Soccer 初心者向け 難易度 ★★☆☆☆

【2026・集計DB】第41回 日本クラブユースサッカー選手権(U-15) 全結果 ―横浜FMジュニアユースが延長の末に4-3、ラウンド32から決勝までをチーム単位で保存

投稿日:2026年08月25日 約34分で読める 初心者向け
← Soccer HUB に戻る 入門の記事一覧
  • 【2026・集計DB】第41回 日本クラブユースサッカー選手権(U-15) 全結果 ―横浜FMジュニアユースが延長の末に4-3、ラウンド32から決勝までをチーム単位で保存の要点を短時間で把握できます。
  • サッカーの前提知識と戦術ポイントを切り分けて理解できます。
  • 執筆 SportsPulse編集部|最終更新 2026年8月2
執筆 SportsPulse編集部|最終更新 2026年8月25日|編集部レビュー済み編集方針 ›

著者: SportsPulse 編集部 / 更新日: 2026年8月24日 / 編集部レビュー済み

2026年8月24日、北海道・札幌。第41回 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会の決勝が行われ、横浜F・マリノスジュニアユースが延長戦の末に4-3で川崎フロンターレU-15生田を下し、優勝しました。

この大会は、中学年代の「クラブチーム」日本一を決める舞台です。全国9地域を勝ち抜いた48チームが11日間かけて北海道に集い、グループステージ72試合とノックアウトステージ31試合、合計103試合を戦い抜きました。

本稿は、そのラウンド32から決勝までの全31試合を、チーム単位で一枚に集約した「集計DB」です。中学年代のクラブチームを追う保護者・指導者の方、Jクラブの育成組織を調べている方が、あとから何度でも参照できる形で残すことを目的にしています。

★本稿の編集方針を先に申し上げます。本大会は未成年の大会です。したがって本稿ではチーム単位の結果・順位・集計のみを扱い、個人名・個人の能力評価・序列化は一切行いません。得点者名も記載しません。大会公式が発表している個人表彰(MVP/MIP/得点王/優秀選手一覧)についても、氏名は転記せず、公式の入手先のみをご案内します。この方針の理由は記事後半で改めて説明します。

なお本稿は取材記事ではありません。公開情報と編集部レビューをもとに構成しており、「編集部集計」と明記した数値は、公表された結果への四則演算・分類のみで算出しています。

結論:この記事で押さえる8つのこと

  1. 優勝は横浜F・マリノスジュニアユース。決勝(8月24日)は延長の末に4-3で川崎フロンターレU-15生田を下しました。90分では3-3、延長後半に勝ち越しています。
  2. 決勝は「神奈川県のクラブ同士」の顔合わせ。横浜市のクラブと川崎市のクラブが、北海道・札幌で日本一を争いました。
  3. 3位はサンフレッチェ広島F.Cジュニアユースと横河武蔵野FC U-15。この大会は3位決定戦を行わず、準決勝で敗れた2チームがともに3位となります。
  4. 前回王者と前回準優勝は、そろって準々決勝で姿を消しました。第40回(2025年)大会を制したヴィッセル神戸U-15と、同準優勝のFCラヴィーダが、いずれもベスト8で敗退しています。
  5. 大会は2026年8月14日〜24日、北海道の4市町(札幌市・小樽市・夕張市・栗山町)で開催。出場は全国9地域の48チームです。
  6. 方式は「12グループ×4チーム」→「32チームのノックアウト」。各組1位・2位の24チームに加え、各組3位のうち成績上位8チームが勝ち上がる、2026年W杯と同型のワイルドカード方式です。
  7. ★編集部集計:Jリーグクラブ系の育成組織の比率は、勝ち進むほど上がりました。出場48チームでは58.3%、ラウンド16では75.0%、ベスト8・ベスト4でも75.0%、そして決勝は2チームとも該当(100%)。一方でベスト4に1チーム、ベスト8に2チームの「非Jリーグ系」が残っています。
  8. ★会場(ピッチ)変更のトラップに注意。8月21日の準々決勝2試合は、公式発表により白旗山A→白旗山Bに変更されました。しかも公式原文には「白幡山」と「白旗山」の2表記が混在しています(正しくは「白旗山」)。変更前の情報を載せたページが今も残っているため、会場を調べる際はご注意ください。

①大会概要:48チーム・11日間・103試合

まず全体像です。大会の正式名称は「第41回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会」。主催は一般財団法人 日本クラブユースサッカー連盟(JCY)です。JCY公式のトーナメント表には、期間と開催地が次のように記されています。

