2022年カタールW杯、日本代表はグループステージでドイツとスペインを連破した。どちらも後半に逆転するという、同じ展開だった。
「ジャイアントキリング(番狂わせ)」と呼ばれたこの2試合は、スポーツの教科書には載らないかもしれないけれど、子どもたちに伝えたいことがたくさん詰まっている。
この記事では、試合の事実を振り返りながら、「子どもと一緒にどう見るか」「何を話せるか」を考えてみたい。
まず事実:2試合の記録
第1戦 日本 2-1 ドイツ(2022年11月23日)
- 前半33分、ドイツにPKで先制される(ギュンドアン)
- 後半に入り、日本は守備的な布陣から攻撃的なシステムへ変更
- 75分、交代出場の堂安律が同点ゴール
- 83分、交代出場の浅野拓磨が逆転ゴール
- 結果:日本 2-1 ドイツ
第3戦 日本 2-1 スペイン(2022年12月2日)
- 前半にスペインのモラタに先制される
- 後半3分、堂安律が同点ゴール
- 後半6分、田中碧が逆転ゴール(三笘薫のアシスト)
- 田中のゴール前、三笘のボールがわずかにラインを割っているかが問題になったが、判定はゴール有効(「三笘の1ミリ」と呼ばれた)
- 結果:日本 2-1 スペイン、グループ首位で決勝トーナメントへ進出
(出典:Jリーグ公式サイト「日本vsスペインサマリー」、JFA公式「グループE 日本vsドイツ」)
この2試合が特別だった理由
ドイツはW杯優勝4回、スペインはW杯優勝1回(2010年)の強豪国だ。FIFA世界ランキングでも、当時どちらも日本より上位だった。
それでも日本は勝った。しかも2試合とも「前半に先制されて後半に逆転」という同じ展開で。
ただ、「なぜ勝てたか」を考えると、運だけではない。後半に戦い方を変える準備ができていた。交代選手がすぐに結果を出せる状態だった。先制されても崩れなかった。
子どもに伝えたいポイント
前半に負けていても、後半で変わることがある
先制されて0-1のままゲームが終わるとは限らない。試合の途中で状況が変わることはよくある。それはスポーツだけじゃなく、いろいろな場面で同じだ。
途中から出てきた選手が決めた
堂安律も浅野拓磨も、最初から出ていたわけじゃない。「交代で出てきた選手が結果を出す」ためには、出番を待っている間も準備を続けていることが必要だ。
「三笘の1ミリ」という話
田中碧の2点目を生んだアシストで、三笘薫がボールをキープしたが、ボールがラインを割っているかどうかが問題になった。ビデオ判定の結果、ボールはかろうじてコートの中にあったと判断された。この場面は、「あきらめずにボールを追い続けたことで生まれた1ミリ」として語り継がれている。
親子で話したい問い
- もし前半に0-1で負けていたら、どんな気持ちになる?後半どうしたい?
- 交代で出てきた選手が点を決めたこと、どう思う?
- 三笘のあの場面、あきらめずに追い続けたことで何が生まれた?
- 強い相手に勝つためには、何が必要だと思う?
試合映像を見るなら
両試合の映像はFIFA公式やJFA公式で一部が公開されています。試合全体を振り返る場合は、Amazonプライムビデオなどで視聴できることがあります(配信状況は時期によって異なります)。
出典
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執筆:SportsPulse 編集部
