NBA 初心者向け 難易度 ★★☆☆☆

すぽぱる入門「バスケの“ファウル”と“フリースロー”ってなに?」―終盤に急にFTが増える「チームファウル」のしくみと、NBAは6・FIBAは5の“退場”を最初から

投稿日:2026年09月12日 約24分で読める 初心者向け
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  • すぽぱる入門「バスケの“ファウル”と“フリースロー”ってなに?」―終盤に急にFTが増える「チームファウル」のしくみと、NBAは6・FIBAは5の“退場”を最初からの要点を短時間で把握できます。
  • NBAの前提知識と戦術ポイントを切り分けて理解できます。
  • 執筆 SportsPulse編集部|最終更新 2026年9月1
執筆 SportsPulse編集部|最終更新 2026年9月12日|編集部レビュー済み編集方針 ›

コート上で笛が鳴る。選手が手を挙げる。そして、なぜか試合が止まって、フリースローが2本。第4クォーターの終盤になると、これがひたすら繰り返される——。

2026年9月22日(火)にB.LEAGUEの2026-27シーズンが開幕し、ドイツ・ベルリンではFIBA女子ワールドカップ2026が行われています。「今シーズンから観てみようかな」と思った人がまず最初につまずくのが、このファウルとフリースローです。とくに「終盤になると急にフリースローばかりになる」現象は、ルールを知らないとただの中断にしか見えません。

この記事は、バスケを観はじめたばかりの人と、子どもに「これなんで止まったの?」と聞かれて答えに詰まった保護者のための入門記事です。数字はすべて、FIBA(国際バスケットボール連盟)とJBA(日本バスケットボール協会)、NBAの公式ルールブックの条文から拾って、どこに書いてあるかを添えました。

先に結論(3行)

① ファウル=体の触れ合いの反則。それ以外の反則は「バイオレーション」で、こちらはボールが相手に移るだけ(FIBA競技規則 第32条・第22条)。

② チームのファウルが1クォーターに4個たまった後(=5個目から)、シュート中でないファウルでも相手にフリースロー2本。これが「ボーナス」で、終盤にFTが増える正体(第41条)。

③ 個人が5個ファウルすると退場(FIBA・Bリーグ)。NBAだけ6個。試合時間が40分と48分で違うため、1分あたりで見ると実は同じ厳しさです。

そもそも「ファウル」って何? ― 体の触れ合いの反則です

バスケットボールの反則は、大きく2種類しかありません。ファウルとバイオレーションです。この2つの区別がついた瞬間に、試合の見え方は驚くほど変わります。

まずファウル。JBAの日本語版である「2026 バスケットボール競技規則」第32条は、こう定義しています。「ファウルとは、規則の違反のうち、相手チームのプレーヤーとの不当な体の触れ合いおよびスポーツマンらしくない行為をいう」。つまり、体がぶつかったことか、スポーツマンらしくない振る舞いか。この2つだけがファウルです。

もっとも数が多いのはパーソナルファウルです。同規則 第34条は、押さえる・押す・叩く・突き当たる・つまずかせる、あるいは手や腕、足、膝を伸ばしたり広げたりして相手の進行を妨げる触れ合いを、自分の「シリンダー」(自分の真上の空間)の外で起こしてはならない、と書いています。テレビで実況が言う「プッシング」「ブロッキング」「ホールディング」は、すべてこのパーソナルファウルの中身の呼び分けです。

川崎ブレイブサンダースの公式サイトの初心者向けページも、ファウルを「プレーヤー同士の接触によるものや、スポーツマンらしくない行為によるもの」と説明したうえで、ディフェンス側が押す(プッシング)、叩く・おさえる(イリーガルユーズオブハンズ)、進路を妨害する(ブロッキング)などを例に挙げています。オフェンス側が立ちはだかるディフェンスに突っ込む「チャージング」もファウルです。ファウルは守る側だけのものではない、というのは最初の関門かもしれません。

接触以外の2つも覚えておくと便利です。審判への暴言や試合を遅らせる行為などのテクニカルファウル(第36条)と、ケガにつながりかねない乱暴なファウルや、速攻を止めるためだけの不必要なファウルなどのアンスポーツマンライクファウル(第37条)。どちらも、チームファウルの数に関係なく相手にフリースローが与えられます。