第41回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会
(2026年8月14日~24日 北海道 札幌市、小樽市、夕張市、栗山町)

出典(一次情報): JCY公式「26(CYU-15)トーナメント」(2026年8月24日版・PDF)

項目 内容
大会名 第41回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会
主催 一般財団法人 日本クラブユースサッカー連盟(JCY)
開催期間 2026年8月14日(金)〜8月24日(月)
開催地 北海道(札幌市・小樽市・夕張市・栗山町
出場 全国9地域の代表 48チーム
方式 12グループ×4チームのグループステージ → 32チームによるノックアウトステージ
試合数 計103試合(グループステージ72試合+ノックアウトステージ31試合/編集部集計)
決勝 2026年8月24日(月) 11:00/札幌市厚別公園補助競技場(メイン)

出場枠(地域別)

地域 出場枠 地域 出場枠
北海道 2 東海 6
東北 3 関西 7
関東 15 中国 3
北信越 3 四国 2
九州 7 合計 48

関東の15枠が突出しており、48チーム中の31.3%(15÷48/編集部集計)を占めます。この偏りが結果にどう表れたかは、記事後半の「編集部集計」で扱います。

★会場(ピッチ)変更のトラップ:白幡山?白旗山?

本大会を検索するうえで、最初に引っかかりやすいのがここです。JCYは8月20日、翌21日の準々決勝2試合について会場(ピッチ)変更を発表しました。原文を引きます。

8月21日(金)に行います準々決勝会場(ピッチ)についてグラウンドコンディションの都合、下記の通り変更いたします。
8月21日(金)準々決勝
【98】11:00キックオフ 会場:【変更前】白幡山A → 【変更後】白幡山
【100】11:00キックオフ 会場:【変更前】白旗山A → 【変更後】白旗山

出典(一次情報): JCY公式「第41回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 会場変更について」(2026年8月20日)

お気づきのとおり、同じ発表のなかで「白幡山」と「白旗山」の2つの表記が混在しています。札幌市にあるのは白旗山(しろはたやま)競技場で、大会日程表・トーナメント表でも「白旗山」表記です。本稿では「白旗山」に統一しました。

もう一点。この変更は【98】と【100】の2試合が対象です。企画段階のメモや一部の速報ページには変更前(白旗山A)のまま残っているものがあり、実際に本稿執筆にあたって参照した二次媒体でも、表と本文で会場が食い違っている例がありました。後述の準々決勝の表は、変更後(白旗山B)を反映しています。

なお【100】のキックオフ時刻について、JCYの変更告知は「11:00」と記していますが、大会日程および他の資料では13:00の枠に置かれています。本稿では時刻を断定せず、表からは省きました(会場の変更内容のみを採用しています)。

②ノックアウトステージの構造:3位でも8チームが勝ち上がる

この大会の方式は、意外と誤解されます。「各組上位2チームが勝ち上がり」ではありません。

内訳 チーム数
各グループ1位 12グループ × 1 12
各グループ2位 12グループ × 1 12
各グループ3位のうち成績上位 12チーム中8チームが勝ち上がり 8
ノックアウトステージ進出 合計 32

つまりグループ3位でも、12チーム中8チームは勝ち上がれるという設計です。2026年W杯(48か国制)と同じ考え方で、グループステージの1試合の重みが「勝ち抜けか否か」だけでは決まらないのが特徴といえます。順位決定は「勝点 → 得失点差 → 総得点 → 当該チーム間の成績 → 反則ポイント → 抽選」の順、ノックアウトは同点の場合PK方式です。

実際に、この3位枠から勝ち上がったチームがベスト8にまで到達しています(後述の表をご覧ください)。ワイルドカード方式が機能した大会だった、というのが結果から言えることです。

ノックアウトステージ 31試合の内訳

ラウンド 日付 試合数
ラウンド32 8月18日(火) 16
ラウンド16 8月19日(水) 8
準々決勝(ラウンド8) 8月21日(金) 4
準決勝 8月22日(土) 2
決勝 8月24日(月) 1
合計 31

※3位決定戦は行われません。準決勝で敗れた2チームがともに3位となります。

Compare

比較のポイントを押さえる

記事で整理したポイントを踏まえて、比べやすい候補の一つを確認できます。

候補を比較する

③ラウンド32(8月18日):16試合の全結果

ここから結果表です。チーム名はJCY公式トーナメント表の表記に合わせています(クラブの正式名称や一般的な略称とは異なる場合があります)。太字が勝ち上がったチームです。

