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ノリス今季初PP、0.012秒差の攻防──F1ハンガリーGP2026 予選総括とグリッド変動

投稿日:2026年07月26日 約8分で読める 初心者向け
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  • F1第11戦ハンガリーGP予選はノリスが0.012秒差で今季初PP。予選後にハミルトンとアントネッリへ3グリッド降格処分が下り、決勝グリッドが大きく変動した。
執筆 SportsPulse編集部|最終更新 2026年7月26日|編集部レビュー済み編集方針 ›

2026年F1第11戦ハンガリーGPの予選が7月25日(土)、ハンガロリンクで行われた。ランド・ノリス(マクラーレン)が今季初のポールポジションを獲得。2番手のルイス・ハミルトン(フェラーリ)との差は、わずか0.012秒だった。

さらに予選後、ハミルトンとアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)にそれぞれ3グリッド降格処分が科され、決勝のグリッドは大きく組み替わっている。

0.012秒──ノリスが最終ラップでつかんだ今季初ポール

ノリスはQ1、Q2をいずれも首位で通過した。アップグレード版MCL40の速さは予選を通して安定していた。

ただしQ3の1回目のアタックでは、最終ターンで強いオーバーステアに見舞われる。その隙にハミルトンが暫定トップへ浮上した。ハミルトンにとってはハンガロリンク史上最多となる10回目のポールがかかる場面だったが、最後のアタックでタイムを更新できなかった。

対照的にノリスは最終ラップをまとめ、1分17秒207を記録。0.012秒差で逆転した。チームメイトのオスカー・ピアストリは5番手で、マクラーレンのフロントロウ独占はならなかった。

メルセデス、今季初めてポールを逃す

今季ここまで予選で無敗だったメルセデスが、初めてポールを譲った。アントネッリが0.272秒差の4番手、ジョージ・ラッセルが0.553秒差の7番手にとどまっている。

ラッセルは最終ラップを終えた直後、ターン1でマシンを止めた。チームの指示を受けてコックピットを離れており、技術的なトラブルが起きたとみられる。決勝への影響は現時点で公表されていない。

Q3終盤にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が最終ターンでスピン。バリアとの接触は免れたものの、タイム更新の機会を失って6番手だった。このスピンによる黄旗が、後述するアントネッリの処分につながっている。

予選結果(トップ10)

順位 ドライバー チーム Q3タイム
1 ランド・ノリス マクラーレン 1:17.207
2 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1:17.219
3 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:17.445
4 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1:17.479
5 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1:17.684
6 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1:17.725
7 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:17.760
8 アイザック・ハジャー レッドブル 1:17.856
9 アーヴィッド・リンブラッド レーシング・ブルズ 1:18.281
10 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1:18.686

コンディションは晴れ、気温27℃、路面温度49℃だった。

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予選後の裁定──ハミルトンとアントネッリに3グリッド降格

ハミルトン:ターン1でピアストリを妨害

ハミルトンはQ3最後のアタックを終えた後、ターン1のレーシングライン上を大幅に速度を落として走行した。その後方から、計測ラップに入っていたピアストリが接近する。

ピアストリは衝突を避けるためアタックを中止せざるを得ず、自己ベストを更新できないまま5番手で予選を終えた。

スチュワードは映像、テレメトリー、チーム無線、オンボード映像を確認したうえで、ハミルトンがピアストリを不必要に妨害したと認定。故意かどうかを問わず、計測ラップ中の他車を妨げた事実に基づいて3グリッド降格処分を科した。

フェラーリのフレデリック・バスール代表は裁定前の時点で、責任はドライバーよりチーム側にあるとの見方を示している。ピアストリの接近を無線で伝えたものの、そのタイミングが遅かったという。フェルスタッペンのスピンによる黄旗対応と無線交信が重なったことも、混乱の一因とされる。

