団ボーナス、代理人手数料を含む取得コスト、そして移籍金を契約年数で按分した償却費までが含まれます。さらにトップチームだけでなく、Bチームや下部組織の費用(登録不可スカッド)も同じ上限の内側です。つまり「チーム運営にかかる総コストの上限」であり、年俸だけを足しても数字は合いません。

Q2. バルセロナの上限額はいくらですか?

A. 「いつ時点か」を指定しないと答えが定まりません。2025年9月時点(夏市場後)で3億5,130万ユーロ、2026年3月時点(冬市場後)で4億3,280万ユーロです。1ユーロ=183.94円(2026年8月14日)で換算すると、それぞれ約646億円、約796億円。2026/27シーズンの数値は、2026年8月16日時点でまだ公表されていません。ラ・リーガ公式の「Squad Cost Limit」ページも、この時点では2025/26シーズンの説明を掲げたままです。

Q3. 「1:1ルール」とは何ですか?1:1の1と1は何を指すのですか?

A. 「1使うために1稼ぐ」——つまり削減・売却で生んだ額を全額そのまま新規登録に充てられる状態を指す通称です。規則集に「1:1条項」という名前があるわけではなく、上限内にいるクラブの状態を指しています。上限を超過しているクラブは、削減額の一部しか再投資できません。その比率は制度改定のたびに変わっており、ラ・リーガ自身の解説では「1/4ルール(25%)」、5%超の選手が絡む場合は「1/2ルール(50%)」、2026年の報道では「50〜60%」とされています。単一の%で断定している記事は、根拠時点を確認してください。

Q4. バルセロナは今夏、1:1に復帰したのですか?

A. 2026年8月16日時点で、ラ・リーガの公式発表としては確認できません。確認できるのは、2026年5月19日にラ・リーガCEOのハビエル・ゴメス氏が「監査法人がVIPボックスの約7,000万ユーロを受け入れた」「レバンドフスキの退団がある」と述べ、復帰を強く示唆したことです。ただしFootball España自身が「近年ラ・リーガが前向きな見方を示しながら1:1が実現しなかったことは初めてではない」と釘を刺しています。確定するのは、夏市場終了後にラ・リーガが2026/27の上限額を公表したとき(例年なら9月ごろ)です。

Q5. セビージャの上限が2,214万ユーロなら、どうやって1部のチームを組んでいるのですか?

A. ラ・リーガの予算編成規則には、競技の最低水準を担保するための例外規定があります。Football Finance Labの解説によれば、第34条第3項が、財務的困難で極端に低い上限しか申請できないクラブについて予想純収入の最大30%までのスカッド支出を認める趣旨の規定を置いています(検証機関の承認が前提)。同社の試算では、セビージャの2024/25年度純収入1億1,500万ユーロの30%=約3,450万ユーロそれでもリーグ最下位クラスであり、制度としては「降格争いには参加できる水準」を保証しているにとどまります。

Q6. プレミアリーグにも同じような制度があるのですか?

A. 2026/27シーズンから、あります。プレミアリーグは長年のPSRを廃止し、SCR(スカッドコスト比率)に移行しました。サッカー関連収入と選手売却純損益の85%が基準線(グリーン閾値)で、初年度は最大30%の許容枠が乗って115%がレッド閾値です。レッド閾値を超えると6ポイント減点+650万ポンド超過ごとに1ポイント追加。ただしラ・リーガと決定的に違うのは、SCRは「比率」であって「金額の絶対上限」ではなく、選手登録の可否に直結しない点です。欧州カップ戦に出るクラブにはUEFAの70%規制も重なります。

Q7. なぜ円換算の記事によって金額がバラバラなのですか?

A. 換算レートと換算日が違うからです。本記事は1ユーロ=183.94円(七十七銀行 公表仲値・2026年8月14日)で統一しています。同じ4億3,280万ユーロでも、1ユーロ=170円なら約736億円、190円なら約822億円と、100億円近く差が出ます。ユーロ円は2026年に入ってから月間平均で183〜186円台のレンジで推移しており、記事の執筆時期が数か月違うだけで表記が変わります。円換算を見たら、必ずレートと日付が併記されているかを確認してください。併記のない円換算は、時間の経過とともに自動的に誤情報になります。

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出典(確認日:2026年8月16日)

※本記事の「編集部集計」はすべて、上記の公開情報に対して編集部が四則演算を行ったものです。独自取材・独自調査・アンケートは実施していません。算出根拠と前提は各集計ブロック内に明記しています。

※本記事は2026年8月16日時点の公開情報に基づきます。LCPDは夏・冬の移籍市場終了後に改定されるため、記載した数値は将来の公表によって更新されます。数値を引用される際は、必ず「いつ時点の値か」を併記してください。

執筆: SportsPulse 編集部 / 公開: 2026-08-16

最終更新日: 2026年8月17日 | 編集方針

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📅 更新履歴
日付変更内容
2026年8月17日初回公開
✅ ファクト再検証

最終検証日:2026年8月17日

SportsPulse 編集部が公開情報をもとに内容を確認しています。情報は確認時点のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください。

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