試合番号 対戦 スコア
【73】 京都サンガF.C. U-15 vs 三菱養和SC巣鴨ジュニアユース 1-0
【74】 セレッソ大阪U-15 vs 愛媛FC U-15 5-2
【75】 横浜F・マリノスジュニアユース vs 宇治FCジュニアユース 4-0
【76】 アイリスFC住吉 vs ソレッソ熊本 2-2(PK4-5
【77】 FCラヴィーダ vs リップエース 2-0
【78】 JFAアカデミー福島U-15 vs 北海道コンサドーレ札幌U-15 0-1
【79】 ロアッソ熊本ジュニアユース vs サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース 1-2
【80】 S.C.インテルナシオナルジャパン vs FCフォーリクラッセ東北 1-1(PK3-5
【81】 サガン鳥栖U-15 vs カターレ富山U-15 2-0
【82】 川崎フロンターレU-15生田 vs ファジアーノ岡山U-15まさだ 3-0
【83】 清水エスパルスジュニアユース vs ヴィッセル神戸U-15 0-2
【84】 浦和レッズジュニアユース vs ギラヴァンツ北九州U-15 3-1
【85】 FC.フェルボール愛知 vs サンフレッチェくにびきFC U-15 1-2
【86】 鹿島アントラーズジュニアユース vs 鹿島アントラーズつくばジュニアユース 3-2
【87】 柏レイソルU-15 vs アリーバFC 1-0
【88】 横河武蔵野FC U-15 vs 横浜F・マリノスジュニアユース追浜 2-1

この16試合でPK戦は2試合(【76】【80】)。いずれも3位枠から勝ち上がったチームが絡んでおり、ソレッソ熊本とFCフォーリクラッセ東北が、PK戦を制してラウンド16に進みました(両チームともグループ3位からの勝ち上がりです)。

また【86】は鹿島アントラーズジュニアユース vs 鹿島アントラーズつくばジュニアユースという同系列同士の対戦になりました。同様に【88】も、横河武蔵野FC U-15と横浜F・マリノスジュニアユース追浜という関東勢同士の一戦です。

④ラウンド16(8月19日):ベスト8決定戦

ここが企画の主題の一つです。8試合すべての結果を掲載します。

試合番号 K.O. 対戦 スコア 会場
【89】 11:00 京都サンガF.C. U-15 vs セレッソ大阪U-15 2-1(前半0-0/後半2-1) 白旗山A
【90】 11:00 横浜F・マリノスジュニアユース vs ソレッソ熊本 1-0 SSAP人工芝
【91】 11:00 FCラヴィーダ vs 北海道コンサドーレ札幌U-15 3-1 白旗山B
【92】 11:00 サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース vs FCフォーリクラッセ東北 2-1 SSAP天然芝
【93】 13:00 サガン鳥栖U-15 vs 川崎フロンターレU-15生田 1-5 白旗山A
【94】 13:00 ヴィッセル神戸U-15 vs 浦和レッズジュニアユース 5-0 SSAP人工芝
【95】 13:00 サンフレッチェくにびきFC U-15 vs 鹿島アントラーズジュニアユース 1-5 白旗山B
【96】 13:00 柏レイソルU-15 vs 横河武蔵野FC U-15 2-3 SSAP天然芝

※SSAP=札幌サッカーアミューズメントパーク。
※【89】については、京都サンガF.C.公式が「京都サンガF.C.U-15 2-1 セレッソ大阪U-15(前半0-0/後半2-1)/2026年8月19日(水)11:00/白旗山競技場A(北海道)」と発表しており、クラブ公式で一次確認済みです(京都サンガF.C.公式)。

編集部集計:ラウンド16の8試合で生まれたゴールは合計33点、1試合平均4.13点5得点が3試合(【93】【94】【95】)あり、点差の開いた試合が目立ったラウンドでした。一方で1点差決着も4試合(【89】【90】【92】【96】)あり、二極化しています。

⑤準々決勝=ラウンド8(8月21日):4試合中3試合が完封

ベスト4を決める4試合です。この日の【98】と【100】が、前述の会場変更の対象でした。表は変更後を反映しています。

試合番号 K.O. 対戦 スコア 会場
【97】 11:00 京都サンガF.C. U-15 vs 横浜F・マリノスジュニアユース 0-1 SSAP天然芝
【98】 11:00 FCラヴィーダ vs サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース 0-2(前半0-1/後半0-1) 白旗山B(Aから変更)
【99】 13:00 川崎フロンターレU-15生田 vs ヴィッセル神戸U-15 2-0 SSAP天然芝
【100】 鹿島アントラーズジュニアユース vs 横河武蔵野FC U-15 2-3 白旗山B(Aから変更)

