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長友佑都の生い立ちと日本代表への道|太鼓を叩いた男の5大会連続【W杯2026】

投稿日:2026年07月25日 約8分で読める 初心者向け
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  • 愛媛県西条市の母子家庭で育ち、大学ではケガで応援太鼓を叩いた長友佑都。中学部活、東福岡高、明治大を経てFC東京からインテルへ。39歳で日本選手最多の5大会連続W
執筆 SportsPulse編集部|最終更新 2026年7月25日|編集部レビュー済み編集方針 ›

愛媛県西条市の母子家庭で育ち、大学時代はケガでベンチにも入れず、応援席で太鼓を叩いていた男が、39歳で日本選手最多となる5回目のワールドカップ出場を果たしました。W杯2026日本代表の背番号5、長友佑都です。

神拝サッカースクールから西条北中、東福岡高、明治大、FC東京、そしてインテル・ミラノへ。回り道と挫折だらけに見えるこの経歴は、実は「心の育て方」の教科書のような道のりでした。母・りえさんが公にしてきた子育て論とあわせて読み解きます。

長友佑都 基本プロフィール

名前 長友佑都(ながとも・ゆうと)
生年月日 1986年9月12日
出身 愛媛県西条市
ポジション DF
W杯2026 背番号 5
所属(W杯2026時点) FC東京
経路タイプ 大学経由型
サッカー開始 小学1年生(地元の神拝サッカースクール)

生い立ちと家庭環境

長友は1986年9月12日、愛媛県西条市に生まれました。母・りえさんは著書『心は、強くなる』を出版した際のNumber Webへの寄稿で、「私たちは母子家庭。生活は楽ではありませんでした。佑都をはじめ3人の子供と触れ合う時間も多かったわけではありません。それでも『強い心』を持ってもらうよう育ててきたつもりです」と語っています。

その子育ての柱は「目で見守る」こと。佑都が小学生の頃、朝は起こすだけで時間の配分は子どもたちに任せ、集団登校に遅れれば本人が困って学ぶに任せたといいます。「私の子育てに命令形はありません」というりえさんの言葉は、つい手も口も出したくなる保護者には耳の痛い、しかし勇気の出るメッセージです。中学3年のとき、反抗期の佑都が母を軽く蹴ってしまった場面でも何も言わず、高校1年の母の日に本人から「後悔していることがあるんだ」と謝罪のメールが届いた——というところまで、母は公に明かしています。りえさんは「逆境に置かれてこそ佑都は『強い心』を発揮します」とも記しており、この後のキャリアは、まさにその言葉どおりに進んでいきます。

小学生時代 — サッカーとの出会い

サッカーの入り口は、地元の神拝サッカースクール。Jリーグ公式の経歴の最初に記されているチームです。J-CASTニュースによれば、始めたのは小学1年生のとき。同記事は「女の子にモテたくて」という、いかにも長友らしい動機も紹介しています。立派な志でなくても、続けば本物になるという見本です。

もうひとつ、西条時代に身につけたのが和太鼓でした。幼少の頃から地元で和太鼓を習っていたことが、のちに思わぬ形で彼のキャリアを彩ることになります。

中学・高校年代 — 岐路と転機

中学は地元の公立・西条北中学校でプレー。Jクラブのジュニアユースではなく、学校の部活動からのスタートです。高校進学では愛媛を離れる決断をし、福岡の名門・東福岡高校へ。全国屈指の激戦区に自ら飛び込みました。

母・りえさんによれば、親元を離れて東福岡に進学した高1の母の日に届いたのが、先ほどの謝罪メールでした。故郷を出たことで、母の存在の大きさに初めて気づく。親元を離れる進学には、競技面だけでなく、こうした精神面の成長という副産物もあります。

プロ入りから日本代表へ

東福岡から明治大学へ。ここで最大の挫折が訪れます。1、2年生の頃はケガなどで試合に出られず、スタンドで応援の太鼓を叩く日々。のちにFC東京時代の自己紹介に「(明治大学)1、2年生の頃は、ケガなどで試合に出場できない事が多く、試合の時は必ず太鼓を叩くのが僕の使命でした」と記したこの時期は、J-CASTニュースが検証記事にするほどの「伝説」になりました。当時のインターネット掲示板には「明治はやたら応援のドラムのリズム良かったな」という観客の書き込みが残り、プロ入り後の2009年には、明大対早大戦の応援に駆けつけた長友にハーフタイムで「ナガトモ!!」コールが起こり、「見ててください。リズミカルな動きを!」と太鼓を披露したことをスポーツ紙が報じたほどです。ベンチ外の悔しさを腐らず、「太鼓は僕の使命」と言い切れる心。それは母譲りのポジティブさそのものでした。