「バイオレーション」との違い ― ボールが移るだけの反則

もうひとつの反則がバイオレーションです。競技規則 第22条の定義はきわめて短く、「バイオレーションは、規則の違反である」。そして罰則も1行で、規則に別途規定がある場合を除き、違反が起こった場所に最も近いアウトオブバウンズからのスローインが相手チームに与えられるとだけ書かれています。

24秒以内にシュートを打てなかった、8秒以内にハーフラインを越えられなかった、ドリブルを止めてまた突いてしまった(ダブルドリブル)、ボールを持ったまま歩いた(トラベリング)——これらはすべてバイオレーションです。つまりフリースローは発生しません。ボールが相手に渡って、スローインで再開するだけ。

ここが最初の分かれ道です。「笛が鳴った → フリースローになるかもしれない」のはファウルのときだけ。バイオレーションなら絶対にフリースローにはなりません。

表① ファウルとバイオレーションの違い(FIBA競技規則 第22条・第32条・第41条より編集部整理)
項目 ファウル バイオレーション
中身 不当な体の触れ合い/スポーツマンらしくない行為 ボールの扱い方・時間などの違反
例 プッシング/ブロッキング/チャージング/テクニカル 24秒/8秒/3秒/トラベリング/ダブルドリブル
記録 個人とチームの両方に累積される 累積されない
フリースロー 条件が揃えば発生する 発生しない
再開 スローイン、またはフリースロー 最も近い位置からのスローイン
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チームファウルと「ボーナス」 ― 5個目から急にFTが増える

いよいよ本題です。なぜ、終盤になると急にフリースローばかりになるのか。

答えはチームファウルという考え方にあります。ファウルは選手個人に記録されると同時に、チームにも1個ずつ加算されます。そして競技規則 第41条41-1-1は、こう定めています。

「チームファウルに数えるファウルとは、プレーヤーに記録されるパーソナルファウル、テクニカルファウル、アンスポーツマンライクファウル、ディスクォリファイングファウルのことをいう。1チームに対してクォーターごとに4個のチームファウルが記録された後は、チームファウルのペナルティシチュエーションになる。」(JBA 2026 バスケットボール競技規則 第41条41-1-1/FIBA Official Basketball Rules 2024 Art.41.1.1)

そして41-2-1が罰則です。ペナルティシチュエーションにあるチームの選手が、シュート動作中ではない相手にパーソナルファウルをしたときは、スローインではなく2本のフリースローが与えられる。

ここを正確に読むのがコツです。「4個が記録された後」なので、罰則が発動するのは5個目のファウルから。会場の表示やテレビの画面で「チームファウル 4」と出ていたら、次の1個から相手にフリースロー2本が飛んでいく、という意味です。北米では「ボーナス」と呼ばれ、日本のファンもこの呼び方をよく使いますが、規則上の正式な用語は「チームファウルのペナルティシチュエーション」です。

川崎ブレイブサンダースの公式ページも「1つのクォーター間で、チームの合計ファウル数が5つ以上となった場合、そのファウルがシュート時のファウルでなかったとしても、相手チームに2本のフリースローが与えられる」と、同じ内容をやさしい言葉で説明しています。

よくある誤解:「1本目が入ったら2本目」は日本のルールではありません

日本語のウェブ解説には、「1本目のフリースローが成功したら2本目が投げられる」という説明がときどき混ざっています。これは1-and-1(ワン・アンド・ワン)と呼ばれる方式で、FIBAにもNBAにもありません。

FIBAは第41条41-2-1のとおり、ペナルティ中は最初から2本。NBAも公式ルールブック Rule 12B Section V(a) で「one free throw attempt plus a penalty free throw attempt」(1本+ペナルティの1本)と定めており、結果として2本です。1本目の成否は2本目の権利に影響しません。

では1-and-1はどこの話かというと、アメリカの大学(NCAA)男子です。NCAAが公開している「2025-26 NCAA/NFHS Major Basketball Rules Differences」によると、NCAA男子は7個目のチームファウルから1-and-1、10個目から無条件に2本(ダブルボーナス)、チームファウルのリセットは前後半(ハーフ)ごと。一方でNCAA女子と米国の高校(NFHS)は1-and-1なしで、5個目から2本、リセットはクォーターごと——つまりFIBAとほぼ同じです。日本語の解説で1-and-1が混ざるのは、NCAA男子の説明が流れ込んでいるケースだと考えられます。