※【98】については、サンフレッチェ広島公式が「サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース 2-0(前半1-0/後半1-0)FCラヴィーダ/2026年8月21日(金)11:00キックオフ/白旗山競技場」と発表しており、クラブ公式で一次確認済みです(サンフレッチェ広島公式)。
※【97】については、京都サンガF.C.公式が事前告知で「2026年8月21日(金)11:00/SSAP 札幌サッカーアミューズメントパーク 天然芝G(北海道)/対戦:横浜F・マリノスジュニアユース」と記載しています。
※【100】のキックオフ時刻は資料間で記載が分かれるため、本稿では断定を避けて空欄としました。

★このラウンドの特徴:4試合のうち3試合が完封決着(0-1/0-2/2-0)でした。編集部集計では、準々決勝4試合の総得点は10点、1試合平均2.5点。ラウンド16の4.13点から約4割減(2.5 ÷ 4.13 ≒ 60.5%)で、ノックアウトステージ全ラウンド中で最も点が動かなかったラウンドになりました。

★前回王者と前回準優勝が、そろってここで敗退

準々決勝の顔ぶれには、もう一つ注目すべき点があります。

  • ヴィッセル神戸U-15=第40回(2025年)大会の優勝チーム。【99】で川崎フロンターレU-15生田に0-2で敗退。
  • FCラヴィーダ=第40回大会の準優勝チーム。【98】でサンフレッチェ広島F.Cジュニアユースに0-2で敗退。

つまり前回の決勝を戦った2チームが、いずれもベスト8で、いずれも0-2で敗れたことになります。連覇の難しさと、この年代の1年間の変化の大きさを示す結果といえます。

なお、第40回(2025年)大会の決勝はFC LAVIDA 1-2 神戸U-15でした(表記は当時の大会表記)。この「前回大会」の情報は、後述する「同名・別大会の取り違え」とも関係します。

⑥準決勝(8月22日):札幌市厚別公園補助競技場

準決勝は2試合とも、決勝と同じ札幌市厚別公園補助競技場(メイン)で行われました。

試合番号 K.O. 対戦 スコア 会場
【101】 11:00 横浜F・マリノスジュニアユース vs サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース 4-2 札幌市厚別公園補助競技場メイン
【102】 13:30 川崎フロンターレU-15生田 vs 横河武蔵野FC U-15 1-0 札幌市厚別公園補助競技場メイン

準決勝終了を受けて、JCYは決勝カードを次のように発表しました。

準決勝の結果、明後日8月24日(月)決勝の対戦が決定しました。
【103】横浜F・マリノスジュニアユース vs 川崎フロンターレU-15生田

出典(一次情報): JCY公式「第41回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 決勝戦進出チーム決定のお知らせ」(2026年8月22日)

4-2と1-0。同じ「準決勝勝ち上がり」でも、内容の振れ幅は大きく異なりました。この2チームが、2日後に90分では決着しない試合を演じることになります。

⑦決勝(8月24日):延長の末に4-3

そして決勝です。2026年8月24日(月) 11:00キックオフ、札幌市厚別公園補助競技場。JCY公式の発表を引きます。

本日行われました「第41回 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会」決勝は
延長戦の末4-3で、横浜F・マリノスジュニアユースが川崎フロンターレU-15生田に勝利し、11ぶり6回目の優勝を果たしました。

出典(一次情報): JCY公式「第41回 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 決勝試合結果のお知らせ」(2026年8月24日)(※「11ぶり」は原文ママ。「11年ぶり」の脱字とみられます)

JCY公式トーナメント表に記載された、時間帯ごとのスコアは次のとおりです。

時間帯 横浜F・マリノスジュニアユース 川崎フロンターレU-15生田 累計
前半 1 2 1-2
後半 2 1 3-3
延長前半 0 0 3-3
延長後半 1 0 4-3
合計 4 3 4-3

試合の流れを、スコアの推移だけで追うとこうなります。前半は横浜FMが1点を追う展開(1-2)。後半に2点を返して逆転しつつ、追いつかれて3-3。延長前半は無得点。延長後半に1点を挙げて4-3。90分で決着しなかった試合を、20分の延長で決めた形です。

クラブ側の発表でも同じスコアが確認できます。

第41回 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 決勝
横浜F・マリノスジュニアユース 4-3 川崎フロンターレU-15生田

