SSラツィオ 2025-26 完全ガイド
“Le Aquile” 125年史 — セリエA 2冠+史上最後の CWC 制覇・”Lazio dei Cragnotti” の伝説
1973-74 初優勝
Tommaso Maestrelli 監督 × Giorgio Chinaglia 主導で初のセリエA 制覇、ローマの誇り。
Cragnotti 黄金期
1998-2002、Eriksson 体制下でセリエA+コッパ+CWC+スーパーカップの “Trionfo” 達成。
Baroni 24-25
Marco Baroni 監督下で 7位+Conference League 復帰、再構築期に入る。
クラブ史 125年 — Roma 市の歴史的サッカークラブの一つ
Società Sportiva Lazio は 1900年1月9日、9 名の若者 — その中にラツィオ州の初代会長となる Luigi Bigiarelli 兄弟 — がローマ市内 Piazza della Libertà でクラブを結成して誕生した。イタリアサッカー界で現存する最古級のクラブの 1 つ(ジェノアに次ぐ)。クラブカラーの “Bianco e Celeste”(白と空色) はギリシャ神話のオリンポス山を象徴する色として採用された。
クラブ名 “Lazio” はローマを含む州名で、エンブレムには ローマ建国の鷲(Aquila) が描かれる — ローマ皇帝の紋章にちなんだもの。これがニックネーム “Le Aquile(鷲たち)” の語源。クラブの社会的アイデンティティは、伝統的に ローマ郊外・中産階級・愛国主義的傾向 と結びつき、Roma との首都ダービー “Derby della Capitale” では イタリア最高峰の緊張感 を生む。
本拠地 Stadio Olimpico(1953年開場、収容約 70,634人)は AS Roma と共用。1960年 Rome オリンピック・1990 W杯イタリア大会・EURO 1980 / 2020 の会場を務めた歴史的スタジアム。
1973-74 初代セリエA 制覇 — Maestrelli × Chinaglia の伝説
ラツィオは長らくセリエA 中位クラブだったが、1972年 に Tommaso Maestrelli(伊、戦術志向のベテラン指揮官)が監督就任後、急速に強豪化した。エースは Giorgio Chinaglia(伊代表 FW、後に NY Cosmos でも活躍)、Luciano Re Cecconi(MF)、Pino Wilson(CB、C)。1973年に セリエA 3位、続く 1973-74 シーズンに クラブ史上初のセリエA 制覇 を達成。Chinaglia は 24 ゴールで得点ランキング 2位、ラツィオはローマ全市を歓喜に巻き込んだ。
しかし、この優勝の翌年に Maestrelli が癌で死去(1976年)、Re Cecconi も翌年銃撃事件で死去(27歳)という悲劇に見舞われ、黄金期は短く終わった。クラブは 1970年代後半から 1990年代まで 中位低迷期 を経験した。
1998-99 史上最後の CWC+ 1999-2000 セリエA 制覇 — “Lazio dei Cragnotti”
1992年に Sergio Cragnotti(イタリアの実業家、Cirio 食品会社 オーナー)がクラブを買収後、ラツィオは 長期の財政投入による戦力強化 を実施。1990年代後半には Sven-Göran Eriksson(スウェーデン、後のイングランド代表監督)を監督に招聘し、世界中からスター選手を集めた “Lazio dei Cragnotti” の黄金期を構築した。
主力には:Pavel Nedvěd(チェコ MF、2003 バロンドール)、Hernán Crespo(アルゼンチン FW、後 Inter / Chelsea / Milan)、Juan Sebastián Verón(アルゼンチン MF、後の Man United)、Alessandro Nesta(伊代表 CB、後の Milan)、Marcelo Salas(チリ FW)、Sinisa Mihajlovic(セルビア CB)、Diego Simeone(アルゼンチン MF、後の Atlético Madrid 監督)、Christian Vieri(伊 FW)、Roberto Mancini(伊 FW、後の Inter・伊代表監督)など。
1998-99 シーズン UEFA カップウィナーズカップ決勝(5月19日、Birmingham の Villa Park)で Mallorca を 2-1 で破って優勝。**この大会は 1998-99 を最後に廃止されたため、ラツィオは “史上最後の CWC 優勝クラブ”** という稀有な栄誉を持つ。続く 1999 UEFA スーパーカップ(vs Manchester United 1-0、Marcelo Salas 弾)も獲得、欧州 2 タイトルを年内に制覇した。
そして 1999-2000 シーズン、74 年ぶり 2 度目のセリエA 制覇。最終節で Juventus がライバルクラブ Perugia に敗北し、ラツィオが Reggina に勝利したことで奇跡的な優勝が決まった。同時に コッパ・イタリア も制覇して “ダブル” 達成、2000 スーペルコッパ も獲得。“Lazio dei Cragnotti” 黄金期 の頂点となった。
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2024-25 Baroni 体制と Conference League 復帰
2000年代以降、Cragnotti の Cirio 経営破綻で財政危機を経験、Claudio Lotito(実業家)がオーナーとして引き継いだが、Cragnotti 時代の巨額投資の負債 でクラブは長く緊縮路線を取ることになった。2010年代以降、Senad Lulić、Stefan Radu、Felipe Anderson、Sergej Milinković-Savić(後にサウジ)、Ciro Immobile(伊代表 FW、5 度の Serie A 得点王)らを中心に上位常連へと復帰。
2023-24 シーズンは Maurizio Sarri 監督途中解任で混乱、Igor Tudor が暫定。2024-25 シーズンは Marco Baroni(伊、Verona から)が新監督に就任し、攻撃志向の戦術で セリエA 7位前後+UEFA Conference League 出場権 獲得を達成した。Immobile は 2024年夏にサウジ・トルコ移籍、後継エースは Taty Castellanos(アルゼンチン)、Boulaye Dia(セネガル代表)、Mattia Zaccagni(伊代表)が担う。Mattéo Guendouzi(仏代表 MF、Marseille 経由)と Nicolò Rovella(伊 U-21 MF)が中盤の中核。守備陣は Alessio Romagnoli(伊代表 CB、元 Milan)、Mario Gila(スペイン CB、Real Madrid B 経由)、Ivan Provedel(伊代表 GK)。
2025-26 主力ロスター 10名
2025-26 注目ポイント 5選
- ✅ Marco Baroni 体制 2年目 — 攻撃志向の戦術深化、CL 出場圏入りを狙う
- ✅ Mattéo Guendouzi の中盤支配 — 仏代表 MF、ボックス・トゥ・ボックスの中核
- ✅ Taty Castellanos のエース化 — アルゼンチン FW、Immobile の後継として得点量産
- ✅ Conference League での実戦経験 — 欧州大会復帰、若手育成の場として活用
- ✅ Derby della Capitale — vs Roma、欧州最高峰の首都ダービー、Olimpico の熱狂
動画配信・グッズ・関連情報
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