2026年北中米ワールドカップで、日本とオランダは初戦で対戦する。その2チームの間に、少し複雑で、温かい関係がある。
上田綺世と渡辺剛は、オランダの名門フェイエノールトで活躍している。そのチームの監督が、オランダ代表の英雄ロビン・ファン・ペルシだ。監督は、自分の国と戦う2人の日本人選手について、こう語った。
「オランダとの試合以外は、そのユニホームを毎試合着て応援するよ」
勝敗や国籍を超えて、選手を応援する。サッカーの中にある、そういう関係の話をしたい。
まず事実
- 報道日:2026年5月16日
- 出典:サッカーダイジェストWeb(オランダメディア『1908.NL』の報道に基づく)
- 発言者:ロビン・ファン・ペルシ(フェイエノールト監督)
- 文脈:2026年北中米ワールドカップの日本代表メンバーが発表され、上田綺世・渡辺剛の選出が決まった直後
背景:3人の関係
ロビン・ファン・ペルシは、アーセナルやマンチェスター・ユナイテッドで活躍したオランダ屈指のストライカー。現在はフェイエノールトの監督を務めている。
上田綺世はそのフェイエノールトで今シーズン25ゴールを決め、リーグ得点王が確定的になっている。渡辺剛もディフェンスの中心として活躍し、チームは2位でシーズンを終えた。
2026年北中米ワールドカップで、日本とオランダはグループステージの初戦で対戦する。つまりファン・ペルシ監督は、自分の国と戦う2人の教え子のW杯を見ることになる。
ファン・ペルシ監督の言葉
オランダメディア『1908.NL』のインタビューで、ファン・ペルシ監督はこう語った。
「サポーターとして彼らの全試合を見届けるつもりだ。2人は日本からユニホームを送ると約束してくれた。オランダとの試合以外は、そのユニホームを毎試合着て応援するよ」
また、最終節のズウォレ戦に2人を休ませた理由についても語っている。
「今シーズンは長く、過酷で、肉体的に厳しいものだったと感じているようだ。肉体的にも精神的にも疲れており、ワールドカップを見据えて、この試合を欠場させてほしいと私に頼んできた。彼らは常に全力を尽くしてくれていたので、私はそれに同意した」
(引用出典:サッカーダイジェストWeb、2026年5月16日)
この言葉のポイント
「オランダ戦以外は」という言い方
完全に日本を応援するとは言っていない。「オランダ戦以外は」という正直な言い方が、かえって誠実に聞こえる。敵同士になる1試合だけは、自分の国を応援する。それ以外はユニホームを着て応援する。この区別が、この言葉をリアルにしている。
ユニホームを「送ると約束してくれた」
選手たちが自分から「日本のユニホームを送る」と言ったということは、監督との関係が単なる仕事以上のものであることを示している。
「常に全力を尽くしてくれていた」
最終節の欠場を認めた理由として、監督は選手への信頼を語った。疲れているから休んでいいのではなく、「全力でやってきた選手だから」という理由で認めている。
親子で話したい問い
- ファン・ペルシ監督は、なぜ「オランダ戦以外は」と言ったと思う?
- 監督と選手の関係って、どんな関係だと思う?
- 自分のチームと戦う相手を応援できる?どんな気持ちになると思う?
- サッカー選手って、クラブと国、どちらが「本当のチーム」なんだろう?
出典・参考記事
- 「日本のユニホームを着て応援するよ。オランダ戦以外はね」ファン・ペルシ監督が”約束”。上田綺世&渡辺剛の最終節欠場も明かす(サッカーダイジェストWeb、2026年5月16日)
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執筆:SportsPulse 編集部