出典(一次情報): 横浜F・マリノス公式「横浜F・マリノスジュニアユース 第41回 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 優勝のお知らせ」(2026年8月24日)

最終順位

順位 チーム
優勝 横浜F・マリノスジュニアユース
準優勝 川崎フロンターレU-15生田
3位 サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース横河武蔵野FC U-15(3位決定戦なし)
フェアプレー賞 横浜F・マリノスジュニアユース

★「6回目」なのか「5回目」なのか:公式間で記述が食い違っています

ここは正直にお伝えします。優勝回数について、大会公式とクラブ公式で記述が異なります。

発表主体 記述
JCY(大会公式) 「11ぶり6回目の優勝」(原文ママ)
横浜F・マリノス(クラブ公式) 「本大会での優勝は2015年以来、5回目となります」

クラブ公式が併記している「過去の優勝歴」は次の5件です。

回・年度 チーム名(クラブ公式表記)
第7回(1992年) 日産FC(横浜F・マリノスジュニアユースの前身)
第8回(1993年) 日産FC横浜マリノスジュニアユース
第21回(2006年) 横浜F・マリノスジュニアユース追浜
第28回(2013年) 横浜F・マリノスジュニアユース
第30回(2015年) 横浜F・マリノスジュニアユース

編集部の見立て(推測であることを明示します):2006年の優勝は「追浜」名義、つまり本大会にも別チームとして出場していた系列チームによるものです。この1回を「横浜F・マリノスジュニアユースの優勝」として数えるかどうかが、6回目と5回目の差になっている可能性があります(1992・1993・2013・2015の4回+今回=5回目、という数え方)。ただしどちらの数え方が正しいかを判定できる一次情報は確認できませんでしたので、本稿では両論を併記するに留めます。

両者が一致しているのは「2015年以来=11年ぶり」という点です(2026 − 2015 = 11/編集部集計)。この年数については食い違いがありません。

なお、本大会には横浜F・マリノスジュニアユース横浜F・マリノスジュニアユース追浜の2チームが出場しており、追浜はラウンド32【88】で横河武蔵野FC U-15に1-2で敗れています。チーム名が似ているため、結果を調べる際は取り違えにご注意ください。

サッカー おすすめリンク

※この先のリンクには広告(PR)・アフィリエイトを含みます。購入・お申込によりSportsPulseが収益を得る場合があります(掲載順・評価は編集部の判断です)。

※ アフィリエイトリンクを含みます

⑧個人表彰について:本稿が氏名を載せない理由

JCY公式は決勝結果の発表とあわせて、MVP・MIP・得点王・優秀選手一覧を公表しています(得点ランキングPDF、優秀選手一覧PDFも公開されています)。

しかし本稿では、これらの氏名を一切転記していません。理由は次のとおりです。

  • 本大会は中学生年代(U-15)=未成年の大会だからです。SportsPulseは、育成年代についてチーム単位の結果・順位の集計のみを扱い、個人の氏名・能力評価・序列化を行わないという編集方針を採っています。
  • とりわけ「誰が上手いか」を示唆する記述は、検索エンジンやSNSを通じて本人・家族・所属クラブの想定を超えて拡散し、長く残ります。プレーの評価は指導現場と本人のものであり、メディアが年代をまたいで固定すべきものではない、と考えています。
  • したがって得点者名も記載していません。本稿の各試合欄がスコアのみなのは、情報が不足しているからではなく、方針によるものです。

個人表彰の内容をお知りになりたい方は、大会公式(JCY)が公開しているPDFを直接ご確認ください。本稿の末尾「出典」にJCY公式の該当ページを掲載しています。

⑨編集部集計:数字で見る第41回大会

ここからは、公表された結果を編集部で分類・集計した指標です。すべてチーム単位であり、個人の記録は扱いません。分類基準も明記します。

集計1:地域別の「勝ち残り率」――東海・北信越・四国はラウンド16ゼロ

出場枠と、ラウンド16(=ベスト16)に残ったチーム数を並べます。編集部集計:ラウンド32を勝ち上がった16チームを、大会の地域枠にもとづいて分類したものです。

地域 出場枠 ラウンド16進出 勝ち残り率
関東 15 7 46.7%
関西 7 3 42.9%
中国 3 2 66.7%
北海道 2 1 50.0%
東北 3 1 33.3%
九州 7 2 28.6%
東海 6 0 0.0%
北信越 3 0 0.0%
四国 2 0 0.0%
合計 48 16 33.3%

