SF-26:シャシー+PU完全自社開発という稀有な優位性
2026年フェラーリ SF-26 は、F1グリッドでも稀な シャシーとパワーユニットを完全自社開発する1台。マラネロのファクトリーで 1.6L V6 ハイブリッドの066/15系PUと 2026年新規定対応シャシーを同時設計、両者の最適化を内部完結できる体制は他チームにない強み。バスール代表3年目で、ハミルトン × ルクレール の最強2エースを支える1台として、シーズン序盤から コンストラクターズ2位の好成績。
PU
066/15系
1.6L V6 ハイブリッド・自社開発
シャシー
SF-26
2026 新規定対応・新設計
CC 順位
2位
序盤90pt・メルセデス追走
シャシー+PU完全自社開発:F1グリッドで稀な構造的優位
①
PU + シャシー 同時設計
マラネロで 066/15系PUとSF-26シャシーを同時設計。エンジン重心位置・冷却要件・電装統合を白紙から最適化できる。
②
マラネロ単一拠点
Mercedes(ブリクスワース+ブラックリー2拠点)/Audi(ノイブルク+ヒンヴィル2拠点400km)と異なり マラネロ単一でPUとシャシーが隣接。
③
フィオラノ・テストコース
ファクトリーから 車で15分の聖地。シェイクダウン~開発検証を内部完結、F1で唯一プライベートテスト施設を持つ。
2026年新規定の核心は 1.6L V6 ターボハイブリッド/MGU-K 350kW/100% 持続可能燃料/50:50 比率。フェラーリは 1950年からF1で一度も欠場していない唯一のメーカーとして、PU 開発の連続性を 76 年積み上げてきた。SF-26 はその蓄積の集大成。
2026 新レギュレーション応答:SF-26 の設計選択
車幅
−100mm
2,000→1,900
ホイールベース
−200mm
3,600→3,400
最低重量
−30kg
798→768kg
電動比率
50%
MGU-H 廃止
アクティブエアロ
導入
DRS廃止
燃料
100%
e-fuel 持続可能
SF-26 は プッシュロッド式フロントサスペンション復活、マニュアル・オーバーライドのステアリング上配置、フィオラノでのシェイクダウン(2026年1月23日)と、フェラーリ流の設計選択が随所に。シーズン序盤の課題は ストレートエンドの最高速で、バスールが「ストレートでは明らかなディフィシットがある」と公式コメントを残している。
SF-26 観戦の5つのポイント
第一
マイアミ・スペインGP UPDで直線速度を埋められるか
第二
プッシュロッド復帰の機械グリップ優位が定着するか
第三
自社製PU のエネルギーマネジメント優位が持つか
第四
バスール体制で「2026年に勝てるシナリオ」が具体化するか
第五
マラネロ風洞2024年UPDの効果が継続するか
SF-26 は 「シャシー+PU完全自社開発」のフェラーリ伝統が結晶した1台。2008年以降18年のタイトル空白を打ち破る勝負の年。
出典・参考情報
執筆: SportsPulse 編集部 / 最終更新: 2026-05-08
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F1深掘りデータ
- フェラーリはF1創設期から参戦する唯一のチームで、通算コンストラクターズタイトル16回は最多記録です。
- パワーユニットはV6 1.6Lターボハイブリッドで、熱効率は50%を超え、市販車の約2倍の効率を実現しています。
- F1は現在10チーム20名のドライバーで構成され、各チームは年間数百億円規模の予算で開発競争を行っています。
- 2021年に導入されたコストキャップ(予算上限)により、上位チームと下位チームの競争力格差が縮小傾向にあります。
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