アントネッリ:黄旗区間での減速が不十分

アントネッリは、フェルスタッペンのスピンで提示された黄旗区間で十分に減速しなかったとして、同じく3グリッド降格処分を受けた。

本人は聴聞で、黄旗とライトパネルを確認し、直前のアタックラップより早い位置でアクセルを戻したと説明。テレメトリー上でもそれは確認された。

しかしスチュワードによれば、減速していた時間は非常に短く、スピン現場を通過した際の速度はむしろ直前のラップよりわずかに高かった。アクセルオフの位置は16m早く、黄旗区間への進入時は14km/h遅かったものの、コーナー進入でのブレーキ操作が少なかったため、現場通過時には3km/h速くなっていたという。

黄旗無視には通常5グリッド降格が科される。実際に減速していたこと、反応するための時間と距離が限られていたことが酌量され、3グリッド降格にとどまった。

なお、第1セーフティカーラインと第2セーフティカーラインの間で規定タイムを超えて低速走行したとされる別件でも違反が認定されたが、他車への影響がなかったため警告処分にとどまっている。

決勝スタート順(トップ7)

2件の降格処分により、決勝のグリッドは次のように並ぶ。

グリッド ドライバー 予選順位からの変動
1 ランド・ノリス —
2 シャルル・ルクレール 1つ昇格
3 オスカー・ピアストリ 2つ昇格
4 マックス・フェルスタッペン 2つ昇格
5 ルイス・ハミルトン 3つ降格
6 ジョージ・ラッセル 1つ昇格
7 アンドレア・キミ・アントネッリ 3つ降格

ポイントリーダーのアントネッリが7番グリッドまで下がり、2番手のハミルトンも5番グリッドスタートとなった。タイトルを争う2人がそろって上位グリッドを失った形で、追い上げる側にとっては大きな意味を持つ。

アストンマーティン・ホンダ、Bスペックで今季初のQ2進出

今回のハンガリーGPで注目されたのが、Bスペックを投入したアストンマーティン・ホンダだった。

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フェルナンド・アロンソがオリバー・ベアマン(ハース)を0.107秒差で上回り、今季初のQ2進出を果たした。Q2ではエステバン・オコン(ハース)に0.074秒及ばず16番手だったが、個人としてもチームとしても今季の予選最高成績を更新している。

一方、ランス・ストロールは最終アタックのターン12でミスを喫し、20番手でQ1敗退。アロンソとの差は0.533秒だった。

アストンマーティンが前進したことで、キャデラック勢は最後列に後退した。バルテリ・ボッタスが21番手、セルジオ・ペレスが22番手。ウィリアムズもカルロス・サインツ18番手、アレックス・アルボン19番手と後方に沈んでいる。

中団はレーシング・ブルズとアウディで明暗

アーヴィッド・リンブラッド(レーシング・ブルズ)が中団最上位となる9番手を確保し、ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)が10番手でトップ10を締めくくった。

一方でチームメイトのリアム・ローソンは11番手でQ2敗退、ガブリエル・ボルトレートも14番手に沈み、同じマシンでも結果が分かれる形となった。アルピーヌはピエール・ガスリー12番手、フランコ・コラピント13番手だった。

決勝の見どころ

ハンガロリンクは全長4381m。低速コーナーが連続し、オーバーテイクが難しいサーキットとして知られる。決勝は70周で争われる。

だからこそ、今回のグリッド変動の意味は大きい。抜きにくいコースでポールを得たノリスは有利な立場にあり、逆に5番手のハミルトン、7番手のアントネッリは前を捉えるのに苦労する可能性がある。スタート直後のターン1と、ピット戦略が勝敗を分けそうだ。

選手権はアントネッリが204ポイントで首位、ハミルトンが159ポイント、ラッセルが154ポイントで続く。コンストラクターズはメルセデスが358ポイントでリードし、フェラーリが285ポイント、マクラーレンが195ポイントとなっている。

決勝は日本時間7月26日(日)22時にフォーメーションラップが開始される。

出典

執筆: SportsPulse 編集部

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最終更新日: 2026年7月26日 | 編集方針

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日付変更内容
2026年7月26日初回公開
✅ ファクト再検証

最終検証日:2026年7月26日

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