この表から読み取れることを3つ挙げます。

1つ目。東海6・北信越3・四国2の計11チームが、ラウンド16に1チームも残りませんでした。出場48チームの22.9%(11÷48)にあたる枠から、ベスト16が出なかったことになります。

2つ目。率で見ると最も高いのは中国(66.7%)です。3枠中2チーム(サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース、サンフレッチェくにびきFC U-15)が勝ち上がりました。枠数の多さと勝ち残り率は必ずしも比例していません。

3つ目。関東は7チームで、ベスト16の43.8%(7÷16)を占めました。枠の比率(15÷48=31.3%)を上回っており、ベスト8では5チーム/62.5%、ベスト4では3チーム/75.0%とさらに比率を上げています。

集計2:ベスト8・ベスト4の地域内訳

地域 ベスト16 ベスト8 ベスト4 決勝
関東 7 5 3 2
関西 3 2 0 0
中国 2 1 1 0
九州 2 0 0 0
北海道 1 0 0 0
東北 1 0 0 0
合計 16 8 4 2

さらに絞り込むと、決勝に進んだ2チームは、いずれも神奈川県のクラブでした(横浜市の横浜F・マリノスジュニアユース、川崎市の川崎フロンターレU-15生田)。ベスト4の時点でも、神奈川県のクラブが2チームを占めています。

集計3:Jリーグクラブ系の育成組織は、勝ち進むほど比率が上がった

分類基準(編集部):「Jリーグ(J1・J2・J3)に所属するクラブが運営・提携する育成組織」をJクラブ系とし、セカンドチームおよび提携クラブを含めます。街クラブ、JFAアカデミー、JFL・地域リーグ所属クラブの育成組織は非Jクラブ系に分類しました。この基準は編集部が集計のために設定したもので、大会や連盟の公式区分ではありません。

段階 チーム数 Jクラブ系 非Jクラブ系 Jクラブ系の比率
出場チーム 48 28 20 58.3%
ラウンド16 16 12 4 75.0%
ベスト8 8 6 2 75.0%
ベスト4 4 3 1 75.0%
決勝 2 2 0 100%

出場段階の58.3%から、ラウンド16で75.0%へ。16.7ポイントの上昇です。そのうえでベスト8・ベスト4では75.0%で横ばいになり、決勝で100%に達しました。

この数字を、どう読むか。編集部としては「Jクラブ系が有利」という単純な話にはしません。むしろ注目したいのは残りの側です。

  • ベスト8に非Jクラブ系が2チーム。FCラヴィーダ(街クラブ)と横河武蔵野FC U-15(JFL所属クラブの育成組織)です。
  • ベスト4にも1チームが残りました。横河武蔵野FC U-15は、準々決勝で鹿島アントラーズジュニアユースを3-2で下してベスト4入りしています。
  • ラウンド16の4チームは、ソレッソ熊本、FCラヴィーダ、FCフォーリクラッセ東北、横河武蔵野FC U-15。うちソレッソ熊本とFCフォーリクラッセ東北は、グループ3位からPK戦を勝ち抜いて到達しています。

つまりこの大会は、Jクラブ系が多数を占めつつ、街クラブやJFL系のクラブが最後まで残る余地が確かにある構造だった、というのが集計から言えることです。中学年代のクラブ選びを検討している方にとっては、ここが最も実用的な示唆かもしれません。

集計4:ラウンド別の得点密度

ラウンド 試合数 総得点 1試合平均 PK戦/延長
ラウンド16 8 33 4.13 なし
準々決勝 4 10 2.50 なし
準決勝 2 7 3.50 なし
決勝 1 7 7.00 延長
ラウンド16〜決勝 計 15 57 3.80

すべて編集部集計(上表の各試合スコアの単純合計・除算)です。ここから見えることを2つ。

決勝の7得点は、ラウンド16以降の15試合で最多タイの得点数です。ラウンド16の1-5、5-0、1-5がいずれも計5〜6点でしたから、最も点が動いた試合が、そのまま決勝だったことになります。

そして、ノックアウトステージ31試合を通じて、PK戦は2試合(いずれもラウンド32)、延長戦は1試合(決勝のみ)でした。ラウンド16以降の15試合で90分(または規定時間)で決着しなかったのは決勝だけ、ということになります。

⑩★取り違えに注意:同時期の「全中サッカー」、そして「前回大会」の情報

この大会を調べるとき、混同されやすいものが2つあります。独立した見出しを立てておきます。

取り違え1:全国中学校サッカー大会(全中)とは別の大会です

項目 日本クラブユースサッカー選手権(U-15) 全国中学校サッカー大会(全中)
出場するのは クラブチーム(Jクラブ育成組織・街クラブ等) 中学校の部活動(中体連)
2026年の回次 第41回 第57回
2026年の開催 8月14日〜24日/北海道 8月18日〜23日/広島県
主催 一般財団法人 日本クラブユースサッカー連盟(JCY) (公財)日本中学校体育連盟ほか