編集部の整理:1試合で「ボーナス」に入りうるのは最大何回か

ここで、公開されている規則の数字だけを使って、編集部で回数を整理してみます(取材ではなく、公式規則からの計算です)。

チームファウルはクォーターごとにリセットされます(第41条41-1-1が「クォーターごとに4個」と定めているため)。試合は10分×4クォーター(第8条8-1)。したがって1チームがボーナスに入りうるのは、第1〜第4クォーターの最大4回です。

ただしオーバータイム(延長戦)は別です。第41条41-1-3が「各オーバータイムに起こった全てのチームファウルは、第4クォーターに起こったものとみなされる」と定めているため、延長に入っても第4クォーターのチームファウル数がそのまま引き継がれ、新たなリセットは起きません。川崎ブレイブサンダースの公式ページも同じ説明をしています。つまりFIBA方式では、延長戦は最初からボーナス状態で始まることが多い——これが、延長戦がフリースロー合戦になりやすい構造的な理由です。

逆算すると、1クォーター10分に対して「無罰で使えるファウルは4個まで」=平均2分30秒に1個というのが、チームに与えられた予算ということになります。ディフェンスを激しくすればするほどこの予算は早く尽き、残り時間が長いほど「ボーナスの時間」が長くなる。終盤にFTが増えるのは偶然ではなく、規則がそう設計されているからです。

フリースローは何本? ― 場面別の早見表

「何本投げられるか」は、ファウルの種類と、ファウルされた瞬間に何をしていたかで決まります。競技規則 第34条34-2-2は、シュート動作中(アクトオブシューティング中)の選手がファウルされた場合を、こう定めています。

  • そのシュートが成功したときは得点が認められ、さらに1本(いわゆる「バスケットカウント」「アンド1」)
  • 2ポイントエリアからのシュートが不成功だったときは2本
  • 3ポイントエリアからのシュートが不成功だったときは3本

3ポイントシュートのときだけ3本になる、というのはここに書かれています。フリースローは1本1点(第43条43-1-1)なので、3ポイントのファウルで3本すべて決めれば、シュートを外していても3点が入る計算です。

表② ファウルの種類とフリースローの本数(FIBA競技規則 第34条・第36条・第37条・第41条より編集部整理)
場面 FT本数 条文・補足
シュート動作中でない/チームファウル4個以下 0本(スローイン) 第34条34-2-1
シュート動作中でない/ボーナス中(5個目〜) 2本 第41条41-2-1。1-and-1ではなく最初から2本
2点シュート成功+ファウル 得点+1本 第34条34-2-2。「アンド1」「3点プレー」
2点シュート失敗+ファウル 2本 第34条34-2-2
3点シュート失敗+ファウル 3本 第34条34-2-2
テクニカルファウル 1本 第36条36-3-2。チームファウル数と無関係
アンスポーツマンライクファウル(シュート動作中でない) 2本+スローイン 第37条37-2-2。攻撃権も継続する

表の最後の行はとくに効きます。アンスポーツマンライクファウルは「フリースロー2本 → さらに自分たちのスローイン」なので、攻撃権を失いません。試合終盤に1つ吹かれると、点差が一気に動く可能性がある。実況が「これは大きい」と声を上げるのはこのためです。

ちなみにフリースローには制限時間があり、FIBAでは審判からボールを渡されてから5秒以内に打たなければなりません(第43条43-2-3)。

5回で退場(ファウルアウト) ― NBAだけが6回である理由

ここからは、選手個人のファウルの話です。

競技規則 第40条40-1は、たった1行です。「審判により5個のファウルを宣せられたプレーヤーは速やかにコートから離れなければならない」。これがファウルアウトです。5個目を吹かれた瞬間、その選手はその試合にもう戻れません(第40条40-6)。

そして、この数字がNBAだけ違います。NBA公式ルールブック(2025-26 Official Rules)Rule No.3, Section I(a) には、「A player is disqualified from the game when he receives his sixth personal foul」——6個目で失格、と書かれています。

「NBAのほうが甘いの?」と思うかもしれません。ここで試合時間を見てみましょう。

編集部の整理:1分あたりで見ると、5個と6個は同じ厳しさ

FIBA:4クォーター×10分=40分(第8条8-1)/ファウルアウト5個 → 5 ÷ 40 = 0.125個/分

NBA:4ピリオド×12分=48分(Rule 5, Section I(a))/ファウルアウト6個 → 6 ÷ 48 = 0.125個/分

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※公開されている両リーグの公式規則から編集部が計算した整理です。