大学でサイドバックに転向すると才能が開花します。明治大在学中にFC東京の特別指定選手となり、2008年に正式加入。運命を変えたのは2008年4月12日の東京ダービーでした。東京ヴェルディの強力FWフッキを密着マークで封じて退場に追い込み、決勝のオウンゴールまで誘発。この活躍が当時の岡田武史監督の目に留まり、日本代表入りにつながったと、Jリーグ公式の特集は伝えています。同年の北京五輪、2010年南アフリカW杯と駆け上がり、W杯後にイタリアのチェゼーナへ。渡欧直前の練習場には約1,000人のファンが詰めかけ、長友は自ら申し出て全員にサインをしたそうです。2011年1月には名門インテル・ミラノへ電撃移籍を果たしました。

その後はガラタサライ(トルコ)、マルセイユ(フランス)を経て、2021年にFC東京へ復帰。復帰後も衰えは見せません。Jリーグ公式の特集は、2025年のJ1町田戦で192cmの望月ヘンリー海輝に対し、170cmの長友が一歩目の速さと読みで間合いを詰め、最後は鋭いスライディングでピンチを摘み取った場面を「読みの鋭さと豊富な経験が凝縮されたワンシーン」として紹介しています。体格で劣っても、武器の作り方次第で第一線に立ち続けられる——小柄な子どもを持つ家庭には心強い実例です。W杯は2010年から2022年まで4大会連続で出場し、2026年大会のメンバー発表ではJFAから「5大会連続選出」として紹介されました。この選出の裏には執念があります。2026年3月14日のJ1水戸戦で右ハムストリングを肉離れ。本来数カ月を要する重傷とされながら約2週間後にランニングを再開し、5月6日の千葉戦で実戦復帰、翌節には先発に戻って自力でW杯切符をつかんだのです。NHKによれば、W杯出場は日本選手最多の5回目。日本のグループステージ無敗・2位通過(第3戦はスウェーデンと1-1)に貢献し、ラウンド32のブラジル戦(1-2)で大会を終えると、7月13日には愛媛の母校をサプライズ訪問し、子どもたちに夢を追い続ける大切さを伝えました。39歳のレジェンドの物語は、まだ続いています。

保護者が学べる3つのこと

  1. 命令せず、見守る — 「朝は起こすだけ」「遅れたら本人が学ぶ」。りえさん流の見守りは、自己管理能力という一生モノの武器を育てました。手を出したくなる場面で一歩引く勇気が、そのまま子どもの強い心になります。
  2. ベンチ外の時間に「役割」を与える — 太鼓を「使命」と言い切った大学時代が、折れないメンタルの土台になりました。試合に出られない時期こそ、チームの中で果たせる役割を子ども自身が見つけられるよう、声をかけたいところです。
  3. 遅咲きを恐れない — 中学は部活からのスタートで、大学2年まではケガとベンチ外。それでも39歳で日本選手最多の5大会連続W杯出場に到達しました。小中学生時点の序列や合否で子どもの将来を見切らないこと。成長の時間軸は、一人ひとり違います。

よくある質問

Q. 長友佑都は何歳からサッカーを始めた?

A. 小学1年生のときに地元・愛媛県西条市の神拝サッカースクールで始めました。幼少期には地元で和太鼓も習っており、のちの「太鼓伝説」につながります。

Q. 長友佑都はどんな経路でプロになった?

A. 西条北中の部活から東福岡高校、明治大学へ進み、大学在学中にFC東京の特別指定選手を経て2008年に加入した「大学経由型」。Jユース出身ではありません。

出典・参考

各URLの確認日: 2026年7月25日

執筆: SportsPulse 編集部

最終更新日: 2026年7月25日 | 編集方針

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日付変更内容
2026年7月25日初回公開
✅ ファクト再検証

最終検証日:2026年7月25日

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