どちらも「中学年代の日本一」を決める大会ですが、出場資格の枠組みそのものが違います。同じ8月に並走しているため、検索結果が混ざりやすいのが実情です。全中サッカーの結果は第57回 全国中学校サッカー大会 公式サイトでご確認ください(2026年8月24日時点でアクセス可能を確認)。

取り違え2:「前回大会」の日程・結果を表示しているページがあります

本稿の裏取り中に判明した点として、記録しておきます。大手サッカーメディアの大会スケジュールページのうち、2026年8月時点でも第40回(2025年)大会の日程・結果を表示しているものがありました(決勝=FC LAVIDA 1-2 神戸U-15、8月25日)。ページ上部の更新日時は2026年8月付でしたが、中身は前年大会です。

本稿は、当該ページを結果の典拠として一切使用していません。皆さまが結果を確認される際も、必ず「第41回」「2026年8月24日決勝」という2点が本文中に明記されているかをご確認ください。回次と日付の両方が合っていれば、取り違えはほぼ防げます。

FAQ

Q1. 2026年の日本クラブユースサッカー選手権(U-15)は、どこが優勝しましたか?

横浜F・マリノスジュニアユースです。2026年8月24日(月)11:00から札幌市厚別公園補助競技場で行われた決勝で、延長戦の末に4-3で川崎フロンターレU-15生田を下しました。90分終了時点では3-3で、延長後半に勝ち越しています。準優勝は川崎フロンターレU-15生田、3位はサンフレッチェ広島F.Cジュニアユースと横河武蔵野FC U-15(3位決定戦はありません)。フェアプレー賞は横浜F・マリノスジュニアユースが受賞しました。大会の正式名称は「第41回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会」です。

Q2. 準々決勝・準決勝の結果を教えてください。

準々決勝(8月21日)は、京都サンガF.C. U-15 0-1 横浜F・マリノスジュニアユース/FCラヴィーダ 0-2 サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース/川崎フロンターレU-15生田 2-0 ヴィッセル神戸U-15/鹿島アントラーズジュニアユース 2-3 横河武蔵野FC U-15、の4試合でした。準決勝(8月22日)は、横浜F・マリノスジュニアユース 4-2 サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース(11:00)、川崎フロンターレU-15生田 1-0 横河武蔵野FC U-15(13:30)。いずれも札幌市厚別公園補助競技場メインで行われました。ラウンド16を含む全結果は、本文の表をご覧ください。

Q3. なぜこの記事には得点者や個人表彰の選手名が書かれていないのですか?

本大会が中学生年代(U-15)=未成年の大会だからです。SportsPulseは育成年代について、チーム単位の結果・順位の集計のみを扱い、個人名・個人の能力評価・序列化は行わないという編集方針を採っています。得点者名も同じ理由で記載していません。情報が不足しているのではなく、方針によるものです。大会公式(JCY)はMVP・MIP・得点王・優秀選手一覧を公表していますので、必要な方は本稿末尾の出典からJCY公式ページへ進み、公開されているPDFを直接ご確認ください。

Q4. グループステージは上位2チームが勝ち上がりですか?

いいえ。各グループ1位(12)+各グループ2位(12)+各グループ3位のうち成績上位8チーム=計32チームがノックアウトステージに進みます。2026年W杯(48か国制)と同じワイルドカード方式です。実際にこの大会でも、3位から勝ち上がったチームがラウンド16に複数到達しました。順位決定は「勝点 → 得失点差 → 総得点 → 当該チーム間の成績 → 反則ポイント → 抽選」の順で、ノックアウトステージは同点の場合PK方式です(本大会では決勝のみ延長戦が行われました)。

Q5. 準々決勝の会場が資料によって違うのですが、どちらが正しいですか?

変更後の「白旗山B」が正しい会場です。JCYは2026年8月20日に、翌21日の準々決勝【98】と【100】の2試合について、グラウンドコンディションの都合で白旗山A → 白旗山Bへ変更すると発表しました。変更前の情報を掲載したままのページが残っているため、資料間で食い違って見えます。なお公式発表の原文には「白幡山」と「白旗山」の2表記が混在していますが、札幌市にあるのは「白旗山」競技場です。本稿は「白旗山」に統一しています。

Q6. 「全中サッカー」と同じ大会ですか?