ぴたりと一致します。「1分あたり0.125個」=8分に1個。NBAが6個なのは甘いからではなく、1試合が8分長いぶんを配分しているだけと読めます。子どもに聞かれたときは、この一言がいちばん効くはずです。「試合が長いから、その分だけ1個多いんだよ」。

なお、ファウルアウト以外にも退場はあります。競技規則 第40条40-4は、テクニカルファウル2個、またはアンスポーツマンライクファウル2個、またはその1個ずつの組み合わせで失格・退場になると定めています。この場合はベンチにも残れず、控室に下がるか建物を出なければなりません(40-6)。NBAも公式ルールブック Rule 12A で、スポーツマンらしくない行為によるテクニカルファウルは1人あたり最大2個までで、2個目で退場になると定めています。

表③ FIBA・Bリーグ と NBA の違い(FIBA競技規則2024/JBA 2026競技規則/NBA Official Rules 2025-26 より編集部整理)
項目 FIBA・Bリーグ NBA
ファウルアウト 5個(第40条40-1) 6個(Rule 3, Sec.I(a))
試合時間 10分×4=40分(第8条8-1) 12分×4=48分(Rule 5, Sec.I(a))
ボーナス開始 クォーター内4個の後=5個目から2本(第41条) ピリオド内4個まで無罰=5個目から2本(Rule 12B, Sec.V(a))
延長戦の扱い OTのファウルは第4Qに算入=持ち越し(41-1-3) OTは3個の別枠。4個目から2本(Sec.V(a)(2)(4))
終盤の特則 同種の規定は確認できず 最初の10分で4個を使い切らなければ、ラスト2分に無罰の1個(Sec.V(a)(3))
FTの持ち時間 5秒(第43条43-2-3) 10秒(Rule 9, Sec.I(a))
1-and-1 なし(最初から2本) なし(実質2本)

「ボーナス開始」の行を見てください。FIBAもNBAも「1クォーター(ピリオド)あたり4個まで無罰、5個目から2本」で一致しています。よく違いとして語られる部分は、実はほとんど同じ。本当に違うのはファウルアウトの個数、延長戦の扱い、終盤の特則、フリースローの持ち時間の4つです。

2026年10月1日から、FIBAの規則は新版になります

ひとつ、時期の注意があります。

いま日本で使われているJBA「2026 バスケットボール競技規則」(2026年4月1日施行)は、FIBA Official Basketball Rules 2024の日本語版です。そしてFIBAは、2026年10月1日から新版(Official Basketball Rules 2026)を施行すると公表しています(”Valid as of 1st October 2026″)。

公式の変更点一覧「THE FIBA OFFICIAL BASKETBALL RULES CHANGES – VALID AS OF 1 OCTOBER 2026」を見ると、大きな変更はアンスポーツマンライクファウルの整理です。新版では第37条がDisruptive foul(試合の流れを断つファウル)、第38条がFlagrant foul(悪質なファウル)に置き換わり、重いものだけが失格・退場のカウントに入る2階層構造になります。条番号も動き、チームファウルの罰則は第41条 → 第42条、ファウルの上限は第40条 → 第41条へ移ります。

では、この記事で扱った数字は変わるのか。新版の本文を確認したところ、「クォーターに4個の後にペナルティ」(新 Art.42.1.1)と「5個でファウルアウト」(新 Art.41.1)は、いずれも2024年版と同一の表現でした。FIBAが公表した変更点一覧にも、これらの条は含まれていません。数字そのものは変わらない見込みです。

ただし、日本国内での適用時期や、Bリーグ・JBAが各カテゴリーでいつからどう運用するかは、それぞれの発表を待つ必要があります。本記事は現行規則(FIBA 2024/JBA 2026)に基づいています。2026年10月1日以降に読んでいる方は、呼称と条番号が変わっている可能性がある点にご留意ください。

今シーズン、この3つを見るだけで面白くなります

B.LEAGUEは2026年9月22日(火)に2026-27シーズンが開幕しました。B.LEAGUE公式の発表によれば、開幕カードはアルバルク東京 対 琉球ゴールデンキングスです。なお、リーグ全体の開幕日は9月22日ですが、クラブによって初戦の日程は異なります。応援したいクラブの初戦は、B.LEAGUE公式または各クラブ公式の日程でご確認ください。ドイツ・ベルリンでは、9月4日から13日の日程でFIBA女子ワールドカップ2026が16チームで争われています(FIBA公式イベントガイド)。観る機会はたっぷりあります。