違います。本大会はクラブチームの大会、全中(全国中学校サッカー大会)は中学校の部活動=中体連の大会です。2026年はどちらも8月に開催され(本大会は8月14〜24日・北海道、全中は8月18〜23日・広島県)、同じ「中学年代の日本一」を扱うため検索結果が混ざりやすくなっています。回次も別で、本大会は第41回、全中は第57回です。全中の結果は全国中学校サッカー大会 公式サイトでご確認ください。

Q7. 前回(2025年)の優勝チームはどうなりましたか?

準々決勝で敗退しました。第40回(2025年)大会の優勝チームであるヴィッセル神戸U-15は、8月21日の準々決勝で川崎フロンターレU-15生田に0-2で敗れています。あわせて、前回準優勝のFCラヴィーダも同じ日にサンフレッチェ広島F.Cジュニアユースに0-2で敗退しました。前回の決勝を戦った2チームが、そろって同じラウンドで、そろって0-2で姿を消したことになります。

2026年8月24日時点で確認できなかったこと

誠実さのために、裏が取れなかった点を明示します。

  • 優勝回数が「6回目」か「5回目」か。JCY公式は「6回目」、横浜F・マリノス公式は「5回目」と記載しています。2006年の「追浜」名義の優勝の扱いが差の要因である可能性が高いと考えていますが、それを裏づける一次情報は確認できませんでしたので、断定せず両論併記としました。
  • 準々決勝【100】のキックオフ時刻。JCYの会場変更告知は「11:00」と記していますが、大会日程および他資料では13:00の枠に置かれています。どちらが最終的な時刻だったかを一次で確定できなかったため、表では空欄としました。
  • 決勝会場の正式表記。JCY公式トーナメント表PDFは「札幌厚別公園競技場」、JCY公式ニュースおよび横浜F・マリノス公式は「札幌市厚別公園補助競技場(メイン)」と記しています。後者が2つの独立した公式発表で一致しているため本稿は後者を採用しましたが、PDFとの差の理由は確認できませんでした。
  • ラウンド32の会場(ピッチ)。16試合すべての会場を一次情報で確定できなかったため、ラウンド32の表からは会場欄を省いています。ラウンド16以降のみ会場を記載しました。
  • グループステージ72試合の個別結果。本稿はノックアウトステージ31試合の集計DBとして構成しており、グループステージの全結果は扱っていません。各グループの最終順位は大会公式サイトでご確認ください。
  • 第57回全中サッカーの優勝校。本稿の取り違え防止の節では、大会の枠組みと日程・開催地のみを扱っています。全中の優勝校は本稿執筆環境で一次確認できなかったため記載していません。全中公式サイトをご参照ください。
  • 企画段階で候補に挙がっていた大会速報サイト(gc-model.com の結果ページ)。本稿執筆環境から内容を取得できませんでした。代わりにJCY公式のニュース3本とトーナメント表PDF、および各クラブ公式を典拠としています。

関連記事

出典(確認日:2026年8月24日)

本記事は公開情報と編集部レビューをもとに構成しています。取材・独自調査・アンケートは行っていません。「編集部集計」と記した数値は、上記出典に掲載された結果への四則演算および編集部が明記した分類基準による集計のみで算出したものです。本大会は中学生年代(U-15)の大会であるため、記録はチーム単位の結果・順位に限定し、個人名・個人の能力評価・序列化は行っていません。得点者名および個人表彰の受賞者名も記載していません。結果・会場・時刻は主催者の発表により訂正されることがあります。正確な情報は必ずJCY公式および各クラブ公式でご確認ください。

執筆: SportsPulse 編集部 / 公開: 2026-08-24

最終更新日: 2026年8月25日 | 編集方針

次に読む

📅 更新履歴
日付変更内容
2026年8月25日初回公開
✅ ファクト再検証

最終検証日:2026年8月25日

SportsPulse 編集部が公開情報をもとに内容を確認しています。情報は確認時点のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください。

モルテン ペレーダ 5号球

PR・広告(アフィリエイトを含む/編集部判断で選定)

最後に比較候補を一つ確認する

モルテン ペレーダ 5号球

読み終えたあとに、比較しやすい候補の一つを静かに確認できます。

  • JFA検定球。公式戦で使用可能な高品質ボール。
  • 自主練にも試合にも使いやすい定番ボールです。
  • 費用記事や育成記事のあとでも違和感なく置ける定番です。
記事URLをコピーしました