そこで、初心者がすぐ試せる観戦のポイントを3つ。

① 会場・画面の「チームファウル」の数字を見る。 4になったら、次の1個からフリースロー2本です。ここから試合の空気が変わります。

② エース選手のファウル数を数える。 前半で3個たまると、ベンチに下げられることがよくあります。「なぜ点を取れる選手を下げるのか」の答えは、5個で退場だからです。

③ 終盤の「わざとファウル」に注目する。 負けているチームは、時計を止めるためにあえてファウルします。相手のフリースローと引き換えに攻撃回数を増やす作戦で、ボーナス中だからこそ成立する終盤の駆け引きです。

よくある質問(FAQ)

Q1. 「チームファウル5個」と「ファウルアウト5個」は同じ5ですが、関係あるのですか?

まったく別の数字です。チームファウルはチーム単位で、クォーターごとにリセットされます(第41条41-1-1)。ファウルアウトは選手個人の通算で、試合を通してリセットされません(第40条40-1)。たまたま両方「5」なので混乱しやすいのですが、「チームの5個目=相手にFT2本」「個人の5個目=その選手が退場」と覚えてください。

Q2. 攻めている側のファウル(オフェンスファウル)でも、相手にフリースローが与えられますか?

与えられません。第41条41-2-2は、ライブのボールをチームコントロールしている(またはボールを与えられることになっている)チームの選手がパーソナルファウルをしたときは、チームファウルの罰則は適用されず、相手チームのスローインになると定めています。ボーナス中でもここは例外です。チャージングを取られてもフリースローにならないのは、この条文が理由です。

Q3. 小学生のミニバス(U12)も、ルールは同じですか?

ファウルまわりの主要な数字は同じです。JBA「2026 ミニバスケットボール競技規則」(2026年4月1日施行)の第40条40-1は5個でコートを離れる、第41条41-1-1はクォーターごとに4個の後にペナルティと、一般の競技規則と同じ内容を定めています。一方で、コートや用具、競技時間、タイムアウト、交代などには相違があります。また同規則 第28条は「8秒ルールの規定は適用しない」と明記しており、ミニバスに8秒ルールはありません。お子さんの試合を観るときは、この点にご注意ください。

Q4. 「アンスポーツマンライクファウル」は、いつ吹かれるのですか?

競技規則 第37条は、ボールに正当にプレーしようとしていない接触、過剰で激しい接触、速攻を止めるためだけの不必要な接触、ゴールに向かう選手への背後・側方からの不当な接触などを挙げています。運用面ではJBA審判グループの「JBAプレーコーリング・ガイドライン(20260401)」が判定基準を示しており、2026年4月1日の改訂で国際基準に合わせた調整が行われ、従来より通常のパーソナルファウルと判定されるケースが増える方向になっています。「昔より取られにくくなった気がする」と感じたなら、その感覚は間違っていません。

Q5. 延長戦になったら、チームファウルはゼロに戻りますか?

FIBA・Bリーグでは戻りません。第41条41-1-3が「各オーバータイムに起こった全てのチームファウルは、第4クォーターに起こったものとみなされる」と定めているため、第4クォーターの数がそのまま引き継がれます。第4クォーターですでに4個たまっていれば、延長戦は最初からボーナス状態です。NBAは扱いが異なり、オーバータイムは3個の別枠として設定されています(Rule 12B, Section V(a)(2)(4))。

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出典

いずれも2026年9月8日に本文(PDFは条文)まで確認しました。

本記事は、上記の公開情報(各競技団体の公式規則・公式サイト)をもとに、SportsPulse編集部が内容を整理・レビューして構成しました。記事中の「編集部の整理」は、公開されている規則の数値から編集部が計算・整理したものです。規則は改正されることがあります。実際の運用については各競技団体・各リーグの最新の発表をご確認ください。

更新日: 2026年9月8日

編集部レビュー: 2026年9月8日(公式規則の条文と突き合わせて確認)

執筆: SportsPulse 編集部

最終更新日: 2026年9月12日 | 編集方針

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📅 更新履歴
日付変更内容
2026年9月12日初回公開
✅ ファクト再検証

最終検証日:2026年9月12日

SportsPulse 編集部が公開情報をもとに内容を確認しています。情報は確認時点のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください。

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